神保町界隈−「松翁(まつおう)」で二色もり

そう言えば、先日、歯医者さんから、「前回歯垢を取ってから一年ですよ」というはがきが届いたので、今週から歯医者さんに通い出した。
まずは、レントゲンを撮って、虫歯のチェック。
歯医者さんに「まりんばさんの年で、親知らずを抜いた後はあるけれど、後はすべて自分の歯、立派です。このまま頑張りましょう」と言われて、唖然。
え、そんなこと、私は言われる年になってしまったのだ、歯医者さんに念のために、私くらいの年で入れ歯の人っているのですか?と聞いたら、「多いですよ」とのこと。
私は、親戚・友人に入れ歯の人がいないから、六十代前半なら、入れ歯がないのが、標準かと思っていた。
(私の歯は、噛むのに関係のない前歯二本が交通事故で欠けてしまい、差し歯、後、一本奥歯が小学校の時ひどい虫歯になって、やむを得ず抜いたのだけれど、もう五〇年も経っているので、その後の空間が殆どないのだ。)

それにしても、小学校五年生くらいに、虫歯13本とか、16本と検診で言われ、自分でも「どうにかしなくては」と思って、小学生のうちにすべて直したのだけれど、そういうスタートでも、最後、歯が残っている方に入れて、嬉しい。

−−−本題です−−−

突然、神保町のファミタクがなくなるという話を聞いたのが、9月の中旬、そして、本当に、9月末で秋葉原に移転してしまった。

今まで月に一二度、神保町に卓球を習いに行き、そのままどこかのお店でランチできるのはとても楽しかったのに、それももう終わってしまう。(涙)
まだまだ、入りたかったお店はたくさんあるのに...。

そうは言っても、神保町に通う間に、電動自転車を購入したので、今まで、低地にある靖国通りを大回りしてエッチラオッチラ神保町に行っていたのだが、電動自転車で、武蔵野台地を上っては降りる近道ルートを二つも開拓したのだ。
だから、今後は卓球教室のような用がなくても、神保町に行こうと思えば、今までより気楽に行こうと思えば行ける。
(一つは、蔵前橋通りを上り、水道歴史館の横を通り、都立工芸高校などの横の坂を下り、外堀通りに出て、水道橋駅方面から神保町に入るコース、もう一つは、錦華公園横の山の上ホテルと明治大学の間の坂を上り、そこから一気に下がって、そのまま道なりに進むと、淡路町交差点近くのビル1Fのガソリンスタンドのところに出るコース)

ファミタク最後の帰りは、8月に行ってみたら、お盆休みで入れなかった、蕎麦の名店として名高い「松翁」にしてみた。
(本当は讃岐うどんの丸香に入りたかったのだが、いつでも、長蛇の列で無理だった。)

松翁は、ファミタクから白山通りを渡った反対側にある路地裏で、平地が終わり、台地が始まりそうな、本当に目立たない場所にあった。
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引き戸をがらがらと開けると、ベージュ色の壁にテーブルとイスはこげ茶色の内装で、窓が大きく、秋の明るい天然光が心地良く差し込む店内が現れた、何だか、気取りがなく、癒されるような空間、さっぱりしていて、老舗の蕎麦屋らしい雰囲気ながら、気取っていないところが素敵。(私は、松翁は初めてであったが、松翁で修業した人の本郷の森のには行ったことがあるのだ。森のに比べて、松翁の方が庶民的で入りやすいし、気楽に安いメニューも選べる感じが良いと思った。)

12時半近くに行ったら、殆ど満席だったけれど、1テーブル空いていて、座ることができた。
お品書きを見ると、普通のお蕎麦に田舎蕎麦、そして、変わり蕎麦の他、うどんから冷や麦まで、全部手打ちのお店、すごい!
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何にしようか、本当に迷った、なんでも食べてみたくなる感じなのだが、調理場の料理を出す窓の上にある短冊を見て、最初で最後ではないのだからと、普通のお蕎麦と柚子切りの二色盛りというのがあったので、昔、他のお店で、柚子切りを食べてとても美味しかった思い出があるので、思い切って、それにしてみた。(でもね、茄子の冷やがけにも魅力を感じたのだけれど、我慢、我慢)
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そうしたら、蕎麦つゆが2種類あって、濃い口醤油のものと淡口醤油のものがあるので、選んでくれとのこと。
そんなこと言われても、わからないけれど、とりあえず、こちとら江戸っ子の端くれなので、濃い口にしてみた。(殆どの人が濃い口を選ぶんだって。淡口を選んで、美々卯のような関西風だったら、めっけものと思ったけれど、これは次回以降に)

結構短い時間で出てきたのが、下記画像、そばは、キリリと冷水で〆られ、良い感じ。
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う~ん、でも、いざ、こういう二色盛りが出てきた場合、どういう順序で食べたら、一番美味しいのか、考えてしまった。
普通のお蕎麦は、そば粉の風味を味わうもので、最初は、お蕎麦だけとか、ちょっとおつゆを浸けるとかして味わった後、そばつゆに、わさびや大根おろし、ねぎの小口切りを入れた方が良いと思うのだが、柚子切りはどうだろう?
柚子の香りを楽しみたいと思ったら、そういう薬味は、不要かなと思い、まずは、柚子切りを薬味は入れない蕎麦つゆで食べたのだが、いかんせん、まだ、柚子の季節ではないせいか、あまり、柚子らしい香りとか風味がなかったのが残念。
ここの二色盛り、それぞれを二つずつに分けて盛ってあったし、柚子切りを一盛食べたところで、あまり柚子の香りがしないので飽きて、普通盛りに手を伸ばし、徐々に薬味を入れて食べてみた。(後は、いい加減になってしまった)

両方とも良い頃合いの硬さで、冷たいお水でしっかり〆られていた。
柚子切りに柚子の香りがしなかったのは残念だが、変わりそばは確か更科粉で作られているのだと思うのだけれど、普通のお蕎麦との食感や味の違いは分かって美味しかった。

ただね~、しつこいけれど、柚子切りにはまだ季節が早いよね、絶対、もっと季節にあった変わり蕎麦であって欲しかった。

食べる前も食べ終わった後も未だに疑問なのだが、もし、柚子切りが完璧な味のものだとして、こういう香りとか風味を味わうお蕎麦と普通のお蕎麦を一つの蕎麦猪口で、どういう順序で、薬味なぞをどう入れて食べたらベストなのか、知りたい。(ま、こだわる必要ないのかも知れないけれど)

良いお店であることはわかったし、美味しかったけれど、一度だけでは真価はわからなかった。

また、ぜひ、行ってみたい。
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by mw17mw | 2015-10-02 18:04 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)