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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

京橋駅・有楽町駅界隈−食の國 福井館1/2−イートイン

皆様は、三連休、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は、部屋の大掃除ができたくらいで、あとは、銀座に買い物に行ったり、卓球を習いに行っておりました。
でも、帰りに冷たいものを絶対買ってしまいますよね。
私は土曜日は、ベローチェのアイスココアでしたが、日・月は、おかず横町の港家さんで、かき氷を買って帰ってきました。
テレビでも、気温が30度を超すと、「アイスクリーム」ではなく、「かき氷」に手が伸びると言っておりましたが、その通りだと思います。

<越前おろしそば>
で、日曜日は、午後から銀座でちょっと買い物をしたかったので、行ってみて、そこでランチをするとき、やはり、候補は、先日軽く訪問した茨城マルシェか、食の國 福井館と思ったのだ。
でも、着いた時間が2時を回っていて、茨城マルシェの二時までの「野菜バイキング」サービスに間に合わず、このサービスがなくてもお値段が変わらないので、やめておいた。
京橋駅・有楽町駅界隈−食の國 福井館1/2−イートイン_d0063149_09430352.jpg

では、ということで、向かいの食の國 福井館に行って、イートインのコーナーを見ると、窓際の4席のカウンターがすべて空いていたので、ここで食べることに決めた。
(このイートインコーナーはカウンター4席の、二人用のテーブル2つだけ)

なんでも、食べるものが決まったら、売店のキャッシャーのところで、注文して、精算してから、席に座るのがルールのよう。
それと、お水が出ないなと思ったら、「お水やお茶はセルフサービスでお願いします」みたいな張り紙があって、冷水と、お茶の機械の場所は簡単にわかったが、容器が見つけにくくて、お店の人に聞いてしまった、この点、ちょっとわかりにくくて不親切になっているのが残念。

で、選んだのが「まんぷくセット」という、福井名物の越前おろしそばとソースかつ丼のセット890円にしてみた。
京橋駅・有楽町駅界隈−食の國 福井館1/2−イートイン_d0063149_09430447.jpg

まず運ばれてきたのが越前おろしそばで、おそばの上に削りかつおとねぎとだしを含ませた大根おろしがたっぷり乗っていた。
福井産のそば粉を使っているというお蕎麦自体は、薄く伸され、心持ち幅広に切られていて、そこに、殆どお醤油の色がない、ごくごく飲めるくらいの味の濃さのそばつゆがかけられていた。

かき混ぜて食べてみると、とても美味しかった。
上に乗っているけずり節がとても味も香りも素晴らしく、良い仕事をしていた。
(これは福井産ではないらしく、お店で売っていなかったけれど、この削り節を売っていたら、買ってきたいくらい美味しかった。)

ここのお蕎麦は、これまた私の苦手な十割そばらしいが、薄く伸して、幅広に切ってあり、そこにそばつゆがかかっているので、ぼそぼそ固くなく、つるつるという程ではないのだけれど、ちょうど良い頃合いの柔らかさで口に入ってくる。
こういうぶっかけのお蕎麦だったら、ニ八より細目だったり薄めだったりの十割の方が合っているかも。
先日の松竹庵ます川の十割そばに続き、また、好きなタイプの十割そばに巡り合えた。
(そうそう、もう一つ、美々卯のうずらそばの熱盛も十割)

そして、大根おろしも辛過ぎず甘すぎずでちょうど良かったし、大体、「大根おろし」というと「すりたてをそのままおそばに使う」みたいなやり方が東京では一般的だけれど、大根をおろした後、たぶん水気を適度に切ってだしを含ませておくというのも美味しいやり方だなと思った。(大根おろしが水っぽくないのだ。)
そうそう、ケンミンショーでこの大根おろしの作り方を見たけれど、普通の青首大根に辛み大根を混ぜて、甘さと辛さを調整していた、確か。
また、削りかつおが風味豊かで良い仕事をしていた。
また、おつゆもとても美味しく、おそばをすべて食べ終わった後、お皿に口をつけて、全て飲んでしまったくらい、美味しかった。
この越前おろしそば(単体)は、この銀座の「食の國 福井館」で一番人気とのこと、頷ける。

下の画像の貼り紙によると、たぶん、この福井館のおろしそばは、福井市の「遊歩庵」というお店の指導を受けているのかな?
(移動交通費を払ってくれたら、屋台で全国どこにも来てくれるとのことだけれど...)
京橋駅・有楽町駅界隈−食の國 福井館1/2−イートイン_d0063149_09430590.jpg


で、私自体、越前おろしそばを食べるのが今回初めてだと思い込んでいたが、今調べたら、4年前に、浅草橋にできた「御清水庵 宮川」で食べていた記事が見つかった。(御清水庵 宮川の食べログ情報はこちら)
その記事を読むと、その時、宮川さんのおろしそばを美味しいと思わなかったみたいだけれど、今回の福井館のはすごく気に入った。
どちらが本当の福井風なのかわからないけれど、宮川さんのは、お蕎麦が太くて、つゆの醤油と大根の辛みが強い仕上がりのよう。(でも、宮川さんでは、ぶっかけにしないで食べたから、本当の「混ざった美味しさ」を味わっていない可能性あり)

なんでも、もう1軒、マユミさん情報で、神楽坂の「九頭龍蕎麦」という福井料理のお店があり、ここも行ってみたいなと思ったのだけれど、土日祭日はランチ営業しているけれど、どうも、ランチセットは平日のみみたい、行けるかな?

<ソースかつ丼>
このかつがまるでパン粉がついていないような、ついているとしても、本当に細かいパン粉を5㎜程度の赤身の豚肉に押し付けてから揚げたようなかつであることが特徴的。
こういう衣のつけ方というと、一度くらいしか食べたことがないけれど、月島や江東区の肉屋さんの名物のレバーフライに似ているかな?と思った。(ということは、月島や江東区のお肉屋さんがレバーフライにおソースをつけて、どんぶりにして売り出したら、今頃名物になっていたかもと思った。)

ご飯の上に、ソースがついた薄いかつが二枚が乗っているだけの丼。
まあまあおいしいけれど、ちょっと豚肉が豚臭い味がしたところが減点。

どちらかというと、ソースカツ丼は「こういうものか」と納得するために一度は食べると良いかも。
リピートしてしまうのは、越前おろしそばだと思う。
by mw17mw | 2015-07-21 15:22 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)