京橋界隈− 「京橋 松輪」で、アジフライ定食

数年前、浅草観音裏に住んでいたyasuさんが、台東区に程近い千代田区に引っ越してきて、浅草時代と変わらず、自転車でおつきあいできる距離の関係となった。

で、先週の土曜日なら時間があるとのことで、我が家の近所を案内することになった。
本来なら、蔵前・浅草橋方面とか、日本橋・築地方面とか、清洲橋を渡って清澄白河のコーナンとかも、候補になるのだが、今回は、第一弾として、清洲橋通りから神田駅に抜けていき、そこらへんの案内と、新日本橋に出て、メトロリンクで、日本橋・京橋・東京駅をぐるっと回ることを選んでみた。

何やかやと、プランを立てていたら、今回は自転車で回ることは不要となったし、ランチは、神田駅近くのボンヌマールなら確実に美味しい気がして、そこにしたかったけれど、電話で確認したら、その日団体予約が入っているとのことで、無理になってしまって、残念。

で、メトロリンクの沿線でどこか良いところがないかなと、「銀座一丁目」とか、「京橋」で、お昼の評判が良いところを探したら、「天ぷら 天朝」とか、「京ばし 松輪」、「ヤマガタサンタンデロ」が見つかってきた。

天ぷら天朝は、評判が良いし、ランチ2千円くらいで美味しい天ぷら定食が食べられるらしいが、一度に座席に座れるのが10人らしい。
ま、待ち合わせが神田駅で10時だから、宝町で降りて、並ぼうと思えば並べるけれど、時間がもったいないし、やはり、定員10人はリスクが大きい。

ヤマガタサンタンデロは、山形県のアンテナショップの二階にあって、以前から気にはなっていたが、ランチのコースが3千円以上、その下になると、パスタランチで1890円かな?
お昼から3千円以上のコースを食べるというのは、普通のショッピングの合間の食事としては、豪華、でも、その豪華さが問題ではなく、そんなに沢山食べたいとも思わないのに、3千円のコースだと、多分量が多過ぎてもったいないと、気が乗らない。
だからと言って、パスタランチに1800円は、もしかして、順当な内容のパスタかも知れないけれど、私としては、お金を出す気がしなかった。

で、結局は、yasuさんと相談の上、アジフライで1300円というのも、びっくりするような価格だけれど、テレビで良く取り上げられるし、銀座のお昼ならこのくらいは仕方ないでしょうと、「京橋 松輪」でアジフライ定食に決定。
0このお店に行ってみて、1巡目で入れるようならここにしようということになった。

メトロリンクに日本橋南詰から乗って、京橋で降りた。
京橋の東京スクエアガーデンという再開発ビルの中央通りを挟んだ反対側、2ブロック目の角のビルの地下。
確か11時過ぎくらいに着いたのだが、そのお店だけ行列ができていたので、すぐわかる。
ざっと数えたら20番目くらいであったが、このお店の良いところは、11時15分くらいに、待っている人に人数の確認をするお兄さんが現れること。
私たちは二人と告げ、「1巡目でお店に入れそうですか?」と聞いたら、「相席にはなりますが、大丈夫」とのこと。
そうか、この人に確認して、だめだったら、やめれば良いのだとわかった。(今、食べログで確認したら、収容人数38人とのこと)

で、11時25分くらいになったら、列が動き出して、地下の店内に入ると、先ほど人数の確認をしていたお兄さんが、席を指定してくれた。
この人が素晴らしく、まず、一席の無駄も出ないように、お客さんを組み合わせて席に座らせる。
それもちゃんと記録しておいて、次に、並んだ順に、数量限定の漬け小鉢のオーダーを聞いていく。
また、今回ラッキーだったのは、今まで、土曜日のランチはお休みしていたのだけれど、私たちが行った日から、復活したとのこと。
それで、平日の昼間は、アルコールを出さないけれど、土曜日のランチはアルコールが可能で、ビールとか注文している人もいたが、私たちは、アジフライ自体、どのような形で出てくるかもわからないとのことで、やめておいた。

で、出てくるまで、テーブルに置かれたメニュー表とか能書きを読んでみたら、なんでも、現在の魚の築地市場なぞの中央卸売市場を通した流通システムというのは、「漁師が捕獲した魚は、漁協に運ばれ、そこから築地経由で、仲卸・小売りの鮮魚店や料理屋さんに運ばれる」ものなので、どうしても「当日釣り上げた魚を一般市民が当日食べることは不可能なシステム」なのだって。

それをこのお店は、松輪(三浦半島の南のほうにある湾の名前、一般的には松輪の鯖というのが有名)の漁師や漁協から直接買い付けて、築地を通さないで、運んでいるので、当日捕獲したアジをお昼から出すことが可能なのだそうだ。
そうか、このお店のアジは、新鮮さが売り物だと理解。

そして、このお店のアジフライは、一緒についてくる大根おろしの上にわさびのすりおろしが少々乗ったものを適度にかき混ぜて、それをアジフライの上に置いて、その上からお醤油をかけて食べるという流儀を知って、準備完了。

まずは、一つだけ頼んだ「漬け鉢」が届く。
d0063149_09420148.jpg

これも漬けにされた魚の切れ端が新鮮で冷たく、わさびが本物(混じりという説もあり)で美味しいことは美味しいけれど、後から出てくるアジフライに身も心も奪われてしまうので、取る必要はないかも。(ご飯の前にビールをたしなみたいみたいなときのお供に良いかも知れないが、そうタイミング良く注文を取ってくれて、ぴったりなタイミングで出てくるかは良くわからない)

次に並んだ順序で、アジフライ定食が届く。
頭と中骨を抜いて開いたアジフライ2尾に、中骨の揚げたものがついてきた。(その他、生揚げを甘辛く煮〆たものとお新香)
d0063149_09420294.jpg

で、大根おろしとわさびを混ぜたものをアジフライの上に乗せ、お醤油をかけて、食べると、やはりすごく美味しい!
でも、何がどう美味しいのか、言葉で言い表すのが難しい。
新鮮な魚って、殆ど独特な味とか匂いがしない、ただ、身に厚みがある上に身がふわっとしていて、美味しいと思うのだが、無駄な味がしない美味しさなのだ。
d0063149_09420216.jpg


ご飯やお味噌汁(しじみ)や大根おろしも立派。
しかも、ご飯とお味噌汁と大根おろしは、お代わり自由。

すべてが美味しかったので、私はご飯をお代わりしてしまった。
しっかし、yasuさんは、一膳で納めていた、この違いは何?と考えてみると、使うお醤油の量の違いだと思った。
このアジフライは、半紙の上に乗せられて出てきたのだが、食べ終わってみると、アジがなくなった半紙を比べると、私の方は相当醤油色になっていて、yasuさんの方は白っぽかった。
きっとお醤油を沢山かけて味を濃くした方がご飯を沢山食べてしまうのだ、きっと。
ということで、太りたくない人には、お醤油を加減してかけることをお勧め。

いや~、美味しかった、大きなアジフライ2尾で1300円は決して安くはないが、ここの品質だったら、高くはない。
というか、もしかしたら、松輪近くの漁港の食堂で似たようなものは食べられるかも知れない。
でも、やはり、さすが、銀座というか、ご飯の質、揚げ油の質、大根おろしの質、わさび、すべてに気を使った新鮮なアジフライ定食はここでしか食べられないのかもと思った。

お店の人のオペレーションも慣れたもので、感じが良い上、確実だし、料理は美味しいので、お魚好きの人には、大のお勧めのお店。
11時過ぎに並んで、11時15分くらいのお店の人のチェックの時に、「1巡目で店に入れるかどうか」とか聞けば、決着が早くついて良い。

食べている最後の方に、新たにアジフライ定食が運ばれる声が聞こえてきて、二巡目で入れた人が食べているのかと思った。
もし、二巡目の方が並ばなくて食べられるのなら、そちらがいいなと思いながら、お会計をし、お店を出て振り返ったら、下記看板が立っていた、そうか、お昼のランチに使われるアジの数に限りがあるのだ。
やはり、11時頃から、ここに並んで、1巡目に入れるなら、入って食べたほうが勝ち。
d0063149_09420335.jpg


何だかな~、ここの余りに新鮮なアジフライを食べてしまったら、今、先日スーパーの特売で買ったアジが冷凍庫で2尾眠っているのだけれど、食べるのが嫌になってきた。(笑)
[PR]

by mw17mw | 2015-06-22 16:35 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)