上野駅界隈−「ねぎし」のミックス定食

先週のカンブリア宮殿「牛たん ねぎし」の録画を見たら、思いもかけず面白かったし、私が行くべきチェーン店に思えたのだ。
カンブリア宮殿のページに少し書いてあると思うが、ここの社長根岸さんは、東京でヒットした飲食店の模倣飲食店を東北で開いていたそうなのだ。
それでも繁盛をしていたが、ある日、一つの店が社長が知らない間に休業になっていた。
調べると、同じようなお店を開いた人が、根岸さんのお店の従業員を全員引き抜いて、同じ形態のお店を開店していたとのこと。

それで、誰でもできる商売をする自分が悪いと反省し、自分たちならではの業態を開発し、人を育てることに決めたそうだ。
そして、ねぎしさんがやっている店舗の中で、牛タンのお店が繁盛していたので、それをシェイプアップして、今までの他業種展開はやめて、牛タンのお店一本でやっていくことに決めたそうだ。
そして、材料にこだわり、人を育てることにこだわって今日までやってきた会社とのこと。

だから、牛タン ねぎしは、東京と横浜にしかお店がないらしい。(何でも、人が育ったら、お店を増やすのであって、無理やりはお店を開かない方針とのこと)

私は、このテレビ番組を見るまで、この「牛たん ねぎし」については常に「名前は聞いたことがある」程度の知識しかなかった。
5年くらい前かな?東急ハンズの池袋の前のビルに「牛タン ねぎし」があったので、入ってみようかと思ったが、一番安い定食でも、1300円だったので、もっと評判がわかったらと思って、やめておいた。

今回はちょうど良いチャンスで食べに行ってみようと思って、店舗を探したら、上野駅前にあることがわかり、そこに行ってみた。
駅前の丸井の隣の岡埜栄泉ビルとのことだったが、2Fと地階、両方とも、ねぎしさんだったので、本当に流行っていることが分かった。(そのほか、上野には、西郷さん下の315会館にも、お店があるみたい)

で、2Fに行ってみたら、入口のところに、ウエイティングリストがぶら下げてあり、そこに名前と人数を書いて待つシステム。(2Fの方が窓があって、外が見えるかなと思って2Fに行ったけれど、奥深い作りで、2Fでも、窓際の席はほんのちょっとだった。)
私の前は、5人くらいだったので、すぐに順番が回ってきた。

メニューは、タンの他、豚とか鶏も牛カルビもあるみたいだが、その種類とタンの枚数と薄切りか厚切りか、白タンか赤タンかの組み合わせで決まるみたい。

で、今回どうせなら、多種類食べたほうが良いと思い、薄切りの白タンと赤タンのミックス定食にしてみた。
(白タンは、このお店が「特に柔らかくて美味しい」と決めた部位で、それ以外を赤タンと名付けたらしい)

このお店の定食は、お肉やタンのお皿以外に、お代わり自由な麦ごはん、とろろ、オックステールスープ、味噌なんばんお新香の5種類がセット。

結構すぐにお料理が運ばれてきて、食べてみる。
焼かれて出てきたタンは、十分柔らかくて美味しかったけれど、焼き肉屋で食べる「タン塩をレモンで食べる」ものに比べたら、そこまで病みつきの味ではないと思った、不味くはないけれど、最高とか上等の部類には入らないかも。
たれは、しょうゆ味なのだが、濃過ぎず、薄味なのだが、甘さが全然ない味。

温かい麦ごはんに冷たいとろろをかけて食べると、これは文句なく美味しい。
(もらってきたパンフやHPにとろろの作り方の説明がないけれど、おろしたとろろ芋をだしと醤油で割っているものと思う)
オックステールスープも最初は味が薄いと思ったけれど、臭みが全然なく、するする飲めるし、具である長ネギを細く切ったものと、一切れ入っているお肉ぽいものがとても柔らかくて美味しかった。

う~ん、私の評価としては、麦ごはんにとろろとスープ、味噌なんばんお漬物は合格点。(特に気に入ったのが、味噌なんばん)
お肉は焼き方に問題はないのだけれど、味が薄味で病みつきになる味でない分、飽きない味なのかも知れないと思った。
食べた途端美味しいくらいのたれの味ということになると、「くどさ」につながるだろうけれど、ここの味付けは、甘さが全然なく、あっさりしていて、印象に残らないのだ、その分、また、2、3日後に食べても大丈夫な感じ。(まずくはないしね)

そう思ったら、確かに、化学調味料をまるで使っていないことはないのだろうけれど、食べ終わっても、口の中が気持ち悪くならなかったから、極力使わないようにしているのだと思う。

このねぎしフーズさんは、社員教育に力を入れるだけでなく、生産者とも、深いつながりを作って応援し、良質な素材の安定供給を図っているとテレビで言っていた。

テレビの番組で、たんやお肉は外国産と言っていたかどうだか、私が食べに行こうと思ったのだから、テレビで言わなかったと思うのだが、でも、もらってきたパンフレットやHPに、お肉は外国産とはっきり書いてあるし、それ以外は、国産の農産物を使っているから、良心的な方だと思う。(ただ、たんの味に迫力がないので、外国産で冷凍・解凍したものだからだと思う、その点、残念)

結構、若いお客さんが多いし、上野駅界隈に3店舗という人気の秘密は何かなと思うと、一番安い定食でも1300円で、決して安くないのだけれど、「お肉以外は国産の食材を使っている「という安心感と、「麦ごはんにとろろというヘルシーな構成」、「タンは、お肉に比べてカロリーが低い」という3つのメリットと、その値段が釣り合っていると感じている人が多いのかも。
(その上、ヘルシー志向の彼女と大食いの彼が食べに来た場合、彼は麦ごはん食べ放題だから、ごはんの量で、胃を満たすことが可能だから、カップルに利用されやすいかも。タンが嫌いでも他のお肉もあるし、最低お肉が好きなカップルにはうってつけ)

牛たんと麦とろという組み合わせは、この知恵袋によると、戦後の仙台で流行り出したものらしいし、発祥のお店については、こちらの知恵袋に書いてあった。

我が家の方で麦とろというと、駒形橋のところの浅草むぎとろが有名だけれど、こちらは、むぎとろに懐石料理を組み合わせて、高級店になってしまったし、何だか、今回ねぎしの牛タン&ねぎとろを食べたら、こちらの方が美味しい、これからも食べ続けたいと思ってしまった。(それに、今、浅草むぎとろのHPを見たら、昔は、6月16日はむぎとろの日で、100円で食べさせてくれる催し物があったのだけれど、今はないみたい)

何だか、先ほど、知恵袋で、この「牛たん 麦ごはん とろろ オックステールスープ 味噌なんばんお新香」の組み合わせを考えたのは、他のお店だったのだと知って、ちょっとがっかりというか、そうか、そうか、このねぎしさんは、仙台での牛たんの食べ方を、本場仙台では後追いになるから、東京で勝負した会社なのだ。(ま、こういう例は他にも聞いたが)

ま、とにもかくにも、牛たん以外は気に入ったので、また、行くと思う。
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by mw17mw | 2015-05-31 23:02 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)