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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

餅入り雑炊

本当は、たけのこ料理の話を書きたいのだが、実は、昨日、たけのこご飯をラップに包んだまではよかったが、何も考えずに、無意識に、間違えて、それを4つも、冷凍庫に入れてしまっていた。
本人、それに気付いたのは、入れてから1時間以上経っていた時で、もう完全に凍っていた。(涙)
ということで、今晩、そのうちの1つを解凍して、食べてから、たけのこの話題に触れたい。

−−−本題です−−−

先日、愛川欽也さんがお亡くなりになられた次の日のテレビは、その話ばかりであった。
何でも、フジテレビに残る愛川欽也さんの奥さんとの最後のやり取りという電話録音が何度も流され、そこで、愛川さんが「今日の夕飯は、餅入りの雑炊がいいな~」と言っていた。

つい最近の録音とのことだったし、「餅入り雑炊」が病気で調子が悪くても、「食べたい」と病人の食欲を沸かすようなお料理なのかなと、冷凍庫にお餅が常備してある我が家のこと、ありあわせの材料で作ってみた。

お餅をこんがり焼いておく。
雑炊の具は、冷蔵庫と冷凍庫にあった、鶏肉、たけのこ、糸みつばくらい。
昆布と削り節の出汁で、ご飯とみつば以外の具を入れて煮て、塩と薄口醤油で味付けをした。
だいたい出来上がったところで、焼いたお餅を入れて少し煮て、三つ葉を散らしてできあがり。
餅入り雑炊_d0063149_09401184.jpg


で、つい先日までの、雨が降って気温の上がらなかった日とか、昼間は結構暖かなのに、夕方になると冷えた頃に食べたせいかも知れないが、これがとても美味しかった。(たぶん、今日のように25度近い気温の日には作る気も食べる気もしないが)

力うどんとか、お雑煮や、すき焼きの最後にお餅は食べるけれど、どうして、今まで、「雑炊に焼餅」を思いつかなかったのだろう。

でも、考えてみれば、ご飯を煮るというのは、とても良い味が水に出ていると聞いたことがあるし、ご飯のエキスが溶け込んだスープとお餅は、きっと合うのだろうと思う。(そうだよね、確か、中国風の豚しゃぶは、おかゆの中でしゃぶしゃぶするタイプがあったと思う)

この「お餅入り雑炊」、材料が家にあるものばかりで済み、簡単で美味しかったので、愛川さん他界後、3、4回作ってしまった。(笑)

また、今年の秋、寒くなったら、作ると思う。
熱々のお料理だから、ちょっと時期を逸してしまったけれど、皆さまも、夏が終わった頃にお試しください。
(もしくは、不調の家族のいる方は、少し冷ましてからなら、食べる気がすると思うので、病人に作ってあげたら、喜ばれるのではと思います。←本当かな?)

あ、そういえば、2、3週間前に、お餅を作ったのだけれど、真冬の間ですら、9時間しかもち米をお水に浸けなかったのに、春先に、12時間、もち米を浸水したら、やたら、やわらかめのお餅ができてしまい、ちょっと持て余し気味。
常に一定の品質のお餅を作ろうと思ったら、1年間くらい、色々苦労しなくてはだめなよう。
by mw17mw | 2015-04-27 16:48 | 料理レシピ | Comments(0)