御徒町界隈−「山家(やまべ)」のロースかつ定食

話は前後してしまうのだが、先日、御徒町で、もち豚を出すお店でランチを食べていたら、店員さんと常連さんの会話が聞こえてきた。(だって、空いている店内で大きな声で話すのだもの)

そうしたら、店員さんが「アメ横に入ったところにある「山家と書くとんかつ屋がリーズナブルでとても美味しい。豚肉ももち豚を使っているし」と、上野のとんかつの名店は3千円だと嘆くお客さんに、推薦していた。

あ、そのお店知っている、数年前オープンした時に、どなたかがこのブログで推薦してくださって、お店の前まで行ったのだけれど、その値段の安さに、「絶対、国産豚ではない」と思い、入るのを踏みとどまった覚えがあったのだ。

で、昨日は、雨で、JRで神田まで卓球を習いに行ったのだけれど、徒歩で行ける神田駅前のランチに向いているお店が思い浮かばず、御徒町まで戻って、このお店に行ってみることにした。

山家(やまべ)さんは、上野中通り近くにあるのが「上野店」、御徒町駅北口のアメ横側、線路の一本外の路地沿いにあるのが「御徒町店」。
御徒町店の方が駅から近いので行ってみた。
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中に入ると、カウンターのみ16席の奥に細長い店内、そして、その後ろに、人気ラーメン店のように、待っている人のための椅子がずらっと並んでいて、12時半くらいに着いたのだが、8人並んでいた。
でも、カウンターのとんかつ屋さんだし、そんなに待たずに、席に案内された。

ロースかつ定食が700円、上ロースかつ定食が1100円、ミックス定食という串カツ・アジフライ・海老フライのセットが800円だったかな?
ま、最初だし、殆どの人がロースかつ定食だったので、私もそれにしてみた。

カウンターの中は、男性2人と女性店員さん3人で、作業しており、何だか、温かみのある接客で感じが良かった。

壁に「当店のお米は国産米を使っております」みたいな貼り紙があって、「豚肉は全て国産です」という貼り紙はなかったので、「やはり、700円で、もち豚はないかな?」と思ったり、例えば、海老フライの海老が、国産であるはずがなく、そのことについては、日本国民全部わかっているからか、「当店の海老は外国産です」とは言わないものね、と考えていたら、ちょうど、私の席は、とんかつを揚げるお鍋の近くで、厚い豚肉の切り身に卵液や粉、パン粉をつけて、ジャボンと油にダイブされるのが見えた。
でもね、生の豚肉なのだが、白い筈の脂身がピンク色で、初めて見るタイプなのだ。
ま、どちらにしろ、この脂身の上にくっついた赤いものは、きっと切り身同士が重なってついた血なのだろうなということは推測が付いた。
やはりね~、こんなに脂身がピンク色という豚肉は初めて見たのだけれど、ということは、やはり、これは、海外から冷凍のまま運ばれてきて、日本で解凍され、切り身にされて重ねられたもの?

なんて、考えていたら、私の前に揚げたてのロースかつ定食が置かれた。
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ごはんは、こちらから、「少な目で」と言わなければ、すごい量、たぶん、普通のお茶碗3杯分くらい?
お味噌汁はしじみに、ほんのちょっとの白菜漬けがつく。(白菜漬けはもっと欲しいと思ったが、別皿で頼むと50円とのこと、面倒だったので、ぐっと堪えてしまった。<笑>)

ご飯の質はそんなに良くない、中の中とか、中の下くらい。
お味噌汁は薄いけれど、ごく普通。
で、結構厚みのあるとんかつにソースをかけて、辛子をつけながら食べたが、お肉は、美味しくも、特段不味くもない。
私は、幅の狭い方から食べだしてしまい、切り口を見ると、三枚肉みたいに、脂身と赤身が段々になっていた。
幅が太くなるにつれ、脂身と赤身がはっきり分かれ、普通のロースの感じであった。
う~ん、味がないというのではないけれど、ごく普通の豚の味。(例えば、揚げ方や肉の大きさ・厚みは別として、豚肉の質が、とんかつの専門店のこだわりの味ではなく、大衆食堂で食べるとんかつの肉の味みたいな感じ)

とにかくご飯が多かったし、とんかつも結構大きいし、揚げ方に問題もなく、リーズナブルはリーズナブル。
確かに、肉質は良いことはないのだけれど、700円で、揚げ立てのとんかつが食べられたら、人気が出るかも知れない。

私は、自分で料理するときなぞ、殆ど、お肉屋さんで買った国産豚肉ばかり使っているから、その形状と味がわかっている方だと思う。
その私が考えるに、あの山家さんのはやはり外国産の豚肉だと思うのだ。
そうでなければ、700円の説明がつかないが、それなのに、あの御徒町の飲食店のお兄さんは、「山家では国内産のもち豚を使っている」って言っていたのだろう?と不思議であった。

なんてことを考えながら、「山家 とんかつ 国内産」で、検索したら、「国産もち豚ロースは残念、カナダ産の方がリーズナブルで美味しい!」という記事が見つかり、謎が解けた。
そうか、普通のロースや大ロースはカナダ産で、上ロースのみが国産もち豚なのだ、このお店は。

別に、カナダ産が悪いわけではない、でも、やはり、冷凍して東京まで運び解凍して使うとなると、やはり、フレッシュでジューシーな美味しさは期待できない。(また、その豚を育てる環境とかそれを決める法律が良くわからない、知らないと何となく不安は不安。でも、日本国内に輸入を許されているのだから、そんなにひどいことはないと思う)

でも、お金がないときには良いお店だし、700円であのボリューム、揚げたてのとんかつを食べられるので、人気があるのが良くわかる。

それにしても、高田馬場界隈は、高いとんかつ屋さんに長蛇の列ができるが、とんかつ発祥の地と言われる上野界隈には、とんかつ屋の数が多いし、値段の幅が広くて、高いお店に列ができないことはないが、こういう安いお店の方が人気がありそう。

上ロースで1100円というのは安いのかどうかはよくわからない。
SPF無菌豚を使っている丸山吉平さんで、今、ロースかつ定食が1200円かな?
それに比してどんなものかは、食べてみないとわからない。
特段、ものすごく安いという程の値段ではない気がする。
(本当に、もち豚の上ロースを使っているのか、カナダ産の豚肉に比べてもち豚の普通のロースが上と言っているかわからないから)
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by mw17mw | 2015-04-14 12:15 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)