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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

浅草芸能大賞−能年玲奈さんのインタビューを聞いて

本当は、沢竜二さんについて書きたいのだが、そちらはまとめるのが本当に大変でもうちょっと時間がかかる。
能年玲奈さんのインタビューも新しい発見があったので、そちらを先に。

能年玲奈さんは、あまちゃんで注目を浴びてから、もう3年くらい経つのかな?
初めて、テレビであまちゃんの能年玲奈さんを見て、その圧倒的な透明感にびっくりしつつも、演技ではないインタビューを聞くと、受け答えがあまりに下手なので、それもびっくり。

でも、今回、浅草芸能大賞でのインタビューを聞いていたら、彼女の持つ透明感とインタビューの受け答えの下手さは、裏表の関係だと良くわかった。
彼女も、注目されてから3年も経つが、相変わらず、インタビューの受け答えは下手。
しかし、インタビューをかわすのが上手くなって、自分の言いたいことだけは、きっちりと伝えるという技術は磨かれたようだ。

能年さんの話をまとめると、能年さんが生まれて育った兵庫県の片田舎は、本当に片田舎の中の片田舎で、保育園から高校まで、メンバーの入れ替えなしに、同じメンバーで上がっていったとのこと。
何でも、その地域は、人の入れ替えが殆どない地域だったらしい。
だから、司会の人が「能年という苗字は珍しいけれど、幼い時に住んでいる地域に、能年という名前は多かったのですか?」と聞いた時、「私の家族しかいませんでした」と答えながらも、すぐに「人の移動がなくて、いつも同じ友達と入れ替えなしの環境だったから、誰がどんな苗字かなんていうことは、誰も気にしていなかったし、ましてや、「珍しい名前」なんて、誰も考えたことがなかった」と返事していた。

あ~、そうなのだ、よそ者が入ってきたり、自分が引っ越して、よそ者になって、人に誤解されたり、人に思うように自分をわかってもらえないなんてことを感じることが一切ない環境で、何とか、自分を理解してもらおうと、努力したことが全然なくて、生まれてから、東京に出てくる高校生まで、お母さんの胎内に近いような、生まれた時からの知り合いに囲まれて、言葉を余り使わなくても、皆がわかってくれて、しかも、新しい出会いもなく、ストレスフリーで、暮らしてきたのだ。
自分を知らない人に理解してもらおうと、言葉を尽くす経験もなく、子犬のように生まれた時からの仲間の間でぬくぬくと育ってきたに違いないと思った。

それがわかったら、あの子の持つ透明感も、余りに下手なインタビューの受け答えも、小さいときからの環境のなせる技だと理解できた。

そう言えば、2年くらい前に、中三のオール1の男の子の受験勉強の面倒を見たのだけれど、その子は、小学校時代から、登校拒否の引きこもりだったり、学校に行っても黙って座っているだけのようだった。
だから、受験英語の問題に、外国人に道を聞かれ、教えるというのがあったのだけれど、彼は、家から出ないわけだから、日本語で日本人に道を聞かれた経験もなく、日本語で人に道を教えることを考えたこともないのだ。
それなら、英語だったら、余計無理だとわかった。
(ということは、日本の教育では、中三で外国人に道を教える能力を問われるということは、その前の段階で、日本人に道を教える訓練を受けているのかな?)

それとはちょっと違うかも知れないけれど、能年さんももう数年したら、本人の努力で会話がスムーズになるかも知れないが(その分透明感は失われる?)、彼女は本当に、彼女の意志と能力とは無関係に、幼い時からずっと穏やかでのんびりした環境で育ったからこその今の彼女なのだなと良くわかった。
by mw17mw | 2015-04-08 09:24 | 日常生活 | Comments(0)