神保町界隈−「新世界菜館」の排骨湯麵
2015年 02月 20日
そうしたら、排骨麺のメニューは、湯麵と唐辛子そばの2種類あるみたい。
湯麵と書いてあるが、メニューが写真付きだったので、塩味の野菜湯麵のタンメンとは違って、お醤油色の普通のラーメンのようだと確認できたので、まずはそちらにしてみた。
で、出てきたのは、下記画像。
やはり万世のものと比べたら、値段が違うだけあって、お肉の大きさや量が違うし、上品な風情。
まずは、スープを飲んだのだけれど、残念、なぜかすごい化学調味料味。(涙)
ま、こういうお店が化学調味料を使うのはあり得るけれど、でも、基本ちゃんとスープを取っているだろうに、何で、一番最初に全面的に化学調味料味なのだろうか?
(全部仕上がったとき、昭和の名残りで、出来上がったとき、一振り、二振り、化学調味料を振ってしまうのだろうか?)
そして、お肉は、質が良かったし、肉自体は美味しかったのだが、衣に入っているべき五香粉が少なくてちょっとがっかり。
もっと匂うような五香粉を期待していたのに、がっかり。
何だか、私が二十代の頃食べた毛利飯店の排骨麺に適う排骨麺は今のところ、ないみたい。
どこもかしこも、ごく普通の中華料理屋さんだと、五香粉の強い個性的な味より、万人が受け入れやすいようなものになってしまうのかも、つまらないな~。
でも、麺も美味しかったし、若干スープは飲みきれなかったものの、揚げた豚肉も麺もすべて残さず食べた。
不思議なことに、食べ終わってから、若干化学調味料を感じないことはなかったが、最初の時ほどではなかった。
ま~、この新世界菜館の豚肉料理は、皮つきの角煮が一番良いかも。
それと、このお店の素敵なところは、神保町界隈の老舗であり、こういう単品の麺やカレーなぞも食べることができるが、お店のインテリアが高級出汁、黒服を来たマネージャーのような男女の社員が2,3人いて、全体を見ている感じが良い。
夜は、宴会等で利用されることが多いお店なのかも知れない。
老舗の部分と、庶民的なメニューが上手に混ざり合っていて、私が幼い時から若い時にかけての高級中華料理店の雰囲気が懐かしい。(昔の銀座アスターとか、もうなくなってしまったが、上野広小路のリトル香港とか)
「神保町 中華街 戦前」で検索すると、「東京餃子通信」他のブログに、「明治の後半、神保町界隈には、中国人留学生が集まる中華料理屋が多くて、中華街を形成していた」ということが書かれていたし、それと同時並行で、学生街であったからであろうか、町の安い中華屋さんもたくさん開店した場所。
どうも、新世界菜館は古いけれど、戦後のお店のよう、先ほどのブログを参考に、周恩来や孫文が通っていたという漢陽楼とか、行ってみようかしら?
(一番古い揚子江菜館とスヰーツポーズは、40年くらい前に行ったことがあり)
今後は、