本駒込界隈−「四代目けいすけ」の伊勢海老味噌ラーメン
2015年 01月 21日
だったら、以前から気になっていた四代目けいすけという、そこらへんにお店があるチェーン店に入ってみることにした。
このお店は、「けいすけ」という名前のチェーン店ながら、お店によって、出しているメニューが異なるよう。
お店の前にあるポスターで何にしようか考えたのだが、このお店は、基本、つけ麺が売りのお店のようなのだけれど、つけ麺って、途中からおつゆが冷めてちゃってどうも苦手だと思い、「伊勢海老味噌らーめん」にしてみた。
何だか、伊勢海老味噌らーめんというネーミングが美味しそう。
つけ麺も、なんでも、のれんが白いときは「渡り蟹の滴り汁」で、黒いときは「伊勢海老の滴り汁」と書いてあり、こちらは、ネーミングが上手。
お店の前に、伊勢海老の立派な殻は飾ってあるものの、ちゃんと伊勢海老味噌らーめんの写真を貼ってあるし、個のお店はきちんとはしているのだ、ネーミング以外は。
ただ、伊勢海老味噌らーめんが出てきて、食べてみると、伊勢海老の身はこれっぽっちも入っていないと私は思った。
お料理名は、伊勢海老の海老味噌のラーメン(でも、伊勢海老の海老味噌はあまりないかもね)とも読めるし、伊勢海老を足した、普通の味噌ラーメンとも読めるわけだけれど、結果、実態は、豚ひき肉か鶏ひき肉入りの普通のお味噌のラーメンに、伊勢海老のエキスがたっぷり入ったラーメンであった。(私が食べた感じでは、海老の身を一つも感じなかった。)
どちらかというと、甘目。
正しく言えば、「伊勢海老エキス入り味噌ラーメン」なのだが、それを、「伊勢海老味噌ラーメン」と名付けてしまうと、もしかして、身が入っているのかなとか、想像してしまう。
また、このお店、カウンターの上の方に、東京各地にある「けいすけ」というお店の名称のパネルがずらっと貼ってあり、また、テレビで見たことがある社長の似顔絵で、下記のようなつけ麺のお勧めの食べ方の解説の紙が貼ってあり、(誹謗中傷には当たらないと思うけれど)、このけいいすけさんという社長さんは、本当にナルシストではないかと思いながら、帰ってきた。
別に不味いわけではなく、ごく普通の若干の特徴を出そうとしたラーメンだったけれど、何だか、「ナルシストの社長さんの商売上手な商品のチェーン店」という印象しか残らなかった。
再度、つけ麺を食べに行くかも知れないけれど、基本、私とは、それで終わる関係のお店だと思う。
(または、色々なお店に行って、いかに商売上手な作り方なのか、研究したりして。<笑>)
それでも、この四代目けいすけは、若い人の受け入れられているのか、食べログで3.54という高得点。
若い人は優しいのね、伊勢海老と名乗りながら、エキスしか入っていなくても、私のように因縁つけなくて、受け入れるから。
きっと、若い人の方が、「この値段で、本物の伊勢海老の身なぞ、これっぽっちも入っているわけないじゃないか」と割り切れているのかも知れない。