浅草橋界隈−夜更けの人々「イカメンチ」

最近、夜更けの人々の話を中々書けないが、2,3週間に一度くらい、ランチを食べに伺っている。

私は、父他界後寄り添っていた母も他界し、私の家庭は私一人になってしまい、最初の頃はボーイフレンドがいたこともあり、お料理を作っていたし、その後から昨年くらいまでは、ダイエットに凝ることにより、そして、昨年末くらいにダイエットに飽きてしまい、色々しっかり食べてしまい、何とか料理をすることを繋いでいた。
しかし、最終的には、今年の9月1日に転ぶことにより腰を打ったことをきっかけに、なぜか、食欲が減退してしまい、段々ご飯を作らないで済むようになってしまった。(腰を打つということは、腰が痛いばかりでなく、腰の位置が定まらないと、正しい姿勢を保つことができず、やる気が起きないのだそうだ。)

ということで、その後、食欲は戻ったものの、腰の痛みが完全に消えた10月末まで、家庭料理への興味が薄れ、その後も、興味が中々も出ない私であったが、神様は私を見捨てなかった。(笑)
捨てる神あれば、拾う神あり、外からの愛情少なく(笑)、料理も作らない私に、ヘルシーで愛情たっぷりの料理を作ってくれる神が近所に二人もいたのだ。

今年は、夜更けの人々のお母さんのランチとか、佐竹通り宇治屋の奥さんのお弁当料理とか、そういう私の淋しい料理事情を美味しさと大量の野菜と母性愛で補ってくれる人々に知り合えて、本当に良かったと思う。
両人とも、商売として、ランチを出したり、お弁当やお惣菜を売っているわけだけれど、その料理の出来栄えに、商売以上のものを強く感じられるのだ。
そういう意味では、今住んでいる場所は、こんな恵まれた飲食店があるところなのだもの、すごく満足。

夜更けのお母さんの料理は、良い材料で丁寧な作り、わかってくれる人が食べに来てくれれば良いのだって。
で、前回は、牛すじカレーの2回目を食べに行った。
もちろん、牛すじカレーも美味しかったのだけれど、それを取り巻く、副菜というのだろうか、野菜類が素晴らしかった。
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皮を剥いたトマトは、出汁に薄く味をつけたものに漬けておいたもの、程よく、出汁がしみ込んでいて美味しかった。(これは、細かく作り方を聞き出さなくては。)
それとなめことお豆腐のお味噌汁に、いつもの自家製糠漬け。

その次は、夜更けのおかあさんのおかあさんの得意料理だった「イカメンチ」。
これは初めてのお料理。
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何でも、新鮮なイカを粗みじんに切って、玉ねぎの粗みじんと一緒に、小麦粉・卵黄・日本酒を入れ、良く混ぜたものを、かき揚げのように、もしくは、フリッターのように揚げたもの。
「イカメンチ」という名前からすると、お肉のメンチカツのひき肉をイカのミンチに置き換えたもので、フライ系なのかと思っていたら、天ぷらでもフライでもフリッターでもない揚げ物であった。

天ぷらのようにバリっとしていないで、ふわっとしていて、フリッターに近い気はしたけれど、牛乳とか入っていないのだ。
揚げ物なのだけれど、揚げ立てで軽くていくらでも食べることができそう。
お醤油をかけて食べるのだけれど、美味しいことは美味しいとしても、イカの味が勝っているわけでもなく、「どんな味?」と言われても、味的には印象が薄い料理であった。
というか、味の印象が薄いから、いくらでも食べられるのかも。

また、今回の全容。
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熱々の揚げ立てイカメンチには、茹でて冷やしたキャベツが良く合っていた。
また、小鉢は、細~いもやしを油で良く炒めて味付けしたもの、これも、夜更けのおかあさんならではの一品。
う~ん、この材料のもやしがココスのもやしということまではわかっているのだけれど、これも、作り方を習いたい。
また、今回は、お味噌汁ではなく、スープだったのだけれど、玉ねぎを薄くスライスして良く炒めたものにスープとウィンナーソーセージの薄切りを浮かべたもので、これも気に入った。

何ていうのだろう、やはり、夜更けの一汁三菜くらいのワンセットランチは、お母さんの愛情と力量で、毎日、丁寧に作られている。
その料理の若いファンが常に食べに来ていて、男の子は、明日以降の食べたいものを注文し、女の子は、気に入った料理の作り方を習う。
両方のリクエストに対して、お母さんは、大真面目で受け入れて、答える。
「夜更けの人々」と聞くと、余り健康的なイメージは湧かないけれど、お昼の「夜更けの人々」は、料理も人間関係もとってもとってもヘルシー。
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by mw17mw | 2014-12-03 17:27 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)