駒場東大前−日本民藝館・旧前田家本邸・東大駒場キャンパス 1/3

食事を終えて、京王線の渋谷駅から各駅に乗る。

(何で、日本民藝館旧前田家本邸に行きたくなったかというと、今年の3月か何かにBSで紹介の番組を見たのだ。それに本郷にも旧前田侯爵邸の一部が残っていて、そちらと比べてどうなのかなという興味もあった)

渋谷の隣は神泉は地下駅、その後、気づかないうちに地上に出て、駒場東大前に着くのだけれど、電車の扉が開いて、ホームに降りた途端、天気は快晴、空の色、木々の緑、風の匂いから「ここは元田園地帯」という雰囲気が感じられた。
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あの巨大なターミナル駅・雑踏の渋谷駅から、たった二つの近さで、どうして、こんなに、空気がきれいで緑が多い地域が残っているのだろうと思ったけれど、やはり、それは、現在でも、東大駒場キャンパスという巨大な学問の場という存在や昔は教育大の農学部もあったという歴史によるものだと思った。(隣の神泉は、確かに松濤に行くときも最寄りの駅なのだろけれど、円山町という花街のある地域なのにね、そこまでで渋谷の街としての広がりは止まっている)

駒場東大前に降りたときに感じた空の色、風の匂いなどで、「春の小川」という唱歌は、渋谷川をうたった歌という話に、真実味を感じることができた。

そのまま、西口から降りて、高架下を通って、日本民藝館のHPに載っていた通りに歩いて行った。
(何で、先週の土曜日に日本民藝館に行くことになったかというと、その一部の西館という、日本民藝館を作った柳宗悦の私邸であった西館も見ることができる日が限られていて、11日の土曜日は、西館の開館日だったのだ。)

表の通りから曲がるとすぐに、日本民藝館・西館ともすぐにわかったけれど、向かって左側に見える西館のバックが、何だか、とてつもなく無機質な5,6階建ての金属製の巨大な建築物で、興ざめ。
こちらが日本民藝館本館
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こちらが西館(西館の屋根の後ろに無機質なものが見えるでしょう?肉眼で見るともっとたくさん眼に入る)
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なんでも、東大の先端科学技術研究センターなのだって。
どう考えても、東大の建物の方が後から建てられたのだろうけれど、本当に、周囲の景観を完全に壊しているけれど、科学の進歩のため、東大の敷地の有効利用のため、致し方無いのかな?

民藝館では「カンタと刺し子−ベンガル地方と東北地方の針仕事」という展示が行われていて、常設で飾られているものとともに見ることができた。
もちろん、家具や陶器なぞ商品として作られた物もたくさんあるだろうが、カンタと刺し子などは、すべて、お金を得るための商品ではなく、お母さんが家の人のために一針ひとばり縫ったものなのだろう。

それら、展示されているものも良かったが、何といっても、民藝館本体、創立者の柳宗悦の私邸だった西館、両方とも本当に素敵な日本家屋。(民藝館の中は写真撮影禁止なので、建物しか画像が撮れなかった。)
本館の方は、展示のための館だけれど、西館の方は、個人が家族で生活を営むための建物であり、基本は和風なのだけれど、ところどころ、洋風を取り入れた作りが良かった。
(できれば、西館が開放されているときに見に行くことがお勧め)

作品一つひとつにどう思ったというより、柳宗悦や武者小路実篤、志賀直哉を生んだ戦前の学習院に興味が沸いた、
学習院の歴史を読むと、戦前は、私立ではなく、官立であり、日本の中枢を司る貴族・華族・金持ちの子弟を教育するために、その時代の最先端の思想や美を教える学校だったのかなと認識を新たにした。

で、ここを出て、元来た道を駅の方に半分程度戻ると、「旧前田侯爵邸はこちら」みたいな標識があるので、北に向かう。
この道沿いのお家も大きな家が多いし、なんていうか、本当にスイス風の洋館があったりして、面白かった。(駒場も高級住宅地と実感)
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by mw17mw | 2014-10-20 17:21 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(2)

Commented by 大外郎 at 2014-10-21 17:35 x
先端科学技術研究センターとかの東大施設
近所の人のお散歩コースになってます。

先端科学技術研究センターでおしごとしてたことあって
そういえば駅を東大側に出ると、
大盛りのそばで有名な満留賀があります。
もともと麺類の盛りが多い上に、100円の大盛り券購入すると
かなりの大盛りに、さらに大盛り券2枚購入で特盛に。
学生街らしいお店です。
わざわざ味を求めて行くお店じゃないですが、
店内の雰囲気いいので、近くにいくことがあれば
お勧めかと。

ところで関東に満留賀ってお蕎麦屋さんたくさんありますが
昔のれんわけを繰り返していくうちに、名前まねするお店も増え
ものすごく数ある割に、相互関係がとても希薄な
お店群になっているとか。
きっちりグループ作っている長寿庵やラーメンの大勝軒などと
対照的でとても面白いです。
神保町で仕事してるときに出前とってもらったお店も
盛りがいいうえに、たぬき+きつねのばかしあいという
メニューにない冷やしそばも作ってくれて、
一度個人的にも行きたかったのですが
神保町に数軒満留賀があって、どこだかわからず(笑

Commented by marin-ba at 2014-10-21 18:15 x
> 大外郎さん
駒場東大前って、駅前に何もないかと思っていたら、相当右なり左なりに行くと、お店があるのですね。
今、地図で調べたら、満留賀は、まだあるみたいです。

そうそう、満留賀も東京にたくさんありますよね、そのつながりが判然としないのは、岡埜栄泉的?

「神保町 たぬき+きつねのばかしあい」で検索したら、2,3情報は出てきましたが、はっきりどこというのはわかりませんでした。
その画像も出てきたのですが、私が自分で作るお蕎麦みたいです。
(浅草橋にも満留賀があって、ここって、揚げ玉を無料でもらえるので、いつでも自分で作るうどんやおそばに入れております)