浅草橋界隈−「夜更けの人々」で牛すじカレーランチ

土曜日、合羽橋を案内した後、田原町の「カナイユ」に行ったのだが、その話は明日以降にして、今日は、火曜日に食べてきた夜更けの人々の牛すじカレーについて。
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私は今、FBで、夜更けの人々のページをフォローにしているので、前日の晩には、翌日のランチメニューがわかり、食べに行きたいときは、そこに「一人前取っておいて」と書き込みをしている。(笑)

そうしたら、以前、私が食べに行く日を予め告げたら、その日は牛すじカレーにすると言われたので、楽しみにしていたのだが、実際に行ったら、違うメニューであったことがあり、いつか食べたいと思っていた「牛すじカレ-」が火曜日のメニューであった。

しかし、いざ、牛すじカレーを食べに行くことに決めたら、急に、夜更けのおかあさんは、本職のカレー屋さんではないし、きっと、インスタントのカレールーを工夫して作るに違いない、その場合、インスタント臭かったり、市販のルーぽい出来上がりだったら、どうしよう!
夜更けのお母さんとはずっと仲良くしたいけれど、そういう味に対する拒否感がくっきり顔に表われやすい私のこと、インスタントルー臭かったら、関係が少し崩れるかも知れない、ということが急に気になりだした。(私が許せるインスタントカレールーは、今のところ、従姉に習ったリンゴカレーのみ、ま、他を研究していないからということもあるが)

でもね、一度行くと言った以上、今更、やめるわけには行かないし、どうにかなるでしょうと思って出かけたのだが、心配は杞憂に終わり、とてもとても美味しい牛すじカレーであった。

まずは、トマトまるごとのサラダ、きれいに皮を湯剥きに、ヘタの部分の固い部分もきれいにはぎとった丸ごとトマトをだし汁につけて冷やしたものが出たのだ。(十文字に包丁が入っていた)
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それが夜更けのお母さんの牛すじカレーの付け合わせに一番合うのだって。
まるで、つばめグリルのトマトのサラダから、中の詰め物を省いた感じのもので、まず、1/4食べたのだが、さっぱりして、美味しかった。

1/4トマトを食べ終わった頃、カレーを出してくれたのだが、これがとても美味しくて、どんな風に美味しいのか表現するのは難しいのだが、スプーンで口に、カレーとご飯を運ぶのがやめられなくなったし、途中で他の味で口直しする必要性もなく、一気にカレーライスだけ食べ終えてしまい、残したトマトサラダはまるで食後のデザートのようになってしまった。(笑)
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何でもカレーの作り方は、玉ねぎの薄切りを徹底的に炒めた上に、湯通ししてから丁寧に洗うことで掃除した牛すじを入れて一緒に炒めた後、6時間もコトコト煮て、玉ねぎも牛すじもほとんど姿がなくなるまで煮るのだって。
そこに、何でも、4種類のインスタントカレールーを入れて出来上がり。
トマトケチャップやウスターソースやお醤油で味を直すことは一切しないで、夜更けのお母さんが考えた4種類のインスタントカレールーの組み合わせの妙による味になるそうだ。

いや~、牛すじカレーって、美味しいものなのねと思った、今まで食べた牛すじカレーで一番かも。
夜更けのお母さんの牛すじカレーに一番似ている感激を味わったのは、同じ浅草橋の丸山○平の豚すじカレーを一番最初に食べたときの美味しさだと思う。
(でもね、丸山○平さんは、半年以上経って、二度目を食べたら、インスタントカレールー臭くて、相当味が落ちていて、「何でこんなになってしまったのだろう?」とがっかりしたこともあるのだ。きっと私は二度と丸○さんでは、カレーを頼まないだろう)
やはり、丁寧さの問題だろうか?

私も夜更けのお母さんの真似をして、牛すじカレーを作るとしたら、面倒だから、圧力鍋を使うかなと想像した。
でも、圧力鍋を使うというのは、余程注意深くアクを取る作業を加えない限り、蓋をして、圧力を与えて、ぐわ~と沸騰させて煮るのだもの、すじから出てきたアクは自然にスープに混ぜ込まれることになるのだ。
その点、夜更けのお母さんは、6時間もコトコト煮てくれるということは、アクがお鍋の表面に浮いてきて、それを取ることになり、味がすっきりするはずである。

この手間暇かかったカレーと丸ごとトマトのサラダ、かきたま汁とコーヒーで1200円、手間暇を考えると、高くない。

それにしても、夜更けのおかあさんのお料理は、本当に上手だし、手間暇かけてくれて、有難い美味しさ。
そして、夜更けのお母さんの料理の特徴は、お客のための料理ではあるし、「腕が良さ」で作るプロの料理は料理なのだけれど、ベースの部分で、「おかあさんが愛する息子さんの美味しそうな顔が見たくて作ってあげる料理」という部分もあるのだ。
絶対そこから外れなくて、愛する息子が可愛くて、その愛情が濃くて広い分、息子さんのお友達や同世代の若い子たちの食事の面倒も見たくなるし、沢山食べてほしくなるのだ、はたまた私のような同世代の客にまで、「おかあさんとしての愛情」のこもった料理を提供してくれる、そこが良いのだな~。
それは、それこそ、余所のお店では味わえない特徴。

なんていうか、私なんて、私の母がそういうタイプではなかった(少なくとも私に対しては)こともあって、そういうお母さん特有のしぐさが懐かしいのだ。(目黒の伯母とか友達のお母さんのそういうオーラを経験したことはあるのだ)
夜更けの人々にランチを食べに行ったとき、夜更けのお母さんの「料理上手の、自分の子供大好きなお母さんのみが発することができるオーラ」というか、「愛情光線」をまぶしく懐かしく感じながら、美味しいだけではなく、楽しく食事をしている。
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by mw17mw | 2014-10-09 16:36 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)