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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

おろし金を100キンとニイミで探す

私には、20年以上使い込んだ受け皿付きのおろし金があったのだが、リフォームの時、良く見たら、相当汚くなっていたので、捨ててしまった。

捨てても、最近は、100キンなぞで、色々な種類の便利そうなおろし金が売られているので、問題ないだろうと思ったのだが、それは大間違いであった。
「ちょうど良さそう」と買ってきて、実際に使ってみると期待に反して「何これ?」と思うものも多く、自分に合ったものを探すのに時間がかかってしまったし、100キンとは言えど、色々な種類を買ってしまい、勿体なかった。(もしかして、まだ、理想形には巡り合っていない)

下記画像で、購入したものなぞを、細かく説明すると、
おろし金を100キンとニイミで探す_d0063149_12353563.jpg


1番左は、 既に持っていたもの、これを使えばいいかなと思いながら、受け皿というか受け容器がないと不便。
でも、丸い7mmの穴ですり下ろされた大根おろしは一番私の好みかも。(確か、5通りに切れるとのことで、バーゲンで100円で買ったもの)

左から2番目を100均で買う。
今まで使っていたものに一番近い感じがしたからなのだが、何せ大き過ぎたし、大根おろしが、粗くて、鬼おろしでおろしたもののようだったので、気に入らず。

左から3番目は、2番目の反省から、小型を探したら、手頃そうなものが見つかったので、買ってみた。
そうしたら、目が粗く、丸い穴の直径は1cmもあって、出来上がった大根おろしは、まるで鬼おろしでおろしたような感じになってしまったし、容器の大きさも、一人暮らしには大き過ぎて、私の生活に合わないことを実感。
蓋も付いていて、おろし終わった後、冷蔵庫に余ったものを保管しておく時なぞ役に立つのだろうが、実際、使ってみると、私は、大根おろしを余らすのが嫌いなタイプとわかった。
そうなると、使った後、洗うには、洗うものが多くて、面倒。(もしかして、これが買って一番失敗だったかも)

左から4番目は、3番目を買った反省で、100キンで、受け皿(受け容器)がなかったけれど、きめが細かい大根おろしがおろせそうだったので、買ってみた。
でも、これも、良くなかった。
大根おろしは細かにできたのだけれど、一枚の金属板に裏から丸い穴を沢山開けた感じで、それぞれの穴が噴火口のような形状になっているのだが、大根おろしをすりおろす刃になっている部分に何の処理も施していないので、イナバウワー状態で後ろに反り返っており、大根おろしが刃に引っかかって、剥がれにくいのだ。
それは、大根おろしを集める時もそうなら、洗う時もそう、これは、結構すごい欠点。

仕方がないので、合羽橋のニイミさんに行って、竹でできた「おろし金スクレーパー」を買ってきたけれど、やはり、後ろに反り返っているので、この道具を使っても、きれいに大根おろしが取れないことが判明。
(このスクレーパーなのだが、竹製は、消費税込みで400円くらい、金属のものだと1100円くらいだったかな?金属の方が丈夫そうで魅力を感じるけれど、高いから、諦めた。)

そして、ニイミさんで、昔風の一番下に受け皿部分がついているアルミのおろし金があったので、こちらを買ってみた。
他にも、高くても良ければ、銅製のものがあるのだって、で、銅製のものは、目を立てたり、修理することが可能らしいが、3千円以上だもの、今後、そんなに長く生きる予定はないので、諦める。(笑)

で、ニイミさんで買った「理想おろし金」は、本当に細かい大根おろしができて、受け皿が一体型でついているので、嫌ではないけれど、心持、もうちょっと粗い方が好みかなと思いながら、私の暮らしにはちょうど良さそうで、これを使い続けることになると思う。

結局、結論として、私の考える「一人暮らしに向いている大根おろし金」は、

1.出来上がる大根おろしの細かさが好みにできるもので、すりやすい形状のもの

2.大き過ぎず、できたら、受け皿一体型(受け皿はやはり必須?)
(私の場合、保存容器は不要)

3.(2に通じるけれど)洗い物が少ないこと。(個数、面積など)

ま、これは、人によって違うのだろうけれど。

ただね、1番左のような刃で、受け皿がついていて、適度な大きさなら、そちらを使いたいとは思う。
で、下記画像で、刃を比べてみると、
おろし金を100キンとニイミで探す_d0063149_12353658.jpg

なんで、一番左が優秀なのかわかると思うのだが、ほら、私がだめだと思った画像左側の刃は、穴が直径1cmあるばかりでなく、穴の周囲全部に刃が立っているわけではなく、直径の1/4ずつ2か所に刃がついているだけ。
その点、私の気に入っている一番左は、直径7mmの穴の周囲にまんべんなく刃が付いている、きっと、このほうが細かくおろせるのだと思う。
(道具って、作っている人が便利に作ってくれていると思い込んでしまうけれど、よ~く見て、よ~く考えないと、自分の気に入るものとは中々巡り合えない)
私は、一番左と右を残し、右から二番目は捨て、後は、しまっておくつもり。

ま~、ついでに、生姜をすりおろす道具も探したのだが、長くなったので、ちょっとだけ。
今回、おろし金を探していて、生姜と大根では、おろす時に向いている刃が違うのだなと思って、生姜用も探してみた。
おろし金を100キンとニイミで探す_d0063149_12353673.jpg


結局、選ぶ条件は大根おろしと同じだから、画像右側が、ちょっとすりおろすとき、力がいるけれど、こちらを普段用として、使うと思う。
左側は、すりおろし器の両面がリバーシブルで、「粗目」も「細目」もできるし、生姜は、すりおろして、冷凍することもありそうなので、しまっておいて、場合によって、使いたい。
by mw17mw | 2014-08-10 11:35 | 道具 | Comments(0)