世田谷区岡本の「松本記念音楽迎賓館」−和の庭園

さて、会食も終わった後で、お庭を案内してもらった。
なんでも、この松本望さんというパイオニアの創始者の奥さんが、「京都出身」とのことで、京都から庭師を呼んで、茶室を3つも作ったほか、素敵な和のお庭に仕上げたそうだ。
この茶室があるので、この館は、音楽愛好家と結婚式・パーティの他、お茶会にも利用されるそうだ。
この素敵な門から、和のお庭が始まった。
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この下の画像でわかるとよいのだが、人が歩いている遊歩道のようなところから左側は崖になっていて、その崖は、そこに古くから生えている木で隠れているので「崖」という感じがしないのだが、生えている木の高さや傾斜から、「あ、ここから外は崖なのだ」とわかる感じにも風情がある。(良くわからないけれど、国分寺崖線というもの?)
すぐに崖があるので、決して広い土地ではないように感じたが、崖に生えている木まで景色に入れて、広さを出していたように見受けた。
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私は、茶道に詳しくないが、ここは、お茶室に入る前に、待っている東屋?
そして、いろいろな植物にはちゃんと「名札」がついていて、植物に興味のある人にも配慮があった。
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確か一段低いところに降りて、小さな小川というか細長い池があり、お水も鯉もきれいであった。
(この地域は、湧水が出ているとのことで、その湧水を生かした池なのだろう)
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池にかかっている橋を渡ると、お茶室が3つだかあった。
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まだ、ブログの記事にしていないのだけれど、山下和美さんの「数寄です!」という、和の木造建築を建てる経験を描いた漫画を読んだせいか、何だか、こういう茶室を作る人がどこにお金をかけるかわかってしまったのだ。
そういう点でもチェックしてみたが、やはり、相当お金がかかっている和室と思った。
ちゃんと見なかったけれど、一室、履物を脱がないで、椅子とテーブルで、お茶を味わえる部屋もあった。
きっと、外国人のお客さんへの配慮で作った部屋かも。
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ま、とにもかくにも、松本望さんが自分と家族の趣味と考え方を自分の財力で、「多くの人が利用できる、目から見ても、音で聴いても美しく楽しい場所」を作ったことに間違いない。(お金持ちというのは、「美」を集められるのだなとつくづく思った。)

いつもは全然意識しないが、東京って、無数のお金持ちが住んでいるのだと実感して帰ってきた。
中々、入ったり、見学できない素敵な邸宅を見るチャンスを得て、とても楽しかった。

これだけの建物と庭、維持費が大変だろう、でも、本当に素敵だし、一から作り直せるものではないし、是非、長く残して、色々な人が利用できる施設であって欲しい。

あ、それにこの記事を書いていて、思ったのは、この建物は、そもそも松本望さんの私邸だけではなく、確かに迎賓館として建てられているということ。
最初、「持ち主が故人になってから、私邸を迎賓館にした」と思ったけれど、もともと、迎賓館的側面が色濃い建物だから、ずっと長くいろいろな人が利用できるのだろう。
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by mw17mw | 2014-07-21 07:18 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)