大人の遠足−大磯・小田原 1/3

6月4日に、湘南在住の猫好きさんが、はがきで申し込んでくれて、当たった「澤田美喜記念館と旧岩崎別荘跡地」という大磯ガイドボランティア協会主催の会に参加できた。
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初めて降りる大磯駅は、本当に駅も周囲ものんびりしていて、大きな商業施設が何もなくいかにも避暑地にふさわしい駅であった。
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で、今日、明日で、旧岩崎別荘跡地を見た感想を書くが、この別荘跡地には、財閥の別荘跡地のすごさと、戦後、澤田美喜さんがこの別荘を寄付を集めて買い取り、エリザベスサンダースホームを開いたという二面がある。

で、今日は、「戦前の財閥の凄さ」について。

三菱財閥の総帥であった岩崎家は、何でも、別荘を5つもっていて、そのうち3つは神奈川県にあったそうだ。(大磯・箱根・湯河原)
で、この大磯の別荘は、駅から1,2分のところに入口があって、小高い山一つがすべて岩崎さんの別荘。
たぶん、戦前からの建物はそんなに残っていない感じがしたが、とにかく「やはり、金持ちの別荘」という感じ。

小高い丘を上ったところから海の方を見た景色。
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うわ~、この景色を独り占めか!
何でも大磯には、岩崎家だけではなく、三井財閥の別荘というか、一山とか、逗子には、安田財閥の別荘があったそうだ。(オノヨーコが子供のころを過ごしたので有名とか)

色々歩き回って、案内してもらったが、私が一番ショックを受けたのは、この丘の一番下の真ん中に開けられた「トンネル」。
このトンネルがいつ開けられたかわからないけれど、弥太郎さんの奥さんだかが生きていた時代らしい。(このおばあさんが、蚕を飼っていて、その餌になる桑を育てて収穫し、このトンネルの途中に開けた穴に保存していたと説明された記憶がある)
お金持ちが小高い丘の上に家を建てるのは良くある話だけれど、その丘にトンネルを開けてしまうのは、やはり、岩崎さんくらいだよね~、どう考えても。
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なんだか、戦前、ドリルとか電動で穴を開ける道具が少なく、人力が主な動力であった時代に、たった一つの「岩崎」さんという家族とその使用人が使うだけのために、山を貫通する穴を開けたって、凄くないだろうか?
これは、今の時代だったら、お金持ちと聞いていたお友達の家に行ったら、自家用ヘリコプターがあったとか、自家用飛行機を所有していたくらいの凄さではないだろうか?

トンネルを開けるというと、「恩讐の彼方」という小説を思い出したり、難工事の落盤事故とか、大変な作業で、あくまで、不特定大多数の利便のためにだけ行われる作業だと勝手に思っていた。
ま~ね、三菱財閥の総帥だったら、各会社が総力を挙げて、トンネルの穴くらい、人海戦術で開けてしまうかも知れない。

戦前の財閥って、やはり、すごいと思った。

それに、ボランティアの方から説明を聞いたのだが、「エリザベス・サンダース・ホーム」の「エリザベス・サンダース」さんというのは、良く、キリスト教会の信者でお金を最初に寄付してくれた人と紹介されているが、実は、同じ大磯にあった三井財閥の別荘に住んでいた、イギリス人の乳母さんだったそうだ。
何でも、三井財閥の人たちがロンドンにいたときに雇った乳母さんが「エリザベス・サンダース」さんで、日本に帰国する時、子供たちがなついていたので、頼んで、日本に一緒に来てもらったそうだ。
そして、そんな生活の中、エリザベスさんは、私はもうイギリスに帰らないだろうからと、それまでに貯めていた貯金を澤田美喜さんに寄付したのだそうだ。
で、今は、横浜の外人墓地に眠っているそう。

すごいね~、戦前の財閥、お金持ち過ぎる!
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by mw17mw | 2014-07-06 10:07 | 東京以外の遠出・温泉 | Comments(0)