浅草橋界隈−「夜更けの人々」で二度目のランチ

私はなるべく平日のお昼、自分の家でご飯を食べるようにしているのだが、時々自分の味と自分のレパートリーの少なさに飽きが来て、他所でご飯を食べたくなる。

という気分の金曜日、10時過ぎに浅草橋の野菜スタンドの方に向かっていたら、向こうから、手を振りながら明るく歩いてくる女性が....夜更けの人々のお母さんであった。

聞いたら、「今日のお昼はチャーシューよ、今、池田屋で買ってきたお肉をこれから煮るの」と、紐でぐるぐると巻かれた豚肉の塊二つを見せてくれた。
だったら、今日は、食べに行くから、一人前、取っておいてねと約束して、1時過ぎに向かったのだが、残念ながら、空模様は小雨であった。(涙)

で、カウンターの席に着くと、手際よく、色々な料理をセットして出してくれた。
まずは冷たい麦茶、その次は、冷蔵庫に保管してあった糠漬け(味の素がたくさん振られた)。
今日はチャーシューと聞いていたが、正しくはチャーシュー丼だったようで、丼にご飯を盛って叉焼の煮汁をかけ、その上にちぎった海苔を広げて、チャーシューを並べ、白髪ねぎと半分に切った半熟玉子を載せて出来上がり。
他に小鉢が、美味しく柔らかく仕上がった切り干し大根、それにお味噌汁。
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どれもこれも、吟味した材料を使っているし、ここのお母さんは、お料理が上手で美味しかった。
毎朝、私と鳥越・浅草橋界隈で会ってしまうのだけれど、お肉は池田屋さん、お米は吉田屋さんだし、お客さんに美味しいものを食べて欲しいから、材料は選んでいるそう。

<チャーシュー丼>
チャーシューというより、煮豚であったが、美味しかった。
お肉もご飯も上質で、ちゃんと海苔とか白髪ねぎまでそろっているから、完璧。

<糠漬け(大根とキュウリ)>
ここのお母さんは、甕にぬか床を持っていて、毎日せっせと手入れをして、大切にしているから、美味しいぬか漬けができる。
何でも、ぬか以外に余計なものは入れていないそう、また、ぬか床って、秋になったら、封印してしまうけれど、ここのぬか床は、一軒家の一階に甕で保存ということが良いのか、真冬でも、野菜を入れれば、美味しいぬか漬けができるそう。

ただ、お皿に並べた糠漬けに味の素を振ることには抵抗を感じるものの、食べたとき、味の素の味はそんなにしないから、助かった。

<切り干し大根の煮物>
ここの切り干し大根の煮物は、切り干し大根特有の臭みが全然なく、しかも、柔らかくつるつると美味しく煮あがっており、切り干し大根をうまく煮たことのない私としては、教えを乞うた。
「煮る前に一度湯でこぼすの?」と聞いたら、そうではなく、何度もお水を取り換えて、切り干し大根を良く洗うのだって。
それから、最初は強火でも沸騰したら、弱火にして、コトコト30分くらい煮れば出来上がるとのこと。
今度やってみよう。

<お味噌汁>
小さく切ったお豆腐がたくさん入っていて、美味しいお味噌汁だったが、お味噌は、おかず横町の「郡司漬物店」のものとのこと。
やはり、郡司さんのお味噌汁は、只者ではなく、とても美味しい!
私は郡司さんのお味噌があまりに高いので、自分でお味噌を作るようになったと告白。(笑)
何でも、郡司さんのお味噌を使えば、出汁を使わなくても、美味しいお味噌汁ができるとのこと。
確かに飲んでみると、かつおの味もしなかったけれど、物足りなくなく、美味しい。
でも、良く聞くと、出汁は使わないけれど、味の素は入れるのだって。
そう聞いても、味の素のしつこい味はしないで、美味しく飲めた。

ということで、きちんとした心のこもった家庭料理を久々食べることができて、良かったし、美味しかった。
どうも、夜更けの人々のお母さんは、味の素を使うことに慣れているし、使い方が上手。
だから、今後も、時たま、家庭の味が恋しくなったら、ここに食べに行くつもり。
(でもね、食べ終わって、30分くらいしたら、舌に味の素を感じたが、ほんの一瞬で、我慢できる)(笑)

また、夜更けの人々のお母さんは、とても元気で、彼女のだみ声で、料理の解説を聞いていると、なぜか、元気になれるというおまけつき。(笑)

夜更けの人々、お店の前に「お店の名前をが書いてある看板」もなければ、「メニュー」も出ていないお店だけれど、月−金のランチに、自家製の心のこもった家庭料理が食べられるからお勧め。
価格は、日によってメニューによって異なるとのこと。
今回は、チャーシュー丼のセットに珈琲がついて、千円であった。

また、この夜更けの人々で食べるランチは、我が家の近隣の材料でとても美味しいものが作れるということを実証している。

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by mw17mw | 2014-07-05 11:07 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)