小田原界隈−「菜こんたん」の小田原どん

澤田美喜さんの生涯にこだわっていると、中々、先日の大人の遠足の話が書けないので、まとめやすい、小田原でのランチの話を先に書く。

この大人の遠足のスケジュールは、地元民の猫好きさんにお任せだったのだが、まずは、「ランチに何が食べたい?」と聞かれ、どうしてもという程ではないのだけれど、どうせ、大磯方面に行くなら、「新鮮な魚が食べたい」と返事をし、実行日に近くなったら、具体的なお店の提案があったのだ。

私としては、湘南事情は全くわからず、「強いて言えば、新鮮な魚が食べたいな~、でも、適当でいいよ」という気分であったが、主催者側としては、そんないい加減なことはできないと色々考えてくださった。
(立場が反対だったら、私も一生懸命考えてしまうから、気持ちはわかる)

で、「鎧塚ファーム」と「平塚漁港食堂」とどちらがいいと聞かれ、何だか、人にお任せの方で、当日そこに着けばいいのでしょうという気持だったので、「どちらでも?。でも、予約が必要な方があったら、わざわざ予約を取らないと入れない方」と返事をしたのか、私が返事をしないで出かけているうちに、鎧塚に予約の電話を入れたら、取れなかったとのことであった。

そんなやり取りをしていて、最初、ぼーっと「鎧塚」と聞いていたけれど、もしかして、パティシエの鎧塚俊彦さんのお店?と気づいた。
ま、すごい、小田原の方にもこんな「一夜城 ヨロイヅカファーム」というレストランを持っていて、平日のランチから予約でいっぱいだなんて。
私は東京の鎧塚さんのお店に行ったことがないくらいなので、今回、行けなくても全然がっかりしないのだが、どうせなら、小田原方面にいらっしゃる場合、景色がすごく良いらしいし、人気があるので、行ってみる価値はあるかもと思う。(ただし、小田原からタクシーで30~40分なのだって。)

ということで、そこがダメになったら、「平塚漁港食堂かな、それも良いな」と思っていたら、小田原の「菜こんたん」というお店に予約を取ってくださった。
なんでも、「小田原どん」が美味しいのだって。

ということで、大磯から東海道本線に乗って、小田原へ。

小田原はコンパクトな街なのか、どこへも徒歩で行けて、短時間の街歩きにはうってつけであった。
何でも、町おこしのために、小田原では、下記条件を満たす「小田原どん」というテーマ料理で色々なお店がアイディアを競い合っているそう。

1.小田原で採れた新鮮な食材を1つ以上使用する
2.食器には伝統工芸品である小田原漆器を使う
3.客に小田原をもっと好きになってもらえるようにもてなす

で、「菜こんたん」は、その小田原どんを提供する店舗の中で、美味しいので評価が高いとのこと。
お店は、小田原駅の海側に降りて、東京方面に戻るようにある「東通り商店街」の中にあった。
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メニューはこちら。
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このお店の小田原どんは、三種類あって、

1.鰺のサクサク丼 玉麩のお吸い物・香の物付き 1274円
2.真鯛の炙り焼き丼 お吸い物付き 1420円
3.釜揚げしらす丼 お吸い物付き 1058円

で、猫好きさんのおすすめで、鰺の小田原どんに決定。
実は、私は、前以て読んだ食べログのレビューで、やはり、「鰺の丼」が良いと思っていたのだ。
(それは、お吸い物に入っている玉麩が美味しいと書いてあったから)

その3つの丼のどれかを選び、プラス972円で、「人気惣菜4点盛り+だし巻き玉子+キャラメルプリン」のセットをつけることができるので、つけてみた。

以下、運ばれてきた順でご紹介。
まずは、人気惣菜4点盛。
画像の左手が「ひじきと野菜のサラダ」、向こうが「牛肉の八幡巻」、右が「しめ鯖、大根おろし、柚子胡椒、ピクルス各種のポン酢和え」、手前が「胡桃、玉味噌、そてつの実で和えた豚味噌」
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一つずつ取ってみれば、ごく平凡な名前のお惣菜に過ぎないのだが、一つひとつ丁寧というか、料理好きな人が味と材料をあれこれ工夫して作ったと感じられるオリジナリティがあり、美味しかったし、楽しかった。
この4点盛は、オードブル代わりになるのだろうけれど、このお皿で、ここのシェフが料理好きであることが良くわかった気がする。

次が出汁巻き玉子
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「だし巻き玉子」というからには、関西風のだし巻きが出てくるのかと思ったら、関東風でも関西風でもなく、このお店独自の家庭的なだし巻き玉子であった。
別にまずくなく、ごく普通に美味しいのだが、これは本場のだし巻きを期待した者からすると大きく外れているので、私としては、このだし巻き玉子を外して、珈琲をつけてくれた方が嬉しい。(唯一これは失敗とは言わないけれど、普通の家庭料理レベル)

こちらが、鰺の小田原どんと玉麩のお吸い物&香の物
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塗りの丼の中に、ご飯を敷き詰め、その上に水菜の切ったもので覆い、結構小さめの鰺の三枚おろしを天ぷらにしたものが5枚ご飯に刺さっていた。(丼の真ん中には、それらとは別に、鰺の中骨の骨せんべい)
鰺の天ぷらの天丼になるのだろうけれど、たれが少な目で、べちゃべちゃにならないで、美味しく食べられた。
鰺は本当に新鮮で、魚臭さが全くなく、味があるのかないのかという感じの「新鮮な美味しさ満載」であった。
(玉麩については、明日、別に書く)

でも、鰺の天ぷらを食べながら、「東京では、鰺を天ぷらにして食べないで、鰺と言えば、フライか、小さければ、から揚げとかから揚げにしてから南蛮漬けが多いな~、何でだろう?」と思ったのだけれど、鰺って、結局すぐ大きくなってしまうから、天ぷらの素材には向かないのかも。
(いやいや、江戸前の天ぷらは基本白身の魚だけで、青魚は天ぷらにしないような気がするが、本当だろうか?
あ、わかった、きっと江戸時代、東京湾で鰺をはじめ青魚が獲れなかったのかも。)
小田原だって、日常的に、鰺を天ぷらにしているわけではなく、「この小田原どん運動に参加するために、シェフが考えたものなのだよね、きっと」と思った。

こちらは、このお店の人気デザート、塩キャラメルを添えたプリン(塩キャラメルもプリンもこのお店の自家製)。
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塩キャラメルもプリンも丁寧にしっかり作られた物で美味しかった。
プリンは殆ど甘さなしで作られて、塩キャラメルのしょっぱさのある甘さで食べる感じ?
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by mw17mw | 2014-06-11 08:53 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)