えいよう塾井上さんの保存食
2005年 12月 04日
(その話は明日)
井上さんは、管理栄養士でお料理も上手で、自宅で料理教室を主宰している外、時々、雑誌やテレビで活躍を見ることもある方なのだが、インターネットで私のHPを見て、メールをいただいたことから、お付き合いが始まった。
そして、今回は、自家製の梅干、栗の甘露煮、お味噌をおみやげに持ってきてくださったのだ。
井上さんの栗の甘露煮は、そのときに、ゆきさんの「中松屋の栗しぼり」と、解凍した浅草橋野菜スタンドの渋皮煮があったので、二人で味比べしてみた。
中松屋の栗しぼりは、プロの作品として、やはり最高だと思ったし、井上さんの栗の甘露煮も、甘さ控えめで、栗の美味しさが良く出ていて、両方とも文句なし。(井上さんの栗の甘露煮は、冷凍しておいたものを解凍したとのことで、形は崩れていたが、味は冷凍の影響を受けていなかった)
この甘露煮は、是非、来年の秋、井上さんの味で作ってみたい。
浅草橋の渋皮煮は、冷凍する前、あんなに美味しいと思ったのに、この2つに比べたら、ずいぶん差をつけられた感じであった。
また、こちらが井上さんの梅干2種類。
小梅と南高梅。
私は夏に叔母からお手製の梅干をもらったのだが、ちょうど食べ終わったところで、またまたお手製の梅干が手に入って万々歳。
このふっくらと仕上がっているところは、叔母の梅干と同じ。
で、食べてみると、全然味が違う。
叔母のは、塩分20%に隠し味にグラニュー糖2%と言っていたと思うのだが、井上さんのは塩分15%だそうだ。
叔母のは、隠し味に砂糖を入れることによって、梅の味を最大限に引き出した感じ。
井上さんのは、素直に梅の味を出した感じ。
両方とも美味しいのだが、叔母のは派手な美味しさ、井上さんのは、地味な美味しさだと思った。
梅干を漬けると言っても、そして、両方ともふっくら仕上がって上手なのだけれど、味が全然違うことが面白いと思った。
料理の美味しさは、(料理が上手な)人の数だけあると言う感じ。
まだ、小梅しか食べていないが、叔母のは、一粒食べるとしょっぱくてそれで十分なのだが、井上さんのは、2粒、3粒、平気で食べられてしまう、これじゃ、減塩の効果、台無しだと思い直して、一食に一粒食べることに決めた。
梅干は、叔母のと井上さんのもの、どちらを真似るかは迷うところと考えたのだが、梅干の季節は我が家の近所のお祭の時期と重なるので、漬けられないから、悩む必要ないことに気づいた。(笑)
井上さんのお料理を味わったのは初めてであったが、「さすが、お料理の先生の味」と思った。
皆、美味しい。
井上さんは、井上さんの教室に、料理を習いたいと入ってくる人たちに、「私のお料理は地味よ」と最初に引導を渡すそうだが、地味で毎日食べても飽きない、そして健康的なお料理が特徴だと思う。
井上さんが「これなら美味しくて、健康的」と研究した料理を作れるようになるのもいいなと思った。(遠いから習いに行かないけれど)
健康志向の井上さんの薄味で素材の味を活かした保存食を食べていたら、「もしかして、私は今味が濃くなっているかも」と思った。
母が生きているうちは、母は塩を余り取らない人だったから、付き合って減塩していたけれど、もう他界して2年。
私は一人でご飯を食べているので、面倒くさくて、味の濃いものでとりあえずご飯を一杯食べられればいいというような、丼物の具のようなものばかり作っていて、それも、ご飯を食べられるように、自然に味が濃くなっているかもと、ちょっと反省した。
今、料理教室では、「簡単で見た目も華やか、お友達が来た時に受ける料理」なぞを教えるところが多い中、井上さんの料理教室は価値があると思った。
そういえば、先日、我が家に食事に来てくれた若い友達が、私のナスの南蛮漬けとかおからを食べて、「イタリアンとか、カリフォルニアロールは作れるのに、こういう地味なナスの料理なんて、どう作っていいかわからない」と言っていたことを思い出した。
そういう料理は、お母さんか、井上さんに習うといいと思った。(笑)
褒めすぎで ちょっと気恥ずかしいです。
でもやっぱり私流で頑張っていこうと背中を押された気持です。
ありがとうございます。
また遊びにいきますね。
ズシッ!ときましたね。
さすが、いろいろ研究熱心なmw17mwさんのお言葉。
座右の銘にさせて頂きます^^
ところで、焼きそばの麺を洗ったら、たくさんの油が出てきて、ビックリ!
ソース焼きそばだったのですが、さっぱりと頂けました。
このことを、できるだけ多くの人に教えてあげたいので、
私のBlogにリンクして、紹介しても良いでしょうか?
是非頑張ってください、美味しいお料理を期待しています。
(井上さんは、出身校の人としては、ゴチャゴチャしていたり、奇をてらわない料理だと思っています。<笑>)
>hacchimaさん
そう、そう、お料理って、どんな味の料理でも作れるのかというと、やはり、その人ならではの料理に行き着くと思うのですよ。
リンクは宜しくお願いいたします。
「洗う」ではなく「すすぐ」の方で。