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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw
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ミュスカデの飲み比べ

ミュスカデの飲み比べ_d0063149_22463210.jpg先々週の木曜日から今週の月曜日まで、出かけっぱなしであった。
木曜日は、「利き酒」、金曜日は、B食の関係のManaさんでの「ミュスカデ飲み比べ」に突然欠員が出たので来ないかと声がかかり、夜行ってきた。

私は全くワインは詳しくない(ま、お酒全般そうだけれど)、また、特別なときにしか飲まないから、飲み比べできるかしら?ととても不安であったが、勉強になりそうなので、出かけた。

ご一緒したのは、二人のうら若き女性たち。
6本のワインが並べられ、それぞれ、6個のグラスに注いで味を見る。
他の二人の若い女性は、的確に次々と飲んだワインの特徴を口にする。
惚れ惚れ~。

私は全然付いて行けず、ただ、ぼ~、すごいすごいと思うだけであった。(笑)
正直言うと、ミュスカデは、私には「美味しい!」とか「好き」という言葉は出てこない味に思えたのだ。
安いとのことだったが、フレンチのレストランに行ったとしても、ミュスカデ一本取るのなら、もっと他のワインをグラス一杯にするだろうな~なんて、思っていた。

しかし、これは、多分、私に、ワイン、及びミュスカデを評価する基準が自分の中になかったからだと思う。
後から、人に聞いたら、このワインは、日本酒に例えると、「淡麗辛口」とのこと。
そう聞くと納得するところがある。
私は、ワインの試飲ということで、もっとフルーティーだったり、スパイシーだったりを勝手に頭の中で期待していたところがある。
ミュスカデは白ワインなのだが、私の白ワインに対する基本的イメージは、「ドイツのフルーティーな白ワイン」なのだ。

このミュスカデは、それとは正反対で、ドライでキリリが基本線のようである。
初めから、そのことを知っていたら、「ドライでキリリという範疇の中でのまろやかさや香り高さなぞを比べる」ことができたかもと思う。

次に、Manaさんが「甘海老のポタージュ」を出してくださったのだが、それを食べてから、ミュスカデを飲むと、結構不愉快であった。
甘海老のポタージュは臭みとか全然なく、とても手間隙かけたられた秀逸な料理であったが、ミュスカデとあわせると、ポタージュを飲んだ舌に残ったポタージュの味が、ミュスカデの酸味で全て消され、舌に酸味しか残らないような感じであったのだ。

こうなると、私の中に、ミュスカデを評価する基準ができ、「甘海老のポタージュを飲んだ後、どのワインを飲んだら、口に不愉快な酸味が残らないか」で評価することができた。(ここらへんから、元気になった。<笑>)

はっきりわかったのは、ミュスカデは、ポタージュのような重い料理には合わないということ。
本当は、牡蠣とかムール貝を食べながら飲むと評価が高いらしい。
今度は、「合う」と言われる料理を食べながら、ミュスカデの良さを味わいたい。
(う~ん、でも、きっと私はワインだけ飲むとしたら、ミュスカデは買わないと思う。)
Commented by イルカ at 2005-10-30 05:20 x
「ミュスカデ飲み比べ」あまり聞かない企画のワイン会ですね、珍しい。
私にとってミュスカデは料理を邪魔しない食中酒というカテゴリーで
単体で飲んで「美味しい」とは思わないので自分では買わないです
濃厚で個性があるワイン自体でも楽しめるタイプが好みなので。

あと個人的には牡蠣がワインに合うという人がいるのが
理解できません、生臭ささが出て相性が悪いと感じます。
日本酒のほうがずっと合うと思います。
Commented by mw17mw at 2005-10-30 21:42
珍しいみたいですね、ミュスカデの飲み比べ。
「安いワインだからこそ、6本並べられた」とのことでした。
そうですよね、単体ではちょっとねというところは、今現在、私も
感じています。

牡蠣にミュスカデ、美味しい人もいるということで、この冬は是非やって
みようと思います。
日本酒の方が合うと、美味しんぼで、私も読みましたが、こちらも未体験です。
牡蠣の料理と言っても、グラタンみたいなものは、ミュスカデは合わないと予感しています。
by mw17mw | 2005-10-28 22:58 | 酒屋 | Comments(2)