雨の中の「谷中猫ツアー」3/6 朝倉彫塑館・谷中銀座

朝倉彫塑館に続く通りに出たら、右側のお店で、「猫ちぐら」を発見、お値段は何と28,000円。
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ネットでも、「猫が喜ぶ」と宣伝したり、「自分でも作れます」と作り方のページがあったりするから、名前は知っていたが、実物を見るのは初めて。
私も猫が喜び、安くできるのならと「猫ちぐら 作り方」なぞで検索し、自分で編む方法をざっと研究してみたが、何だか、それでなくても不器用な自分が編むのは無理と判断。
今回、実際に「28,000円の完成品」を見てしまうと、それと同等の丁寧なものを作るにはやはり相当熟練が必要だと思う。
猫が本当に喜んで、ずっと使ってくれるなら、買ってあげたいけれどね...。(猫は気まぐれだから)

そして、朝倉彫塑館 に入る。(台東区の中で私の一番好きな場所)
3年間の耐震補強工事が終わり、昨年秋再開された。
朝倉彫塑館は、内部の撮影が禁止されているので、その素晴らしさをブログで伝えられなくて残念。
芸術家の中で、生きているうちから名声を得、金銭的にも恵まれる人の方が圧倒的に少ないのだろうけれど、朝倉文雄さんは、その恵まれた芸術家のひとり。
で、色々な人に彫像を作ることを頼まれて得たお金で作ったと思われるこの家を残して、それが、一般公開されたことが素晴らしい。
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入場料は、100円上がって、500円になっていた。
そして、その日は雨だからと屋上には行けなくて、見学の順路も、二階の猫の彫像が飾ってある部屋からになった。
しかし、朝倉文雄さんの猫をモデルに作った彫像 は、皆、猫へ愛情をひしひしと感じられる作品ばかりで楽しかった。
(猫の彫像の他、朝倉文雄さんが猫に囲まれて、嬉しそうな顔をしている写真も飾ってある)

改修工事なのだが、全体、そんなに大きく変わっていないけれど、細かいところは色々...。
総じていえば、どこがどうとは指摘しにくいのだが、耐震補強工事前の方が、建物としての迫力があったような気がした。
例えば、1Fの私邸の部分の日本間から庭へは、ずっと縁側が続いていて、すっとお庭の池の上に出られたのに、園側は半分くらいの長さになってしまった。
また、一番がっかりしたのは、入場料と引き換えにもらうパンフレットに、池の岩に関する説明がなくなっていたこと。
私は、朝倉彫塑館で好きなのは、日本家屋と日本風の庭園。
この建物自体、一部の妥協もなく、朝倉文雄さんが満足するように建てたものなのだが、大きな池に大きな石が5つ置いてあり、それぞれ、その石には名前がつけられ、朝夕、その池の石を見ては、朝倉文雄さんが心を戒め、心を落ち着けていたと、以前のパンフレットに書かれていたのが、今は省略されてしまったし、朝倉彫塑館のHPからも消えてしまった。

何だか、朝倉彫塑館が、彫塑の作品中心になってしまったけれど、それも重要かも知れないが、実は、朝倉さんのような芸術家が、私邸部分も公開することによって、どうやって、心の静寂を保ったかがわかるところも良かったのに...と思ったら、そのことが載っているページを発見。
このページ には、どの石がどの名前かまでは書いていないが、「仁・義・礼・智・信」を表していたとあった。
(以前のパンフレットには確か、このお庭は芸術家が朝な夕なに眺めては、自分の心を鎮め、戒めたと書いてあった覚えがある。
何で、そういうことを外してしまったのだろう?)
また、このページ が朝倉彫塑館について詳しく、一番、実際に見学したときの気分が味わえる。

d0063149_08435698.jpg次は夕焼けだんだんを降りて、谷中銀座へ。
猫仲間さんが「夕焼けだんだん右側は、マンションが壁のようになっている」と教えてくれて、「確かに」と思った。
テレビで映すときは、この右側は映さないようにしているのかも。
左側も、そのうち、土地の所有権が移転したら、マンションかも。(淋しい)

小さいことだが、谷中銀座に入ってすぐ左側のお土産物屋さんの左側に、志ん生・金原亭 志ん朝の大きな写真が貼ってあって、それがとても良かったというか、昔の、というか、4,50年前の色気のある噺家さんたちの写真が良かったのに、お土産物屋さんの左隣に入ったお店が、その写真を隠すように、自分のところの看板をかけてしまって、見えなくなってしまった、とても残念。
猫仲間さんには、「ここには素敵な写真が本当はあって」と説明するだけに終わってしまった、しかし、家に戻ってから、自分のブログを探したら、その写真が残っていた。
猫仲間さん、この写真 です。
別に三人とも、美形でも何でもないのだけれど、昭和のある時代にいた素敵な男性たちで、この谷中で暮らしていたのだ。

こちらは、2,3年前設置された、古い瓦屋根の上に置かれた猫の像。
瓦屋根の上に置かれた猫の像はもう1体ある。
また、地面に置かれた猫の像もあるはずなのだが、今回、見当たらなかった。
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by mw17mw | 2014-04-03 09:10 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)