伝法院のお庭
2005年 10月 20日
浅草寺隣の伝法院での利き酒会に行ってきた。
去年はエッセイに利き酒会のことを書いたが、今年は、会場の「浅草の伝法院のお庭」について。
ここは、浅草寺のお坊さんたちの修業の場とのことで、一般公開はされていない。
また、写真を色々撮ったが、公開は差し控えるべきとのこと。
伝法院のお庭は、池を囲んだ回遊式の大きなお庭で、今年は一周してきた。
自然は沢山残っているし、池の中の石をよく見ると、亀が乗っていて、皆、天気が良いからか、甲羅干しをしていた。
こんなに沢山の亀がのんびりと甲羅干しをしている風景を見たのは、初めてかも知れない。
草木の自然のままの感じも、沢山の亀が人を意識しないで伸び々と甲羅干しをしている風景も、「非公開のお庭」だからこそのものかも知れない。
この亀さんたちの実態を見ると、「非公開」というのも良いことかも知れないと思う。(亀にとってだけれど)
本当に隣は、浅草寺や仲見世で、多くの観光客とお店でゴミゴミしているところなのに、ここは別世界。
誰も、仲見世からちょっと離れたところで、亀が甲羅干ししているなんて、想像もしないであろう。
ちょっと池のお水が濁っているのが難点だが、本当に立派なお庭だし、伝法院の古い建物と、その先に見える五重塔と一緒の風景も素敵。
また、散策していると、お水が流れる音が聞こえる、水量は少ないかも知れないけれど、湧水があるみたいだ。
お茶会とか、色々な催し物に使われることもあるみたいだし、一般公開の日というのがあったような記憶もあるので、機会があったら、是非、見学してください。
後、浅草寺の裏庭というのもあるようなのだけれど、ここは本当に非公開で、一度も入ったことがない。
誰か、入ったことがある人、いらっしゃいますか?
浅草、ゴミゴミしていると良く言われるのだけれど、ちゃんときれいな自然をちょっと残しておいて、非公開で密かに守っているのだと思った。
写真がないと淋しいので、おまけ。
ベルギービールを売っていたので、買ってきました。(説明パンフレット付きで)
私が無知だから知らなかっただけで、結構有名な話らしいけれど、ベルギービールの輸入元は、清酒「白雪」の小西酒造とのこと。
何でも、今の社長が若かりし頃、イギリスに留学していた時に、気に入って輸入を始めたとのこと。
「最近人気が出るようになりましたが、ここまで来るのに、18年かかりました。」とのことであった。
へ~、清酒メーカーがベルギービールを輸入していたなんて。
(ワインを輸入している酒造メーカーも多いみたいだが)
何か、次期社長を海外に留学させて、色々な体験をさせるというのは大切だなと思った。(特に飲食関係)