合羽橋界隈-「先斗(ぽんと)」でランチ

小林カツ代さんが亡くなられたそう、好きな料理研究家だったのでとても残念です、ご冥福をお祈りいたします。 

 ---本題です---

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さて、ランチに行ってみたかったけれど、行けていなかったお店、第二弾は、西浅草の「先斗(ぽんと)」という京料理のお店。

結論から言うと、ランチは私好みで「鄙びた奈良の味を思い出すことができた」稀有なお店。(と意味の分からない評価をしてみたが、追々説明する。後、補足するとしたら、たぶんこのお店は、夜は京料理の名に恥じない雅やかな料理を出すのだと思うが、昼は、鄙びた料理で、それはそれで美味しかったのだ。)

あ~、あ~、こういうお店だったら、もっと早くに行けば良かった。
また、夜も付き合ってくれる人がいたら、ぜひ、行きたい。

午後一時過ぎに出発したから、着いたのが、1時15分くらいかな?
定食は、「さば塩焼き」「さば揚げ出し」「しゃけ塩焼き」「鳥みぞれ焼」「天ぷら盛り」「小あじから揚げ南蛮漬け」の6種類。
どう考えても、京の香りはしないメニューばかり。

で、扉を開けるとカギがかかっていたが、中から開けてくれて、入ることができた。
カウンター10席にご店主1名のお店のよう。

お店のご店主に「京都らしい料理はどれ?」と聞くと「お昼はそういう料理はない」とのこと。(笑)
悩んだけれど、「小あじから揚げ南蛮漬け」にしてみた。

で、小あじが冷蔵庫から出され、揚げ始められた。
出て来たのは、下記画像。
お茶碗に大盛りの炊き込みご飯、わ~どうしよう、「減らしてください」とか「半分にしてください」と言わなくてはと心では思うのだが、でも、結局は「美味しそう!食べたい」という気持ちが勝ってしまって、そのままの量を食べてしまった。(笑)
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まずはお味噌汁から口をつけたのだが、塩分は控えめながら、味自体は関西風よりは濃い感じ。
美味しいけれど、完全関西風という感じではないように思えた。
卯の花は完全関西風の薄味で、量もたっぷり美味しかった、特徴としては玉ねぎとお豆腐が入っていたと思う。
酢のものも塩もみしてあるキュウリに塩の味がせず、上に乗っているのは良く乾いたじゃこで美味しかった。
小あじのから揚げも、頭からしっぽまで臭みもなく全部かじってしまったし、下に敷いてあった大根のつまも大変美味しかった。

小あじのから揚げも大変美味しかったけれど、しかし、私が一番気に入ったのは、炊き込みご飯。
炊き込みご飯を最初から減らしてなんて言わなくて良かった、この炊き込みご飯をたくさん食べて太っても、その方が本望。(笑)
後から聞いたら、えんどう豆の炊き込みご飯で、えんどう豆とわかめが入っていたのだが、両方とも量的には大して多くなかった。
その他、金胡麻がたくさん入っていて、鄙びた味で美味しかったのだ。

塩分は関西風に薄いけれど、味はちょっと濃いお味噌汁、えんどう豆の鄙びた味の炊き込みご飯に、関西風の卯の花を食べていたら、その組み合わせからか、20年も30年も前に、奈良公園界隈で良く食べていた一膳めし屋の定食の味を思い出してしまった、確か、こういう鄙びた美味しさだったよねって。

そのお店は、今となっては名前も思い出せないし、色々なキーワードで検索しても出て来ないのだが、奈良の国立博物館の前だったか、近所にあって、お店というより、普通の民家の一室が食堂として開放されていて、毎日お昼時に一種類の炊き込みご飯の定食が500円で提供されていたのだ。
座ると、その日の炊き込みご飯の定食が運ばれてくるのだが、炊き込みご飯・味噌汁にお漬物、小鉢くらいだったかな?(大きいお総菜がついてきたという記憶は全然なかった。)
その毎回の炊き込みご飯が炊きたてで大変美味しく、奈良公園近くって、「これ」と言った美味しいお店もなかったし、自然と奈良公園に行くときは、毎回、この一膳めし屋でお昼を食べていた。(在大阪の時の話)
しかし、私が大阪から東京に戻る頃だろうか(ということは平成元年くらい)に、そのお店は閉店してしまい、もう二度とあそこの炊き込みご飯の定食を食べることはできなくなってしまった。
(私にとっては、その今は亡き、そして後継のお店もない、とても美味しい一膳めし屋で何度も食事ができたのは、結構自慢なのだ。
私の弟は、高校か大学の時、一人で奈良に行って、「日吉館」に泊まったことがあるのが自慢、きっと、日吉館の方が格が上だろうけれど)

(考えてみれば、奈良大好きの私は、昔の奈良の資料を取ってあるような気がする、今、リフォーム中で探せないけれど、落ち着いたら、奈良についての昔のるるぶみたいな本を探して、そのお店の名前を調べよう)

今日、西浅草の京料理のお店で、定食を食べていたら、久々、そのことを思い出したから、味の組み合わせが似ていたのだろう。
京料理を食べて奈良の味を思い出すかというと、質素な材料の関西料理は皆似ているのかも。
まさか、西浅草の京料理のお店の安い定食で、奈良の味を思い出すなんて、本当に意外であった。

とても炊き込みご飯が気に入ったので、お勘定の時に、「毎日、炊き込みご飯が出るのですか?」と聞いたら、「うちは、とろろご飯が基本、今は春で、炊き込みご飯が美味しいから、炊き込みご飯を出しているだけ」とのこと。
へ~、とろろご飯も美味しそう!

ということで、近々また行ってみよう、揚げ物が多いのがちょっと難点だけれど。

何でも、お昼時、12時から12時半頃はサラリーマンで混むとのこと、その後、1時半頃までに入ってくれればランチが食べられるよとのことであった。

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by mw17mw | 2014-01-29 16:32 | 合羽橋の食と飲食店 | Comments(8)

Commented at 2014-01-30 10:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mw17mw at 2014-01-30 21:37
>m.〇〇ちゃんさん
はじめまして&読んでいただき、有難うございます。
あのお店にいらしたことのある方がブログの読者の中にいるとは思いませんでしたので、嬉しいです。
あそこの鄙びた炊き込みご飯美味しかったですよね。
あ~いうお昼ご飯大好きなのです。
もし、お店の名前わかったら、教えてください。
Commented at 2014-01-31 00:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ひすい at 2014-01-31 07:36 x
突然失礼します。合羽橋ランチを検索してこちらのページを拝見しました。そのお店は「下下味亭」という名前ではないでしょうか。「工芸店ようび 奈良」で検索してみてください。味の分かる方々によく知られていたようです。私は行ったことがないので気になっていました。
Commented by mw17mw at 2014-01-31 11:36
>h〇〇〇〇〇oさん
初めまして&ようこそ&詳しい情報有難うございます。
そうそう、そういう名前でした。
今は、同じ名前で喫茶店なのですね。
(下下味亭という名前で検索すると結構情報が拾えました、有難うございます)
私なぞ、東京へ戻ってしまえば、殆ど関係ないですが、でも、あの一膳めしのお店は残ってほしかったです。
日吉館も両方ともいらしたことがあるなんて、羨ましいですし、奈良在住も羨ましいです。
実は私は本当に奈良公園が好きなのです。
また、近々行きたいです。
では、今後とも宜しくお願いいたします。
Commented by mw17mw at 2014-01-31 11:39
>ひすいさん
初めまして&ようこそ&詳しい情報有難うございます。
こんな、複数の方から情報がいただけるなんて、思ってもいませんでした。
「工芸店ようび 奈良」のページも拝見しました、私はその頃全然気づいていませんでしたが、あの下下味亭の器、それなりに価値のあるものだったのかも知れませんね。

もし、合羽橋ランチを考えられるのなら、先斗も是非候補に入れてください。
ただ、いつでも、炊き込みごはんなのかどうかはわからないところがつらいですね。
では、今後とも宜しくお願いいたします。
Commented by ひすい at 2014-02-01 08:44 x
実は昨日、ランチでサバの揚げ出しをいただいてきました。サバが見えないほど上にお野菜がタップリ乗っていて、とても美味しかったです。
キュウリも炊き込みご飯も、ここに書かれた通りでした。全ての品がきちんと作られていて、和食の良さをしっかり味わうことができました。
合羽橋は本当に久しぶりでしたが、良いお店を紹介していただき、ありがとうございました。店主に、インターネットで紹介されてたので。。と伝えておきました。また合羽橋に行く機会があれば利用したいです。
取り急ぎご報告まで。
Commented by mw17mw at 2014-02-02 10:05
>ひすいさん
早速いらしてくださったのですね、また、レポート有難うございます。
私もサバの揚げ出し、近々食べに行こうと思います。
考えてみれば、ま、私が東京在住ということもありますが、それでも、意識して関西系の料理も良く食べたのですが、そして、昨年春には大阪に行ったのですが、下下味亭の味を思い出させる料理に巡り合ったのは、今回、この先斗が初めてでした。
そういう意味では本当に希少価値があると思います。
是非、長く続いてほしいです。