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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

町屋のMana

B食で知ったManaという「フレンチとイタリアンをベースにした創作料理」のお店に行きたく、友人に付き合ってもらった。
そして、初めてなので、こちらの食べたいものを言って、「お勧め」を織り交ぜてもらった。

町屋のMana_d0063149_1394012.jpgこれは、前菜。
バケットの薄切りに、ハムのムースが乗っているもの、もう1つは、ゴルゴンゾーラチーズに蜂蜜が乗っている。
それに、サラミソーセージの薄切り。
真ん中のガラスの器に入っているのが桃の実のピクルス。
白い丸いのは、オリーブの実をクリームチーズで丸めたもの。

全部素材良し、アイディア良し、腕良しで美味しかった。
ゴルゴンゾーラに蜂蜜は、とてもとても気に入って、癖になりそう。
シェフに説明を聞いたけれど、ゴルゴンゾーラのカビの多いタイプに蜂蜜が合うそうだ。
蜂蜜も良いものを使っていて、薄っすらした甘さにフルーティーな香りがするものであった。
私としては、もう一度食べたいものばかりであった。
(全部美味しかったけれど、やはり、ハムを裏ごししたハムのムースは、慣れ親しんだ味で、驚きがなかったという点で2回目はないかも。(笑))

町屋のMana_d0063149_13145015.jpgこれは、友人のリクエストの青鯛のカルパッチョ。
食べ終わる寸前に写真を撮るのを忘れていたことに気づき、慌てて撮ったもの。
これも美味しかった~。
一緒の野菜は、確か茎が赤いから「デトロイト」というものだと思う。
オリーブオイルやビネガーで味付けされていて、魚の新鮮さ・旨さを引き立てていた。
適切な冷たい温度で出され、堪能した。
厚みのある切り身ではあったが、美味しいから、次から次へ口に運んでしまって、あっという間になくなってしまうのが、淋しかった。(笑)


町屋のMana_d0063149_1318239.jpgこれが、噂のイベリコ豚の香草焼き。
これは、やはり、「メイン」の名にふさわしい美味しさ。
イベリコ豚自体も美味しいのだろうけれど、焼き方が絶妙。
外はカリカリというかちゃんと焼いてあるのだけれど、中は、ちょうどミディアムというか、熱が通っているという感じの焼き方で、とてもジューシーで柔かい。(中側のお肉の写真も撮れば良かった)
写真を見てもわかるように、ロースの肉質ではなかったので、シェフに聞いたところ、「はじめロースを使っていたけれど、今は肩ロースに落ち着いた」とのこと。
私からすると、脂身と赤身が段々になっていて、豚バラかと思ったら、肩ロースだった。

イベリコ豚の美味しさは、脂の美味しさのような気がする。
赤身は、余り味がしないで、肉としては貧弱、だから、赤身も周囲の脂身の味で食べていたような覚えがある。
赤身が貧弱だから、トンカツには向かないということはとても納得した。
赤身がなくてもいいような気もしたが、でも、脂身だけのお肉って気持ちが悪いし、脂と一緒に食べれば、アクセントにはなる。(だから、存在は必要なのだ)

それにしても焼き方が絶妙。
イベリコ豚を買うのは勿体無いし、大黒屋さんの肩ロースを厚めに切ってもらって、この「焼き豚風」を作れるよう、研究してみようと思った。
私の場合は、フライパン一丁で仕上げるのは無理だから、表面を焼き固めて、低温のオーブンで仕上げれば、「できるんじゃないかな~」とそれをこなす自分のイメージが頭に浮かぶのだ。(笑)

黄色いマスタードは、マイユのマスタードで、私と同じ好みと喜ぶ。

町屋のMana_d0063149_13284826.jpgこれがサラダ。
野菜も新鮮でドレッシングも良くて、とても美味しかった。
ドレッシングを味わいながら、「パプリカとかニンニクが入っているかな?」なんて思ったが、大外れ。
色々な野菜をフープロにかけて、お酢や油を足して作るドレッシングなのですって。
家に帰ってから、「以前、そういうドレッシングを食べたことがある」ことを思い出した。
そうだ、池袋の文流のランチのサラダのドレッシングが美味しかったのだけれど、色が真茶色だったので、お店の人に聞いたら、「野菜を粉々にしてそこにバルサミコ酢」を入れると答えてくれた覚えがある。
真茶色はバルサミコ酢の色とのことであった。
色々な野菜をフープロにかけて作るドレッシング、まだ、レシピを見たことがないけれど、イタリアではよくある作り方なのかな?
今度、レシピを発見すべく、心掛けてみようと思う。

これに、後、ハバネロのペペロンチーノを食べて、コーヒーを飲んで、ご馳走様でした。
(写真を撮り忘れた)
ハバネロのペペロンチーノは、他の唐辛子のペペロンチーノと食べ比べなければ、するすると、それなりの味だと思って食べてしまう。
今回は、辛さを控えてくれたのかな?

Manaさんのシェフさんは、本当に「美味しい物が好きで、研究熱心、確かな腕と目と感性を持っておられる」ということが感じられる美味しい料理だった。
日頃研究して選び抜かれた食材を丁寧にちょうど良い状態、最高に美味しい状態に仕上げてくれる、西洋風のお料理が食べたくなったら、Manaは絶対のお勧め。
色々な種類を食べたかったら、4人以上の方がお得かも。
また、予めでも着いてからでもいいのだけれど、好みを行って、コースを組み立ててもらうと良いと思う。

帰り道、友達と「もっと行きやすい場所にあったら、もっと通うのに」と言いながら、家路に着いた。
(そうだ、書くのを忘れたけれど、「ビールに小笠原ラムとレモン」という組み合わせの飲み物もものすご~く美味しかった。)
Commented by イルカ at 2005-10-09 23:14 x
うーん、美味しそうな匂いのするお店ですね。

ゴルゴンゾーラに蜂蜜は合いますよね、私もこの組み合わせが好きで
たまにゴルゴンゾーラと蜂蜜のピザをつくるときがあります。

イベリコ豚は脂身が美味しいとは聞いてましたが、赤身の部分が
美味しくない豚だというのは知りませんでした。
どうやら赤身派の私にはイベリコ豚は向かなそうです。

肩ロース大好き(豚の部位で一番)、ブロックで購入して
塩を振って熟成させたものをしばしば焼いて食べてますが
厚めの肉でゆっくり火をとうしてやればいい感じに焼けるはず。
回数をこなした今では適当にやっても思いどうりに焼ける腕前に
なりましたよ。
Commented by mw17mw at 2005-10-10 21:56
そう、そう、ゴルゴンゾーラと蜂蜜のピザ、食べたいし、作って、得意料理にしたいです。

肩ロースの焼き方、習いたいですね~。
「集めの肉でゆっくり火を通す」というのが、そうは言っても私には
中々難しいのです。
「適当にやっても思い通りに焼ける腕前」う~ん、何ていい
言葉なのだろう。
すぐにはやらないけれど、そのうちやってみますから、その時の
私のやり方見て、まだアドバイスお願いしますね。
by mw17mw | 2005-10-09 13:40 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)