新潟県村上市「人形さま巡り」の旅 4/7

d0063149_18493014.jpgこの「お人形さま巡り」という催しものには、75軒が協力している。
お茶屋さん、鮭屋さん、お菓子屋さんなぞは、見に来た人がついでに何かを買ってくれることもあるけれど、右の画像のような旅人には全く無関係なクリーニング屋さんや洋服屋さん・お肉屋さんなぞも、この催し物に積極的に参加していた。
この昭和13年創業のクリーニング店は、入り口を開けると、できあがった洗濯物が沢山吊るしてあって、カウンターがある普通のクリーニング屋さんあのだけれど、そこを抜けると、裏にすぐ居間があって、見事なお雛様が飾ってあった。

お人形を展示してあるお家の前には、開催日と時間が書いてある札が立っている。
で、見る場合、その家に入るとき、当然だが、「見せてください」とか、声をかけて入り、見終わったら、「有り難うございました」と言って出ること。

また、お人形と言っても、雛人形や武者人形の他、市松人形、土人形、手作りの人形など、色々なものが飾られている。
この「お人形さま巡り」は、町の人たちが大切にしてきたお人形が見られる他、村上の人たちの人柄の良さもこの催し物の人気の一因とのこと。
確かにどこに行っても、にこやかに応対され、時にはお茶まで出してくれて、丁寧に説明もしてくれる。
そういうことで、リピーター率が高い催し物とのこと。(最後にまとめるけれど)

さて、今回は、お雛様の画像を紹介。
お雛様は本当に数が多かった、どれもこれも紹介したいけれど、主立ったものだけご紹介。

これは、吉川さんちの右隣益甚さんの「御殿飾り雛」。1852年のものとのことで、ペリー来城の前年とのこと。(説明書きの通り)
益甚さんに、これらのお人形を入手した経路について聞いたら、「北前船で運ばれて、売りに出されたものを買ったのだと思う」とのこと。京都の没落した貴族や関西のお金持ちなどが手放した品かしら?
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これらのお雛様は、どこのお家のものか、わからなくなってしまった、でも、古くて、立派。
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これは、富士美園というお茶屋さんに飾られていた古いお雛様。どういう経路で家にあるのか、定かではないらしい。(古いお雛様で、由来がはっきりしているものより、はっきりしないお雛様の方が多かった。)
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私は主に、古いお雛様を見て歩いたのだ。皆、素敵な顔立ちで全部良かったけれど、一番素敵だと思ったのは、下の画像。
このお雛様が一番きれいと思ったのだが、家に帰ってから、調べると、あるブログに、うおやさんのお雛様がベストワンと書いてあった。(残念ながら、昨日見つけたそのブログ、お気に入りに入れておかなかったら、わからなくなってしまった。しかし、その村上で一番きれいというお雛様の画像は見つかった、この女性。ちょっと新しめの雛人形で、フォトジェニックだわね、確かに、でも、私は、下の画像のお雛様の方が好き。)
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この二人のお人形は、着物が見事に十二単になっているので、写してみた。
人形さま巡りには、古い時代の物から、昭和・平成までの沢山のお雛様が飾られ、見ることができる。
大きさや着物の色等、時代じだいの特徴が良く出ていた。
珍しいところでは、昭和23年製造のお雛様を見ることができたのだが、戦争が終わったばかりで、物資が乏しい時代に作った質素な着物のお雛様であった、しかし、そういう時代にも、どうにか工夫して、お雛様を作った職人さんがいたわけだし、そのお家がその時生まれた女の子のために購入し、そのお雛様を大切にしてきたという気持が良く伝わってきた。
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今の時代だから、それぞれの町屋の居間には、電気がつくようにされていたけれど、吹き抜けの天井から差し込む日の光で、お雛様を見ることが多かった。
薄暗いという程ではないけれど、上から差し込む光で見るお雛様は、「そうか、何で、こう顔を白くするのかと思ったら、薄暗い環境でもはっきりわかるようにからかも知れない」と思った。
ま、そういう点、なぜ、お人形の顔は白いのかはわかったが、京都の舞妓さんなぞは、首筋を白く塗って、顔は白く塗らない、あれはどうしてだろうと不思議に思う私であった。
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by mw17mw | 2013-03-29 22:16 | 東京以外の遠出・温泉 | Comments(0)