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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

文京区春日界隈-「フレンチレストラン 洋食屋」でランチ 2/2

その後、お客さんは、次々入って来たが、大人ばかりであった。
満席になることはなかったけれど、ずっと、70%くらい席が埋まった。

シェフの奥さんらしき人がカウンターの中にいて、料理を出したり、下げたりしてくれる。
小柄な女性で、水色のセーターに白いエプロンが似合っていた。
しかし、7,8人のお客に、お水やお料理を出すとなると結構忙しそうで、料理の説明を求めるのは無理であった。
このマダムがテキパキしているし、カウンター内で、下げられたお皿を整理するので、とてもカジュアルな雰囲気であった。

私が頼んだのは、日替わりで、前菜が「地鶏とブリのリエットのテリーヌ サラダ添え」、メインが「ワラサと鮭白子のポワレ トマトとケッパーの焦がしソース」。

まずは、前菜の「地鶏とブリのリエットのテリーヌ サラダ添え」
文京区春日界隈-「フレンチレストラン 洋食屋」でランチ 2/2_d0063149_12503618.jpg
このテリーヌのお皿、メニューには書いていないけれど、自家製と思われる生ハムの厚切りが二枚付いていて、結構ボリューミー。
テリーヌを食べると、所々に小さな魚の柔らかい軟骨が口に入って来た。
きっと、ブリの軟骨で、リエットにする時、低温で長く煮るから、軟骨が柔らかくなるという計算で入れたのかな?
量もたっぷりで美味しいことは美味しいのだけれど、結構、塩は弱め。
結構分厚い生ハムは、塩がちょうど良いというか、いかにもフレンチという味付け。
両方とも美味しかった。

画像では隠れているが、付け合わせに、かぼちゃを刻んで柔らかく煮たものがあったのだが、その上に、短冊に切った白いものが沢山乗っていた。
これは何かな、豚の脂身の塩漬け?チーズを薄く切ったもの?と思いながら、口に入れたが、それは、動物性ではなく、何か野菜で、コリコリしていた。

これが何かわからなくて、お皿を下げてもらう時に、マダムに「かぼちゃに乗っていた白い短冊状のものは何ですか?」と聞いたら、マダムの答えが意外であった。
「今朝、私が、シェフから、短冊状に切ってと言われた白いものは、かんぴょうとズッキーニでしたから、そのどちらかだと思います。ほら、ズッキーニは皮を剥いてから、刻むから、白いでしょう」とのこと。

ほ~、マダムは、フロア担当なだけでなく、調理助手の役割もこなしていることがわかる。
こういう小さい店のマダムって、大変だよね~と思う。
(それにしても、短冊状に切られた白い野菜は、全部形が揃っていたし、このマダムは、きっと調理助手としてベテランで有能の助手なのだろう。)

しかし、他のお客さんに運ばれて来た「地鶏と帆立貝 イカのガレット 野菜のマリネのオーブン焼き 万願寺唐辛子添え」がとても美味しそうだった。
別に、「地鶏とぶりのテリーヌ」に不満があるわけではないのだが、オーブン焼きの方は、タルトを焼く時に使う白い陶器の丸いお皿に色とりどりの野菜やお肉が並べてオーブンで焼かれ、グツグツ言いながら、彩り良く出て来るのだった。
それが結構大きいし、絶対、次はあっちにしよう。(笑)

次がメインが「ワラサと鮭白子のポワレ トマトとケッパーの焦がしソース」
文京区春日界隈-「フレンチレストラン 洋食屋」でランチ 2/2_d0063149_1251953.jpg
なぜ、これを選んだかというと、前日の料理の鉄人で、鮭の白子が絶賛されていたから。(笑)
ワラサは、2切れもあり、トマトとケッパーと一緒に食べると美味しかった。
鮭の白子は、たらの白子とは味が違うという印象。(当たり前だけれど)
鮭だと知っているから、薄ら鮭の味がするような気がするけれど、もし、知らなかったら、鮭の白子とわかったかどうかは、良くわからない。
最高の素材ではないと思うけれど、ワラサの焼き加減もちょうど良く、気に入ったが、鮭の白子は、ちょっと焼き過ぎであったのか、そんなに美味しいとは思わなかったが、不味いとも思わなかった。(鮭の白子は余り「どんな味だった」という印象がなかった。)

そう言えば、このメイン料理の中にも、白い短冊状の野菜が入っていて、それは食べたら、ズッキーニだとはっきりわかった。(ということは、前菜に入っていた白い短冊状のものは、かんぴょうだったのだ。しかし、かんぴょうをどう処理して、あの短冊状に切ったのだろう?)

文京区春日界隈-「フレンチレストラン 洋食屋」でランチ 2/2_d0063149_12515246.jpgデザートは、「パッションフルーツともう1種何かの果物を混ぜたシャーベット」と「メレンゲを焼いたもの」
シャーベットは素直に美味しかったし、メレンゲを焼いたものというのは、メレンゲに粉と砂糖を入れて焼いたもので、カステラの固いようなもの。

パンは、どこかのパン屋さんのパリっとしていて美味しいバゲット2切れであったが、なくなりそうになったら、「パンはいかがですか?」と聞いてくれ、パンはお代り自由のよう。

これでコーヒーがついて、1350円はとてもボリューミーでリーズナブルだと思った。(この量と質のフレンチのランチは、以前のシブレットに近い。)

(このお店の安さというのは、多分、調理助手のような人間を雇わずに、マダムが下処理を手伝っているから実現しているのではないかと思う。)

料理の説明をする暇がないのは残念だが、テキパキしたマダムは良い感じだし、料理も中の上かな、上の下くらいで、満足であった。(あ、そうだ、席に着いた時、紙のお手拭きを出してくれるのは良いのだが、口をぬぐうための紙ナプキンがテーブルにないのが、残念)

このお店は、また是非行くつもり。

あ、そう言えば、私の春日への通院は、もうちょっと続くようなので、良かった。(実はそろそろ終わりかなと思っていた。)
(まだ、春日には、入りたいお店が数軒あるので)

それにしても、ここのランチで、ちょっとの炭水化物(バゲット2切れ)に、たっぷりの魚とまあまあの量の野菜を食べたら、割合が良かったのか、夜体重を計っても、増えるどころか減っていたのでびっくり。
やはり、炭水化物少なめ、動物性たんぱく質を食べるのなら、お肉ではなく、魚が良いのかな?(という話は2,3日中にまとめる)
by mw17mw | 2012-10-29 22:28 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)