キッコーゴの「五郎兵衛」というお醤油

昨晩は眠くなったのではなくて、ガイアの夜明けの「あの中国における反日暴動で破壊された平和堂の復興までの一カ月」を真剣に見てしまい、時間がなくなってしまった。
この前の暴動は、中国の固定的格差社会から引き起こされたものであって、全中国人があの行動を支持しているわけではないことが強調され、平和堂の中国人社員も平和堂を愛しており、ひどく破壊されたことに対して、涙を流していたこと、再建に向かって一致団結して頑張っていたことが印象的であった。

また、暴動を起こした「新世代農民工」という「学歴もなく、単純労働で働けど働けど、自分の暮らしが良くなったり、地位が高くなることが全くない、もしくは失業中」のものすごく多く(一説には1億人)の若者が存在するそうだ。
そして、ガイアの夜明けの次の番組で、中国で恵まれた家庭に育ち、高学歴を獲得した若者の実態が報道された。
何でも、中国は、極端なコネ社会で、どんなに優秀でもコネがないと就職もできない状況であることがレポートされ、そちらも、とても印象的であった。(この記事によると「1%の家庭に41.4%の富が集中、世界でも貧富の格差が最も激しい国の1つの中国」なのだそうだ。)

他国の情況を憂う程、日本は良い国ではないのだけれど、それでも、これから、中国社会はどんな風になっていくのだろうと心配になってしまった。(若い人は全員、大切に育てられた一人っ子だし)

---本題です---

先日書いたように、ゲートシティ大崎に行こうと思ったのは、羽村の福島屋が経営する「リラック」というお店を見てみたかったからなのだが、それ以前に、もう一つの話がある。

d0063149_2230521.jpgそれは、3,4週間前に開催された浅草の「ライオン市」に行った時、キッコーゴ醤油という東京唯一の醤油メーカーのお醤油を買ったことなのだ。

ライオン市は、色々な自然食品等が販売されていて、色々な地方の醤油の100cc単位の瓶づめが並んでいた。
考えてみれば、私は酒屋の子だから、醤油と言えば、当然、家で販売していた大メーカーのものを使っていたのだ。
その後、色々な各地のお醤油が売られる時代になっても、その習慣は続いており、考えてみれば、濃口醤油はキッコーマン、ヤマサ、ヒゲタで、薄口醤油はヒガシマルしか、使ったことがないのだ。

で、ライオン市では、お試しサイズにちょうど良い100mlの色々なお醤油を売っていたので、小瓶は割高なのだけれど、ちょうど良い機会だから、大手メーカーではないお醤油を2つ選んで買ってみた。

一つは、濃口醤油で、キッコーゴの最高級醤油「五郎兵衛」、もう一つは薄口で奈良の片上醤油の「天然醸造醤油」

この2つのお醤油を買った後、成城石井とかクイーンズシェフ伊勢丹のような高級スーパーには置いてあるかチェックしたが、キッコーゴは全くなかった。
片上醤油のお醤油は、クイーンズシェフ伊勢丹に置いてあった「こだわり 特撰」というシリーズの中にあったので、がっかり。

そんな時に、テレビのカンブリア宮殿で、羽村の福島屋さんが取り上げられ、日本中の優れた食材を探し歩いている福島屋の社長が、キッコーゴのお醤油に惚れ込んだみたいな紹介がされ、福島屋さんには、キッコーゴのお醤油が並べられている風景が映し出された。

その番組を見て、福島屋が経営しているゲートシティ大崎の中にある「リラック」というスーパーに行って、どの程度のものが置いてあるかチェックしたくなったのだ。
d0063149_22251922.jpgd0063149_22254429.jpg確かに、リラックには、所々に良さそうな、他所では扱っていない調味料なども並んでいたが、全体としては、普通のスーパーではなく、このゲートシティ大崎に通っているサラリーマン向けの完成品というのだろうか、材料にこだわった惣菜だったり、お弁当だったり、例えば、カップ麺でも、無化調・無添加みたいなものを集めました、みたいなお店であった。(他所では扱っていない調味料に関しては、もっと私に知識がないと手が伸ばせない感じ)

そして、リラックには、キッコーゴ醤油が沢山並べられ、「もっとも売れている商品」みたいなキャッチコピーが貼られていた。
(リラックに行った時には、まだ、小さなキッコーゴ醤油を味見していなかったので、買わないで帰って来た。)

その後数日して、キッコーゴのお醤油を開けてみた。
香りも良いし、色もきれい、お刺身に使ったり、海苔とご飯で使ってみたけれど、何と言うのか、醤油のしょっぱさの角を感じないで、大豆の自然な甘みと旨みが生きている醤油であった。
手作りで、仕込んでから完成まで1年半かかるというお醤油は、確かに大メーカーの多分、オートメーションで作っているお醤油に一線を画す感じはした。(他の手持ちの安い醤油と同時の比べっこはしていない)

美味しいことは美味しいのだけれど、落ち着いて食べないと、「普通よりちょっと美味しい」くらいにしか、感じないかも知れない、それは勿体ないと思った。

お刺身や海苔でご飯を食べる時、「もうこのお醤油でないと嫌や」と思う程ではなかった(というのは、ご飯を中々落ち着いて食べられないから)、やはり、丁寧に昔ながらの製法で作ったお醤油はとても美味しいという感想を持った。

高いお醤油だから、大切に食べたい気もするのだが、お醤油だから、開封して長くなってしまうと濃くなってしまうし、「大切に使いたい」という気持ちと「お醤油の持ち」の兼ね合いが難しいのだけれど、当面は「お醤油の味が生きるような食事をしたいと思う。(本当はお正月休みに開封すれば良かったな~)

まだ、このお醤油3回しか味わっていない。
このお醤油を使い終わって、元の大メーカーの安いお醤油に戻った時、「やはり、お醤油はキッコーゴだ」と思うかも知れない、その時には、大崎のリラックに買いに行こうと思っている。

もしくは、他の昔からのお醤油屋さんの小瓶があったら、買ってみたいと思う。

片上醤油の薄口醤油は、今度出汁をきちんと取ったお吸い物を作る時に開封したい。(多分、お正月のお雑煮になってしまうと思うけれど)
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by mw17mw | 2012-10-31 22:38 | 食材・食材のお店 | Comments(0)