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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

ゲートシティ大崎

先日、中国茶交流会の後に、ゲートシティ大崎に行こうと思ったのは、テレビのカンブリア宮殿で、羽村の福島屋のレポを見たかったからなのだ。

福島屋さんは、創業者の社長が自ら日本中を歩いて集めた食材を扱っており、人気があるとのこと。
その福島屋のHPを見たら、羽村の店舗以外に、ゲートシティ大崎に、「リラック」というスーパーを開いてた。
そのお店がどの程度の品揃えか見てみたかったので、ついでに行くことにした。

大崎という山手線の駅は、もっとも私と縁がない駅の一つだけれど、十数年前に降りた記憶と、ゲートシティ大崎ができてからも一度ゲートシティに行った覚えはある。

十数年前の記憶では、大きめの町工場や倉庫と、作業着を来た工員さんたちが歩いている町という印象であったし、確か、2,3年前、六厘舎という人気のつけ麺屋さんが大崎にあって、店を閉めるというニュースをテレビで見たことがあり、その時もゴミゴミした街という印象であった。

しかし、今回行ってみたら、駅を出て、右に行っても左に行っても、巨大な再開発ビルだけが立ち並ぶ街に整備されていてびっくり。
(この巨大な再開発ビルの裏側にもしかして、昔の町工場だらけの町が残っているのかも知れない)
ずいぶん、変わったものである。

で、すぐに、ゲートシティ大崎に向かったのだが、ここはビル自体がとても良かった。ゲートシティ大崎_d0063149_22493077.jpgゲートシティ大崎_d0063149_2250516.jpg
駅からの歩道橋を歩いて行くと、ゲートシティ大崎の3階に辿り着き、そこから下は商業施設になっていて、色々なお店があった。
ゲートシティ大崎_d0063149_225442100.jpgエスカレーターで下へ降りて行くと、建物の真ん中は、空洞で、大きなアクリウムというのか、丸いスペースの真ん中が吹き抜けになっていて、開放感がある。
この空間はものすごく贅沢な設計。
地下の真ん中は、テーブルと椅子が沢山あって、そこで自由に休んだり、飲食ができるよう。(1Fにスタバ、地下にマックがあった。)
その周囲にお店が色々あるけれど、とにかく真ん中の空間が巨大。

もしかして、平日は、オフィスに勤めに来ている人が多くて、もっと混雑しているのかも知れないが、大崎って、元々が繁華街ではないし、土日祭日は、地元の人しかいないのかも知れない。
だから、大きな空間に、そんなに多くないお客さんばかりで、とても落ち着くのだ。

まずはどこかに座りたいと思ったのだが、地下の無料のテーブルは、外が見えなくて、暗い感じがしたので、パス。
そのまま、エスカレータで一階に上がったら、まず、このビルの庭が見え、そちらに出ようかなとも思ったのだが、木々が刈り込まれていて、自然な感じがしなかったのだ。
その右側を見ると、自然な形の森のような景色が見えたので、そちらに行ってみた。
ビルの出口を出ると、そこには、ゲートシティ大崎のレジデント部分というのだろうか、人が住むマンションの高層ビルがあり、その前には、その住人たちのためと思われる垢抜けた児童公園ぽいものがあった。
ゲートシティ大崎_d0063149_22562098.jpg
遊んでいたのは、一組の親子だけで、他に人はいなかった。
ここで、ベンチに座って、しばし、その空間を楽しんだ。
そうしたら、右手に、多分、桜だろうと思われる、殆ど誰も歩いていない並木道が見えた。
ゲートシティ大崎_d0063149_22565721.jpg
その並木道の横には、川が流れているようで、多分、「目黒川」だと思った。
その並木の景色も垢抜けて素敵であった。

暫し休んでから、マンションの敷地から出て、その並木道を歩き、ゲートシティ大崎の商業ビル部分の庭から、商業ビルの中に入って行った。

この商業ビルを囲む緑と静寂な並木道が本当に素敵であった。
六本木ヒルズや恵比寿ガーデンプレイス、ミッドタウンなどは、できた途端、観光地として紹介され、日本中から観光客が来るのだろうが、このゲートシティ大崎は、本当に、大崎に住んでいる人と勤めに来ている人だけしか来ない感じが良いのだ。(商売的には余り成功していないのかも知れないが)

ゲートシティ大崎_d0063149_2257428.jpgび、ゲートシティ大崎の中に入って、暫し、庭を眺めた後、気になっていた一階の窓際の施設をチェックしてみた。
一階の庭の見える大きくて長い湾曲した窓に沿って、長い机と椅子が配置され、様々な人がその席で、勉強をしていたり、本を読んでいたりしていた。
どんな人が利用できるのかと入口で、注意事項を読んだら、誰でも無料で利用できるみたいだけれど、「一時間を目途にご利用ください」と書いてあるだけ。
勿論、この空間で、飲み食いをしても良いみたいだし、スタバやマックで買ったテイクアウトの飲み物を横に置いて利用していた人が多かった。
(皆、窓からの光で本を読んでいるみたいだから、暗くなるまでかも知れない。)

うわ~、いいな、こんな商業施設が家の近所にあったら、私も是非利用したい。
自分の狭い部屋で、本を読んだり勉強するのに飽きた時、こういう空間があったら、どんなに良いだろう。

本当に素敵なビルであった。
大きな空間と周囲の緑がゲートシティ大崎の魅力。
きっと元々繁華街にできた商業ビルであり、他の巨大再開発ビルより小さいのかも知れない。(物販のお店が殆どないから)

何と言うか、土日祭日の大崎界隈は、山手線沿線の中の「オアシス的存在」と言おうか、「東京の中の軽井沢」みたいな場所であった。(なぜ軽井沢に例えるかというと、緑が多くて、垢抜けているから)

家から遠いから中々行けないけれど、静かで垢抜けた空間を散歩したいと思ったときに、このゲートシティ大崎は、とても良いと思った。

その後、山手線に乗って、地元の御徒町で下りて、改めて御徒町駅のガード下の小さな飲食店が密集している昭和っぽい街並みを見たら、「大崎駅周辺が東京の標準だと思って暮らしている人が御徒町駅に降りたら、ここは、貧民窟かと思うかも知れない」と思ってしまった。(笑)
by mw17mw | 2012-10-26 22:59 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)