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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」

まだ電話はかかって来なかったけれど、ほぼ1時間経ったので、ゑんぞに戻ってみた。
ラッキーなことに、お店に着いて数分で、席が二つ空いて、入ることができた。

このお店は、若くて大柄な男性と女性、ご夫婦かどうかはわからないが、2人で営業しているようだ。
席数は、20~25くらい?
浅草橋東口を出て、総武線の浅草側のガード下を秋葉原方面にちょっと行ったところにあるが、ガード下を突き抜けたお店で、両サイドに出入り口とか、窓があるので、開放感があって、素敵。(通常は、浅草側から出入りするよう)
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浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」_d0063149_2124663.jpg入って左側がカウンターと調理場、調理場の奥には、水色のタイルで装飾された大きなピザ用の石釜が見える。
何でも、この石窯は、日本製で熱源はガスなのだそうだ。(きっと、ガード下だから、薪の石窯は許されなかったのかな?)
ピザを入れるところを口として、その上に、目らしきものを配置した漫画チックなところが、いかにも日本人がデザインしそうな感じ。

食べログによると、この窯は500度でピザを焼くことができるよう。


ピザのメニューは下記の通りだが、他に前菜やパスタメニューもあった。
浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」_d0063149_2163259.jpg
ピザの大きさは、一種類で、メニューに実物大の写真が載っていたが、だいたい、20~22cmくらいの大きさだろうか。
(この大きさだったら、一人で来ても、持てあますことなく食べられそう。)

美味しそうなものが沢山で、窯焼きポテトに惹かれたり、カルツォーネという包み焼きタイプのピザにも惹かれたが、今回は初回だし、私の誘いに快く乗ってくれて、しかも、ピザパイに詳しいcawa-jさんに選んでもらった。

下の画像は、「ガンベレッティ」というトマトソースベースで、海老とガーリックやチーズを乗せて焼いた上に、生のハーブを乗せたもの。(生地の厚さから、ナポリピザであることがわかる。)
浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」_d0063149_211219.jpg
熱々で、トマトソースと海老の甘さとジューシーさがとても美味しいピザであった。
そして、そこに、ルッコラとかバジルが絡むから、最高に美味しかった。

また、カウンターにおいてあった「ペペロンチーノオイル」という唐辛子を漬けたオリーブオイルをかけると、また違った味になって、とても美味しかった。

ペコリーノチーズとローズマリーの「ビアンカ」と、前菜のトマトとアンチョビのサラダ。(このお店、とても良いお店だったけれど、一点、このサラダとピザを一度に出したところだけ、ちょっとね...と思ってしまった。)
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ガンベレッティが色々な味が複雑に絡み合った美味しさだとしたら、ビアンカは、シンプルで、生地とチーズの美味しさがストレートに味わえるもので、それはそれで美味しかった。(ローズマリーが乗っているのは珍しいとのこと)

うわ~、満足、満足。

浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」_d0063149_21514650.jpgそして、デザートは、「自家製フルーツとワインのソルベ」「窯焼きバナナ ジェラート添え」
自家製フルーツとワインのソルベには、5mm程度の角切りのフルーツが沢山入っていて、それが結構固めであった。
後で聞いたら、いちじくだけは乾燥したものだけれど、他は、サングリアを作る時に使った果物を使っているそう。
私は味がどうのこうの言う前に、「良く噛まないと食べられないデザート」が好きでないみたいで、このデザートはcawa-jさんに殆ど食べてもらった。(今まで良く噛まないと食べられないデザートって、食べたことがなかったことに気付いた。)
窯焼きバナナは、皮ごと窯に入れて焼いたバナナがジェラートと合っていて、とろけるようだし、こちらはとても美味しかった。

浅草橋界隈-線路下の「ピッツェリア ゑんぞ」_d0063149_2152593.jpgということで、多少のことはあったけれど、このお店も大満足。
是非また行きたいけれど、夜しか営業していないし、今度はいつになるかな~~。

そして、このお店、お客さんがお店を出る時に、明るい表情で、お店の人に「美味しかった~」と言い残して出て行くことが多くて、何だか、それがとても印象的だった。
お店の人たちはものすごく忙しそうだし、別に乱暴ではないけれど、そんなにかまってくれないのだけれど、このお店にいて、焼き立てのピザを食べるだけで、とても、気分が明るくなり、且つ、美味しいピザで身も心も満たされるのかなと思った、何だか、気分がとても良いお店であった。
私も、一時間以上待たされたけれど、頑張って待っていて、良かった!という感じ。

そして、私たちが行った金曜日はとても混んでいて、私たちが入れたのが9時過ぎくらいで、周囲を見ていたら、9時半くらいになってようやく、席が空きだし、ふらっと訪れた人が入れるようになっていた。(一人で9時過ぎに来てピザを食べるなんて、ダイエット上、絶対考えられないし)

それで、昨晩、お店を閉めた後、他の用もあって、浅草橋方面に自転車で行ったついでに、このお店の様子を見に行ってみた。
そうしたら、8時過ぎで、カウンターの席が2つくらい空いている混み方であった、まだ、平日なら、そんなに混んでいないかも。

それと、このお店、一つ気になることがあるのだ。
というのは、行く機会がなかったから、はっきりしないのだけれど、このお店、洗面所があるのかどうかが不明なこと。
昨晩、外から見た感じでも、洗面所がないような気がするのだ。
行ってみたい方は、是非、お店に入る前にお店の人にこのことを確認してみてください。

この晩は、浅草橋に新しいセンスの素敵なお店に二軒も行けて、幸せであった。
by mw17mw | 2012-09-27 22:03 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)