浅草橋界隈-「Wine&Dining bevi(ベヴィ)」(スタンディングバー)
2012年 09月 25日
それで、2,3か月前から、超ご近所の住人であり、ピザパイ等アメリカンやイタリアンが大好きで食べ歩いているcawa-jさんに一緒に行ってもらうことにしていたのだが、色々予定が合わず、延び延びになっていたところ、先週の金曜日にとうとう決行できたのだ。
しっかし、世の中そんなに甘くなくて、金曜日の夜と言うのがだいたい良くなかったと思うが、午後8時前にお店に着いたのだが、既に満席で、「30分か1時間お待ちになれば、入れます」とのこと。(一組10人くらいのグループ客がいたから、余計混んでいたみたい)
私たちの前には待っているお客はいなさそうだったし、仕方がないので(お腹が既にピザパイ食べるぞモードだったので)、お店の人に携帯の番号を教えて、どこかで時間を潰すことになった。
だったら、時間つぶしにちょうど良いと思って、お互い以前から気になっていた「Wine&Dining bevi(ベヴィ)」に行ってみたので、今日は、そちらの方をご紹介。
一言で言って、雰囲気もお料理も大変チャーミングな立ち飲み屋さんで、とてお気に入ってしまった。(椅子も若干あるが)
このお店、外から見ると、木の柵で囲われていて、そこからお店の入り口までの間、小さな空き地があって、4人用の木のテーブルと椅子があったり、自転車が数台置いてある。
中に進むと、建物のドアにガラス窓がついていて、そこから中の様子が見えるのだ、二人で、その窓から中の様子を窺うと、皆、立って飲んでいた。
お互い、疲れているのか、立ち飲みに抵抗があるようだった。
やめとこうかと相談している最中、私たちの後ろから、このお店に入ろうとやって来た中年男性がいて、cawa-jさんは、そのお店の常連と思しきその中年男性に、「このお店、どんな感じですか?」とか「椅子はないのですか?」と聞いてくれた。
「とても良い店だよ」とか、「椅子もあるよ」と言ってくれたので、お店に入ることにした。
実際入ってみると、奥に深い店内で、ドアから左半分がカウンターと調理場になっており、右側の壁には、ベンチにするための長い板が張られており、その前に、丸いテーブルが置かれていた。
4,5人で来た場合、その右側のテーブルに席を取った場合、2人が座れ、残りは立ちながら、飲むという感じかな?
で、ちょうど一つだけ右側のテーブルが空いていたので、そこに座った。
ざっと見た感じ、カウンターもテーブルも結構高さがあって、皆、カウンターやテーブルに肘をついて、体重をテーブルに預けるような感じで飲んでいた。
その分、立ち飲みと言っても、楽な姿勢なのだと思う。
そして、立ち飲みの方が飲み過ぎなくて良いのかもと思った。(座って飲めば、疲れていてもお酒が飲めてしまうけれど、立って飲めば、身体がしんどくなったら、やめて帰るものね)
で、そのお店なのだけれど、照明は薄暗いという程ではないけれど、客席は、明度を落としたセピア色の照明、茶色い木の内装、カウンター内は明るい照明でその中に二人お姉さんがいたけれど、20代後半から30代という感じだろうか、態度も身なりも落ち着いた感じの女性たちで、好感が持てた。
全体、落ち着いていて静かなのだが、同時に、何となく明るく知的な雰囲気も流れていて、素敵。(多分、お客さんが知的で、おしゃべりはしているのだけれど、全員、静かなトーンのしゃべり方で、会話とお酒と料理を楽しんでいる感じ?大人の立ち飲みバー?)
私たちが入ったのは、午後8時頃で、まだ席も空いていたけれど、その後、ちらほらとお客さんが増えて行った。
しかし、どんなにお客さんが来ようが、裏にも客室があるのか、どこかに吸収されていったように見えた。
テーブル席にも、ナッツ類などのメニュー表がある他、カウンターの天井近くは、大きく細長い黒板になっていて、そこに、メニューが書かれている、それを見る限り、フレンチとイタリアンとスパニッシュの料理があるようだ。(残念ながら、ピザはないみたい)
今回、突然、1時間の時間潰しにこのお店に入ったので、おつまみ程度のものしか食べるつもりがなかったので、お付き合いいただいたcawa-jさんに、大皿コーナーに行って、好きなもの、でも、重くないおつまみを選んで来てと、選ぶ権利を譲った。
で、cawa-jさんが選んだのは右の画像。
奥のは、大きなイワシのオイルサーディン、手前は、小さなトマトの中をくりぬいて、リゾットを詰めたもの。
料理を選ぶと、奥の調理場で温めてくれるらしく、熱々にして、出してくれた。
両方とも美味しかった、特に、トマトの中のリゾットがとても気に入った。
飲み物は、ワインの他、ビールなど色々揃っているようであった。
今回は、cawa-jさんチョイスの、フルーティなベルギービールと、イギリスのハーフ&ハーフのようなビール。
ビール類は、大きいグラスと小さなグラスがあったので、今回は、小さなグラスで頼んだ。
カウンターには、ハモンセラーノというのだろうか、スペインの生ハムが塊というか、足一本飾られていて、注文すると、お店の人が削ってくれるみたいだし、まだまだ、食べてみたいお料理が色々あって、是非、また行きたいな~と思うのだ。
が、最近、夜余り出かけないだけでなく、夜ごはんも殆ど食べなくなっているので(また、こういう状態が長く続くと、夜一緒に出かける友達も少なくなる)、次にいつ行けるかわからないけれど、チャンスがあったら、このお店、是非、また行きたいと思う。
あ~、本当は、夜、仕事が終わって、こういうところで、たまには友達とちょっと一杯飲むような生活が理想だなと思った、現実はそういう生活の真反対にいるけれど、そういう昔の生活を心地良く思い出させてくれるお店であった。
浅草橋に立ち飲み屋は結構あるけれど、ここが素敵でお奨め。(他所の地域にはこういう素敵なワインバーが沢山あるかも知れないけれど、浅草橋では少ないというか、私は他のお店は知らない。)
そのお店に入って一時間くらい経った時点で、まだ、ピザ屋さんからの電話はなかったのだが、その後ピザを絶対食べるのだと決めていたので、それ以上そのお店で飲んだり食べたりは無理だから、1時間で出て来てしまった。