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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

山梨一泊二日旅行5/8-久那土の風景

母の実家は、昔の地名から、「久那土(くなど)」と呼ばれているが、全国的には全く無名の地域。
(私も母の親戚以外の人から「久那土」という言葉を聞いたのは、生まれてこの方1回だけ。)

母が子供の頃には「久那土村」があったそうで、母の実家は元久那土村の中心地であった。
それが昭和31年に、下部町に組み込まれ、久那土村という名前は消滅したが、甲府と富士を結ぶ単線「身延線」の各駅停車の駅名に残っている。(今はまた再編されて、身延町の一部になっている。)
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固有名詞だからと「久那土」がどういう意味か、母やおじさんに聞いたことがなかった。
でも、きっと何かの意味があるに違いないと、ネットで調べたら、このページによると、「久那土は「来なと」。悪霊邪気の侵入を防ぐ神」と書いてあった。

母の実家であるおじさんの家は、久那土駅から1kmくらい東に行ったところ、小学校・中学校や元役場の建物が密集している、結構元久那土村の中心部にある。
元久那土村の一番の特徴は、富士川の支流である「三沢川」沿いであることかな?
山間の町であるから、平地や田んぼは少ない。
至る所に山があって、本当はそれぞれの山に名前があるのかも知れないが、皆、誰も山の名前とか気にしていないで暮らしている様子。(もしかして、山には名前がないのかも)

そういうところの出身というと、母の実家は「農家」だと思うだろうが、畑は持っていて、自分たちで食べるものは栽培しているものの、叔父は元中学校の教頭で、その奥さんである叔母は、幼稚園の保母さんで、二人とも定年まで勤めていた。(3人の男の子がいるのだが、全て独立し、今はおじさんとおばさんの二人暮らし)

(詳しく調べたわけではないが、平地が少ない地域なので、元々、専業農家は少ない地域なのかも知れない。)

母の家がどんな家だったかを説明するには、祖父母の代から説明しないといけないのだが、今回は端折って、久那土の叔父の家近くの景色を紹介。

久那土は、有名な風光明媚なものは何もないし、富士山の裏側で近く過ぎるからか、富士山も見えない。
だから、どこにもありそうなごく普通の田舎の風景なのだが、山また山で緑が多いことが特徴で、散歩すると、心が落ち着く。

私たち東京の孫たちは、小学校の間、毎夏、一週間ほど、祖母の家で過ごすことを許され、集団で押し掛け、久那土の年の近い従兄弟たちと川などで遊んで過ごした思い出があるので、それなりに久那土の昔のイメージを持っている。(田舎の思い出1/2  田舎の思い出2/2)

おじさんの家のすぐ近くのT字路のところの標識。
左にずっと進むと、久那土駅。
標識の下に二軒のお店が見えるが、この二軒で、食料品・雑貨など何でも揃う。
叔父の家は、この二軒の裏手にあるので、幼い頃、おじの家に着くと、一番最初に裏口からこの二軒のお店に行って、我が家の方とは違う品揃えのおもちゃ・塗り絵を探すのが楽しみだった。
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これは、三沢川にかかる峡南高校のグラウンドに行くための木造の橋。
三沢川は、今、お水が殆どないみたい。
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T字路を少し四尾連湖(しびれこ)の方に歩いたところの川。
昔は、どこからでも川に簡単に降りられたように記憶しているが、今は、護岸工事されたところがあったり、皮沿いの道に柵が張り巡らされているよう、今の時代のここの子供たちは川遊びしなくなったのかな?
でも、良く見ると、川横の道幅が拡張されているようで、川へ降りて行く斜面が急になり、川へ降りられなくなったのかも知れない。
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空がきれいな山また山の風景。
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大きめの水田があった。
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空がきれいな写真。
大きな水田のある地域に、三階建のアパートができていた、県営住宅だって。
昔より、新しい家やアパートが増えているように見えたが、現在、小学校は一学年10人で、廃校寸前とか。
「家が増えているように見えるけれど」と言ったら、おじが「昔みたいに、子供を5人も10人も産む家がなくなって、皆、一人か二人だから」とのこと。
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Commented by uchimireba at 2015-02-01 20:57
久那土の風景に感動しました。
私も久那土の出身です。
昭和16年生まれの73歳です。
この写真と文章を見て、昔の友達や先生の顔が思い出されました。
懐かしい写真ありがとうございました。
by mw17mw | 2012-08-31 21:41 | 東京以外の遠出・温泉 | Comments(1)