「饗 くろ喜」の一周年記念限定麺

先日、ブログに載せたように、今日は、「饗 くろ喜」の一周年記念で、この日だけの限定麺が食べられる日。

台風一過、天気も良いし、並ぶだろうと予想はできた。
う~ん、並んで食べるのは余りにミーハー?
どうしようかと思ったのだが、このお店が、感謝の気持ちを込めて作るものなら、絶対に味わっておくべきだろうと思って出かけた。(そんな気持ちで丁寧に作ったお料理って、中々食べられないもの)

d0063149_22562178.jpg着いたのが、午後1時17分だったのだが、案の定、お店の前には長蛇の列で、30人弱という感じであった。
結果だけ言うと、並んだ時間が30分くらいで、席について麺が出てくるまでが5分、食べ終わってお店を出てトータル50分であった。
しかし、お店を出た、2時過ぎでも、並んでいる人たちの列は短くなっていなかった。

このくろ喜さんは、お店に「饗(もてなし)」とつけるだけあって、ただラーメンを出すだけのお店ではなく、行列に対する対応もしっかりしていた。
行列係りの女性が一人いて、感じ良く列を整理していたし、新たに並んだ人に、食券を売り、今日の特別麺の説明書を配っていた。(この日の限定麺は、1杯千円なり)

その女性の説明では、今日は、メニューが一つと言うこともあって、オペレーションがスムーズで、いつもより、回転が速いとのこと。

中に入っても、厨房3人に対し、接客係りを一人置いて、万全を期していた。
二人も、サービスに割いているだけあって、接客は満点。

厨房の三人の男性のうち、二人は、躯体が大きい男性二人(プロレスラーみたいな雰囲気の体型の人たち)と、細っこい男の子一人の組み合わせで、「ラーメン業界は男の世界」という雰囲気。(で、作るところを見ていたが、三人とも繊細に動いていることがわかった。)

で、今日の一周年記念麺は、「饗 くろ喜」の醤油味の麺で、「軍鶏そば」とのこと。
今回の麺は、巣鴨の蔦(つた)というラーメン屋さんとのコラボとのことで、説明書を読むと、醤油だれと麺を蔦の人たちが担当しているようだ。

汁も麺も具も何も残さず食べ終わったけれど、満点かというと、う~ん、ちょっと力み過ぎではないかと思った、もうちょっと力が抜けて、醤油の味が薄めの方が、「また、食べたい」という気持ちが湧いたような気がした。
d0063149_22571852.jpg

醤油だれは、木樽仕込みの生揚げ醤油(茨城・和歌山・熊本)3種を使用したとのこと。
香りもいいし、味もいかにも高級で木樽仕込みと言う味がしたけれど、ほんのちょっとだけど、苦みを感じたのは、どこの醤油だろう?(もしくは、木樽仕込みはどうしても苦みが入るのかも)

このお醤油だれを青森産シャモロックで取った出汁で割って、同じく青森産シャモロックで取った鶏油も入っているわけだけれど、とてもクリアで美味しいスープなのだが、醤油だれがちょっと強過ぎる気がした。
3つ混ぜたというだけあって、違う種類のお醤油が入っている感じが味わえて、それはそれで面白いのだが、長年、濃い口醤油食文化で育った私が「ちょっと濃い」と思ったのだから、これを関西食文化で育った人が食べたら「口が曲がる」とか言って、食べられないのではと思う感じの濃さだったと思う。
どうしても「この日だけ」の限定麺ということで、印象が強い味に仕上げることになったのかも。
その点がとても惜しい。
(汁は少なめだったので、飲み干した後、喉は乾かなかった。)

麺は、細麺で固めの自家製麺。
「香り豊かな日本そばを思わせる麺」と書いてあるけれど、日本そばというより、私の頭に浮かんだのは、カップ麺の麺。
ここらへんは、ジェネレーションギャップで、昔の人間である私は、やはり、配合を工夫して打ったとしても、最近の若い人の作る「細くて固めの自家製麺」を美味しいとは思えないのかも知れない。
(ということで、こういう現代的な自家製中華麺の良さがわからない私としては、評価はパス)

上に乗っている具は、
<鶏チャーシュー2種>
栃木しゃもの胸肉を使った「塩・太白胡麻油・柚子」で低温調理した白いチャーシューと、醤油のもろみに漬け込んだもも肉の茶色いチャーシュー。
両方とも、とても柔らかく、それぞれに美味しかった。

<メンマ>
説明書によると「完全発酵の乾燥メンマを4日間かけてじっくり戻し、かつお・昆布の風味を加えて煮込みました」とのことだが、すごく太くて、しかも、とても柔らかくて、美味しかった。

<味付け玉子>
栃木しゃもの卵の煮玉子。
これは黄身が半熟で、卵の質が最高で、本当に美味しかった。(これはまた食べたいと思った。)

他、京都産九条ねぎ、針生姜も良い仕事をしていた。

というわけで、力強い一杯であったが、やはり、一日限定向きなのだと思う。
定番で毎日食べる麺としては、力強過ぎる気がする。
でも、とてもきれいな一杯だったし、ケチをつけながらも、ワクワク感というか、どんな風に工夫しているのかなとか楽しかった。

来年も、こういう催し物をやってくれたら、嬉しい。
[PR]

by mw17mw | 2012-06-20 22:57 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

Commented by mt_matsu99 at 2012-06-21 14:24
見た目、あっさりしているように見えますが、そうでもないんですね。
美味しそうなラーメンですね。
Commented by mw17mw at 2012-06-21 22:11
>mt_matsu99さん
見た目とてもきれいだったし、あっさりもしています。
そして、美味しいのですが、醤油味が立っているのです。
もうちょっとお醤油味が引っ込んでくれると、バランスが取れると思いながら食べていました。
ま、ここらへんは好みでしょうね。