私の好きな調味料「赤酒」 1/2
2005年 08月 22日
だから、「芋焼酎の香り高いものが欲しい」とお客さんに言われても、実は困っているのが現状。
でも、こういうお酒類については、ボチボチ勉強しようと思っている。
私の中で即戦力となる知識は、やはり「味醂類に対する知識」だ。
この十年くらい、味醂については、福来純、三河味醂、大手の普通の味醂、赤酒と全て使った経験と評価を持つ。(残念ながら、「味醂風調味料」は使ったことがない)
(反対に普通の酒屋さんは、男性が多いし、お酒についての知識は豊富でも、味醂についての知識はない人が多いらしい)
我が家の方の生活水準とか、本人としても、「高くて、使い方をケチってしまうような調味料は扱いたくない」という気持ちもあり、「比較的安価で、美味しい調味料」ということで、「東肥赤酒」を店で扱うことにした。
以前書いたが、嘘ではなく、赤酒を使うと、自分の煮物の腕が上がったような錯覚に陥る。
赤酒を使い出して、もう味醂には戻れないと思ったので、今回、自分のためも含めて、取り寄せることにした。
他所で売られている味醂の種類と値段を色々見比べたのだが、
高い順でいうと、福来純、三河味醂、赤酒、大手メーカーの純米味醂、大手メーカーの純米ではない味醂、味醂風調味料の順になると思う。
赤酒は、純米でない味醂の2倍程度、福来純の1/2程度の値段。
そう考えると、福来純は、最も普及している味醂の4倍の値段だ。
お店を開いて、既に8か月が経ち、しかも、自分が生まれて育った場所なので、近所の奥さんたちがお店に来た時に、「私が自分のために取り寄せた調味料で、使い方は味醂と同じ。でも、味醂より柔らかで味に幅が大きい」とセールスすると、その場で買ってくれるか、「今持っている味醂が終わったら」と言ってくれる人ばかりで助かっている。
でも、一番大切なのは、「美味しかったわよ」とリピーターになってくれることなのだが、この部分はどうなるかまだわからない。
入手難の『伊佐美』と違ってすぐに買えますね。いろいろ飲み比べて、こいつがナンバーワン(買い易さを加味して)。