都内の崖と坂と窪地と馬の背が好き

今日は、午後二時から、NHKのBSで、「英国王のスピーチ」のドキュメンタリーを見ようとチャンネルを回したら、ダルビッシュで、番組が延期されていた。
何でも、来週の土曜日の午後0時に延期だとか...。
何だか、土曜日の午後って、私にはとても貴重で、外出したいのに、NHKのおかげで、二週続けて足止めされてしまう。

それと今日わかったのだが、先日紹介した「ジョージ6世の親友 ~ライオネル・ローグの足跡~」は「実録 “英国王のスピーチ”」と二部作で、来週の土曜日午後0時から、両方とも放送されるようだ。(でも、NHKはあてにならないので、見る前にページをチェック願います)

---本題です---

何がきっかけだったか忘れたが、最近、文京区あたりの崖・窪地・坂道・馬の背道路が好き。

そうしたら、似たような趣味の都内在住のメル友さんが良い本を教えてくれた。

d0063149_22162655.gif「東京スリバチ地形散歩」。
この本の一番好きなページは、「東京の地形図」。
一口に「武蔵野台地」というが、武蔵野台地は、東端は「上野台」「本郷台」「豊島台」「ヨドバシ台」「目黒台」「荏原台」「久が原台」に分かれていて、「東京の地形図」には、この7つの地形が描かれており、なるほどと思う。
(どうせなら、Google Mapで、この台地と窪地と下町の高低差が見れたら、どんなに良いだろうと思うが、この点の不満は、別のツールで解消できた)

私がうろちょろ歩いているのは、勿論「上野台」「本郷台」「豊島台」あたり。
そこらへんは、細かく地形が変化するので、面白い。

この本は、良い本で、細かく東京全体の地形について語っているのだが、私は、全体の地図と自分に関係がある「本郷」「雑司ヶ谷」しか読んでいない。(笑)

図書館で借りているが、買ってしまった方が良いなと思っている。

d0063149_22171483.gifAmazonで探して出て来たのが、「タモリのTOKYO坂道美学入門」。
メル友さんの解説によると、本当にタモリが自分で書いた本とか。
都内の37か所の坂を中心にその近所の回り方がイラスト付きで説明されている。

実際に自分が歩いている地域に関しては、通りいっぺんだなと思うけれど、こういう風に東京全体の坂についてまとめるとなると、細かいことは省いて、通りいっぺんになるしかないと思う。
行ったことのない地域の坂については、(地元民からすると通りいっぺんと評価されるかも知れないが)とても行ってみたくなる。
都内坂道歩きの入門書としては良書。

この本も、今、図書館から借りて来ているが、近々購入予定。

他、色々検索したら、「地べたで再発見! 「東京」の凸凹地図 」という本とか、「東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方」という本も面白そうなので、今日図書館で予約した。

また、メル友さんが、「東京時層地図」というアプリを教えてくれた。
これは、現代の地図の他、明治9~19年、明治39~42年、関東大震災直前(大正5~10年)、昭和戦前期(昭和3-11年)、高度成長前夜(昭和30~35年)が表示されるほか、私の好きな「地形図」まで入っているのだ。
だから、1900円とアプリとしては相当高価なのだが、図書館で借りられないので、結局買ってしまった。

私のように外ではネットに繋がないでiPodで使う場合でも、現在の地図は表示されないのだが、その他の古地図は表示されるので、高度成長前夜で現在位置を探して、そのまま、他の古地図に移れるので、問題ない。

今まで、江戸時代の古地図は良く見たが、明治から昭和の戦前までの東京の地図は、殆ど初めて見たのだけれど、とても興味深い。
まだ、購入して2日なのだけれど、色々見て行くと、明治から第二次世界大戦で日本が敗北するまでの東京には、軍事工場も含めて陸軍の施設が沢山あったことが実感できた。

そうだよね~、日本は、明治維新から昭和20年まで、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦をこなした、大軍隊を持つ軍事大国だったのだから、当然と言えば、当然なのだ。
しかし、戦前の東京の古地図を見るまで、そんな軍隊が身近だった東京を想像したこともなかった私は、本当に平和ボケの「戦争を知らない子供たちなのだ」と納得した。

例えば、後楽園遊園地や野球場のある場所は、戦前、砲兵工場だったし、富坂上の中央大学の理工学部は、「砲兵工科学校」だったりする。

「地形図」が見たくて、購入したのだけれど、殆ど「地形図」は見ないで、私が今まで知らなかった東京の昔の姿ばかり見ている。
単純に、江戸時代や明治時代の東京はもっとのどかだったのではと思っていたけれど、そうではないのだ、軍隊が存在していて、「庶民の周囲には、当然のように軍の巨大な施設や工場が存在していたのが、戦前までの東京だった」ことが良くわかった。

他、「え、こんな施設があったの?」とか、新しい発見が色々あって楽しいアプリ。
[PR]

by mw17mw | 2012-05-12 22:56 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(2)

Commented by まr at 2012-05-14 21:47 x
またまたです。

日本でも戦前の地図は軍用施設周辺をぼかして描いていたとか,海外で地図を買おうと探していたらスパイと勘違いされたとか,地図は重要なデータの塊だけにいろいろありますね。

自分もかなり重度の地理音痴で,雑誌などの変に形式化された略図だと却って迷ってしまうクチなので,文庫版の地図は常に鞄に入っています。
流石に時刻表や地図帳を読み耽る程にはいきませんが,どこか行きたい場所がある時下調べで地図を見て,実は文字で書かれた住所からは推察できない最寄駅があるのが分かったり,2か所の間のショートパスを見付けたりした時は嬉しいですね。

ではまた。
Commented by mw17mw at 2012-05-15 09:04
>まrさん
>地図は重要なデータの塊
本当ですね、今回それをとても実感しました。
ドイツの現代の地図は、未だに、「旧ドイツ帝国」の領土境界線を表示していて、ぎょっとしました。
地図からは、その国、その時代の思想も読み取れますよね。

日本も同じことをしたら、大変だと思うのですが...。

そうなのです、こんな暇な私でも「読み耽る」ことができないですが、地図をじっと見て色々考えるって、本当に楽しいですね。