コート・ドール その3

出かける前に集めた情報では、ランチコースが4500円で、それだけでも十分だけれど、せっかくだから、コート・ドールのシェフの斎須さんのスペシャリテを一皿取ったほうがいいとのこと。
そして、コート・ドールの一皿の量は多いから、二人で一皿取れば十分とのことであった。
友人や知り合いが推薦してくれたのは、「青じそスープ」、「冷製季節の野菜の煮込みコリアンダー入り」、「エイとキャベツ」など。
ただ、青じそスープとエイの料理は味が重なるということなので、素直に、サービスの人に「その三種類から2つくらい取りたいのだけれど]と相談したら、「ランチコースの量を考慮すると、そのうちの1品で十分」と言われ、ランチコースに、青じそのスープを追加することにした。
(本当は、次いつ行けるかわからないので、2つくらい取りたかったが、サービスの人のいうことを聞いて正解。一つひとつをゆっくり楽しめた。2つ追加していたら、最後は相当お腹に余裕がなく、デザート等楽しめなかったかも知れない。)

グラスワインは、「ブルゴーニュ」地方のもの(名前を忘れた)ともう一つ「サン・ジョセフ」というそれより南の地方のワインの2種類があると言われたので、よりスパイシーであるという「サン・ジョセフ」にしてみたが、このワインは美味しいワインであった。
一緒に食べる料理によっては、スパイシーだったり、軽く感じられたり、変化して、美味しかった。

コート・ドールのお料理は、やはり、とてもとても美味しかった。
フレンチとしては、今の時代の流行に逆行していて、反ロビュションという感じ。
今のフレンチは、お皿に絵を描くように華麗に色がデザインされて華やかなのが主流だが、コート・ドールの料理は、目を楽しませる余計な装飾的野菜・アクセント一切なしのタイプだけれど、食べ込んでも飽きずに食べられ、食べれば食べるほど美味しくて、しかも後味が良かった。
(コート・ドール 港区で引いたら、「あれがフレンチか」という意見があった程、簡素な盛り付け。ロビュション全盛の時代からフレンチを食べ始めた若い人には、余りに簡素なので、「フレンチ」のイメージと離れてしまうかも)

食べたものは、
アミューズ 赤ピーマンのムース
      ふわふわで、味が薄くて上品で、正直、味がよくわからなかった。
      少なくとも、私が雑誌の「赤ピーマンのムース」レシピを見ながら作った赤ピーマンのムースとは全
      く別物であることは確か。(私の作ったものは赤ピーマンの匂いと味が強かった)
      そんなに赤ピーマンの味がしないで、本当に薄っすら。
      下に敷いてあった生のトマトソースがとても美味しかった。
      トマトの味が昔の夏のトマトの味で、とても滑らかに漉してあった。
      両方をいっぺんに食べても美味しかったけれど、私としては、この料理自体、そんなに印象に残
      らなかった。
      でも、後味がとても良かった。
      きっと、何度か食べ慣れると味がわかる料理ではないかなと思った。(本当かな?)

前菜    穴子と帆立貝のテリーヌ
      これこそ、コート・ドールが非装飾的な料理を作る代表みたいな料理で、今の季節だったら、他
      所のフレンチでは、「夏野菜のテリーヌ」とか言って、赤や黄色や緑の野菜が段々に重ねられて
      いるものが出ると思うのだが、ここのテリーヌは、真っ白の中に、穴子の皮の線が規則的に黒い
      線になっているもの。
      大きなお皿の真ん中にはその四角い大きめのテリーヌが1切れ置いてあるだけ。
      でも、とても美味しかった。
      最後まで飽きずに食べられるというか、口に入れれば入れる程、美味しく感じるようになったと思
      う。
      ワインととても合っていたし、後味が良く、大満足。

スープ   青じその冷たいスープ
      この青じそのスープの材料は、「青じそ、梅干、アボカド、水」だけとのこと、スープの上には「糸
      瓜」がちょこっとアクセントとして乗っている。(あ、アクセントがあった、でも、地味目のアクセント)
      何というのかな、夏にピッタリ、青じその香り、梅干の酸っぱさをアボカドがうまくまとめていると思
      った。
      酸っぱいのだけれど、酸っぱすぎず、青じその香りも爽やか。
      アボカドの味は余り感じなかったけれど、アボカドの豊かなクリーミーな味が全てを丸くしているの
      かなと思まった。
      飲み続けていると、昔、田舎のおばあさんの家の裏山の畑にあった青じその植え込みの横を通っ
      た時のような「夏の田舎の家庭菜園」の土と草の匂いと暑さ→すなわち「田舎の夏」を思い出した
      ような気がした。
      食べている私は、田舎にいるような気分であった。

明日に続く。(今回料理の写真を撮りませんでした。今発売中のdancyuのP136~137にコート・ドールが紹介されていますので、その写真を見てください。)

トラックバック機能を使ってみたが、うまく行っているのかどうかわからないので、私の背中を押してくださった方のブログにリンクしておきます。(彼は、平日の昼間、お客が一組だけだったので、厨房まで見せてくれたそうです。私の時は、ほぼ満員だから、それは頼みませんでした)

A day in th Life
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by mw17mw | 2005-08-19 16:41 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)