都内日帰り旅行1-それは、「青混ぜ」探しから始まった

福岡在住のメル友Mさんが、コート・ドールの斉須シェフの本を読んで、日帰りで、「コート・ドール」に行きたくなったとのこと。
3か月前に飛行機の予約を取ると、格安になるとのことで、1月に、4月の予約をコート・ドールにお願いしたら、快く引き受けてくれた。

コースは、羽田につくMさんと品川駅前で待ち合わせをし、コート・ドールに行くのが一番自然な成り行きなのだけれど、時間に余裕はあるし、在品川のもう一人のメル友さんに相談しながら、コート・ドールまでの道すがらの東京見物のコースを考えてみた。

品川駅高輪口の前の柘榴坂(ざくろざか)を上って、高輪プリンスホテルの庭を散策した後、味の素図書館を見学し、二本榎通りと言うその前の通りを都心方面に進み、松島屋で豆大福を買った後、魚藍坂を下り、マルイチベーグルでベーグルを買った後、コート・ドールに行くというコースに決めた。(本当は、パティスリーリョーコという大阪から越して来たケーキ屋さんも行きたかったのだが、当日は定休日であった。)

また、コート・ドールに行った後は、Mさんの希望で、谷中を散策し、最後ひみつ堂で日光天然氷を食べることになった。

しっかし、高輪もお寺だらけだし、谷中もお寺だらけだし、こんなコースで東京を案内したら、「東京って、お寺とお墓だらけ」という印象を持たれるかも知れない。
ま、それを防ぐ意味でも、地下鉄で千駄木に出ないで、田町から上野まで、地上を走る山手線で行くことにした。

そして、日帰り旅行では味わえない、東京ならではのおみやげをMさんに渡したいと考えてみた。
ちょうど今発売の暮らしの手帖に東京の手土産特集があって、それを見たMさんから、「鮒佐の佃煮」をお土産に買いたいとのこと。
とのことで、鮒佐の佃煮は、私からの手土産にはできない。

だったら、何が良いのかと考えると、私が人にプレゼントしたいと思うものは、すぐに食べた方が良いとか、冷蔵が必要なものばかり。
こりゃ、何もないなと思った時、ふと頭に浮かんだのは、海苔の「青混ぜ」。
もしかして、青混ぜの海苔って、千葉や愛知産はあるけれど、有明産とか佐賀産はないかもと思い付いたのだ。
Mさんに「青混ぜって、知っている?」と聞いたら、「知らない」とのこと。
Mさんが住んでいる福岡は佐賀県の隣であり、佐賀は日本一の海苔の産地だから、当然福岡には佐賀の海苔が流れて行き、わざわざ、千葉や愛知の海苔が流れて行っているとは思えない。
だったら、「青混ぜの海苔」が、珍しくて喜ばれるかも知れないと思い至ったのだ。

それを探すことから、この日帰りコースの準備は始まった。
実は、私は、年末に、乾海苔の青混ぜを買って、自分で焼くので、余り、焼いてある青混ぜに詳しくないのだ。
以前、私が自分の焼いた青混ぜや焼いてある青混ぜを人にプレゼントしたことがあり、その時に、圧倒的に手焼きの方が美味しいと言われていた。
しかし、乾の青混ぜは、年末から2月くらいまでしか市場に出ないので、焼いたものにするしかないと思った。
初めて、青混ぜを食べるのだから、その感じがわかってもらえれば良いのだから、そんなにこだわることもないような気がした。

そして、いつも乾の青混ぜを買っている築地の海苔屋さんで買えばいいのかなと思って買いに行ったのだ。
そうしたら、お店の人も、「確かに、青混ぜは千葉や愛知のものばかりで、有明にはない」と教えてくれた。(青混ぜ海苔については、このページに詳しい)

そして、昨年の震災で千葉の海苔の養殖場が使えなくなって、今年は、愛知のものになるけれど、青混ぜの焼いたものはあるとのこと。
5帖で1785円、一帖あたりが357円と安過ぎる気もしたけれど、このお店なら大丈夫ではと思って買って来たのだ。

口に合うかどうかもわからないので、3帖をプレゼントし、2帖は自分で食べようと思って、1つ開封して食べてみたのだが、美味しくないのだ。
香りも弱いし、青混ぜの良さが全然感じられず、何だか、厚手のごわごわ海苔という感じ。
特におにぎりに巻いて食べると美味しくない。
こんな美味しくないものを人様にあげるわけにいかない、これは使えないと決めた。

だったら、どうするかというと、確か、吉池にも青混ぜがあったし、あちらは一帖600円だから、築地で買ったものより、マシかも知れない。

失敗するのが嫌なので、2帖買って来て、そのまま渡そうかなと思ったけれど、やはり、美味しいかどうかわからないものを持って帰ってもらうのも悪い気がして、やはり、一帖は開封して食べてみることにした。(吉池で売っていたものは、千葉産)

今回は、値段が高いだけあって、築地のものより、青混ぜらしい味と香りがしたし、上質な感じ。(でも、私が焼く青混ぜよりは相当落ちるけれど)

ということで、Mさんにプレゼントできるものは1帖だけになってしまったが、これだったら、青混ぜの個性をわかってもらえると確信できたので、良しとしよう。

そして、私の手元には、まあまあ美味しい青混ぜ一帖と、全然美味しくない青混ぜが5帖も残ってしまった。
でも、いいのだ、自分でボチボチ食べて行こう。(きっとなくなるのに、半年はかかるだろうな)

d0063149_2142405.jpg終わってみて、良く考えれば、山本海苔とか山本屋に、青混ぜを探しに行けば良かったのかなとも思う。

ま~、今回あげるに足りなかった青混ぜを食べ終わったら、他の海苔屋さんの青混ぜを色々買ってみようと思う。
(後、築地だと丸山海苔が有名だけれど、丸山海苔では、「こんとび」を扱っているが、「青混ぜ」はないのだ。こんとびは、青混ぜより、青海苔の量が少なめ。一度丸山海苔のこんとびを食べたことがあるが、好みではなかった。)

画像の右が吉池のもの、左は、築地のもの。
[PR]

by mw17mw | 2012-04-12 21:43 | 食材・食材のお店 | Comments(2)

Commented by 築地鳩屋海苔店 at 2012-10-11 00:23 x
熊本 「荒尾の青混ぜ(焼・乾)」ありヤすぜ
Commented by mw17mw at 2012-10-11 22:58
>築地鳩屋海苔店
あら、そうなのですか?それは鳩屋さんに行けば、手に入りますでしょうか?
いや、実は、築地の海苔を扱うお店で聞いたら、「佐賀には青混ぜはない」とのことでした、そうか、有明にあるかどうか聞けば良かったのかな?
今度、伺いますね。(名乗らないと思うけれど)