東大本郷キャンパス三四郎池(育徳園心字池)

昨日の午前中はずっと雨であった。
雨がようやく止んだので、岩本町・東神田ファミリーバザールのページの下の方に書いてあった「東京スカイツリーを観る会(隅田川から眺めるクルーズ)500円」が気になっていたので、図書館に本を返しがてら、バザールの本部に聞きに行って来た。

そうしたら、その日土曜日は雨天中止で、明日は、天気と川の水位で、朝決めるとのこと。
(そうだよね、神田川・隅田川にかかっている橋は橋げたが低いから、川の水位が高いと、船が通れないのかも)

ということで、明日は隅田川クルーズに行きたいと思ったので、土曜日中に、向丘に鶏肉を買いがてら、東大本郷キャンパスの中の三四郎池に久々行ってみた。

先日から、東大本郷キャンパスをちょこまか歩いているが、三四郎池方面は行きそびれていた。
私は小学校の頃、同居していた松戸の叔父が、自動車に弟や私を乗せて、何度か連れて来てくれていた。
その頃、東大のキャンパスの中は、いたるところ、どんな自動車も入れたけれど、いつだったか気付いたら、どこもかしこも、許可のない自動車は通行禁止になっていた。
あの頃、駐車自由だったし、入園無料だから、叔父は、甥や姪を連れて、良くここに来ていたのかな?と思う。(ものすごく近距離のドライブ)

で、今回は、時間がなかったし、湯島の坂を上がるのが嫌だったので、バスで湯島4丁目まで行き、龍岡門から入った。
そして、弓道場の横に出て、三四郎池に向かう。
弓道場付近の自然は下記写真のとおり。
d0063149_2019219.jpg

d0063149_20194332.jpg
池に出るには、ここから石段を下りていかねばならないのだが、その手前でも、十分素敵。
何だか、凛としていて気品があり、ここに、雉とか鶴とかクジャクが放し飼いになっていたら似合うだろうなと感じる。
そりゃ、そうだよね、この池や庭園は、加賀百万石の前田家の上屋敷の名残。
前田家って、先週終った「江」によると、江の次女が2歳で輿入れした相手、長女が豊臣秀頼に輿入れしているのだから、徳川家にとって、大切な大名で、権勢を誇ったのだろう。

で、三四郎池に下りて行く階段が二つあり、初め、左側を選んで下りて行ったら、行き止まりだったけれど、景色は素敵だった。
d0063149_2025382.jpg
行き止まりだし、池に近づけないようだったので、来た道を戻り、右側の石段を降りたら、下記景色であった。
d0063149_20262243.jpg
この景色だけだって、十分素敵。
京都に行っても、これだけの迫力がある自然が残っているお庭って、そうそうないような気がする。
その後、道なりに進んだら、もっと素敵な景色が見えた。
「三四郎池って、こんなに素敵だったっけ?小さい時、私は何を見ていたのだろう」と思う程素敵だった。
d0063149_20282172.jpg
山手線の内側にいて、自然しか見えない、現代的な建物が全然目に入って来ないで、自然しか見えない景色、そして静寂。
確かに、大学の中の一部だから、手入れは良くないような感じはするが、もしかしたら、それが余計良いのかも。

このページによると「江戸諸藩邸の庭園中、第一の名園とうたわれた」とのこと。
もしかして、江戸時代、藩の数ほど、こういう庭が存在していたのだ。
今でも、大名の屋敷だったり、幕府のお偉方の屋敷であったりの六義園とか、後楽園、清澄庭園なぞが残っているけれど、実は、この三四郎池と呼ばれている前田藩のお庭が一番だったのだ。

凛としていて、気品があって、何と言うか、「柔らかさ」とか「和み」「優しさ」みたいなものを感じさせない、でも憩えるお庭。
武家のお庭という感じ?

こんな素敵なお庭を手放せばならなかった前田家の人たちは辛かったかな~なんて想像したが、何せ、江戸から明治というのは、大名・武士にとって大激動時代だから、それだけにかまってられなかったかもしれないと思う。

東大本郷キャンパスの中にあり、三四郎池という呼び名で呼ばれるようになって、「江戸時代の大名の名庭園」ということが隠れてしまっているけれど、本当に素敵。
特に、紅葉・黄葉の今の季節が良いのかも知れない。

今度行ったら、周囲を一周してみよう。

東京のお庭って、他に、皇居の東御苑も好きだけれど、観光バスが入って来れないところのものが良いような気がする。
[PR]

by mw17mw | 2011-12-04 20:45 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)