田原町界隈-「カナイユ」でディナー・良いお店

今年、ブログを通して知り合った私より相当若い女性3人が、実は、同じ年で全員最近我が近所に住み始めた方ばかり、しかも暮らし方が似ているような気がしたのだ。(一人は生まれも育ちも台東区で、戻ってきたとのこと。他のお二人は、他の地域からの移転)

年や住んでいる地域で共通点が多いので、この3人の方と集まって、食事したら、美味しい物の話と近所の話で盛り上がり、3人ともそれぞれ友達になれるかなと思い、声をかけたら、会が成立したのだ。

ただ、残念なことに、約一名、仕事上のトラブルが起きてしまい、参加できなくなり、私と他2名の方で、田原町に昨年末オープンした「カナイユ」というビストロに行って来た。
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私は、カナイユは、ランチにしか行ったことがなかったが、マダムというのだろうか、サービスしている女性がとても感じが良く、夜行っても良さそうだなと思ったのだが、料理も美味しく、正解であった。
何て言うのだろう、今はなくなったシブレットのマダムより若くて溌剌としていて、ちょっとだけ庶民的な雰囲気がある。
でも、落ち着いていて、丁寧な雰囲気・サービス精神も持っていて、そのバランスがとても良い。
シブレットのマダムとはまた異なった個性の持ち主だが、小さなビストロの若きマダムとして、とても合っている気がする。

お店は本当に小さく、14人で満杯。
小さいお店だから、入り口に、給湯器や室外機なぞがあるのだけれど、気取ったフレンチではなく、ビストロだから、ま、気にしない。

このお店は、席によっては全く厨房が見えない。
今回はまるで厨房が見えなかったが、前回行った時にチラっと見えた若きシェフが、力いっぱい創作した料理も多く、良かった。
ここの料理を一口で言うとしたら、「若さ溢れる、工夫された料理の数々」という感じかな?

このお店の料理は、一皿の量が多いので、2人で3皿くらいが適量ということと、ここのお料理は、前からの作り置きはなしで、全て注文が入った時から一から作り始めるとの説明があり、だから、重たいお肉料理なぞは、時間がかかるので、なるべく早めに決めてくださいとのこと。

また、新鮮なお魚の一覧表を見せられ、「お好きなように調理します」と提案された。
う~ん、でも、前菜に白子を選んだし、どうしてもビストロに行ったら、魚か肉かとなれば、お肉料理になってしまう。(全員肉食系女子であった)
で、魚料理は頼まなかったが、何か頼んだところで、価格がわからないし、ちょっと頼み難いかも。

その時に、私が「アクアパッツアなら食べたい、あ、アクアパッツアはイタリアンだっけ?」と言ったら、マダムが、「アクアパッツア風に仕上げることも可能です」と言ってくれた。(しかし、アクアパッツアは店によって相当仕上がりが違うから、気に入るかどうか難しいかも。)

そして、メインの肉料理の中で何を選ぼうかと迷っている時、またまた私が「私は豚足には嫌な思い出があって、豚足だけは避けたい」と言ったのだ。
もう4年くらい前になるのだろうか、丸の内のオザミに行った時に、食べたことがないからと豚足を選んだら、こんがり焼かれた豚の足が一本出て来て、切っても、解体しても、コラーゲンしか出て来ず、コラーゲンって、そんなに量を食べられるものではないので、殆ど残してしまったと言う思い出があるのだ。

そうしたら、その話を聞いたマダムの目がキラリと光った。(笑)
その日のカナイユさんの豚足料理は、「豚足とフォアグラの何とか」だったのだけれど、「うちの料理は、豚足を焼いて、解体し、全てのコラーゲンとお肉を取り出して、それを再度フォアグラなどと合わせたものです。どうか、この料理を食べて、豚足のリベンジをしていただけたらと思います」とのこと。

他の料理と色々検討した結果、その豚足とフォアグラの料理は、ハンバーグ状のもので、骨付きのお肉料理に比べたら、取り分けやすいということもあって、一番最初に、それに決定。

では、料理をご紹介。
まずは、アミューズと一緒に取ったのが、がっつりサラダ。
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何がかっつりかなと思ったら、とにかく、葉っぱの量が多かった。(笑)<最初に写真を撮り忘れ、食べている途中のもので失礼>
ドレッシングも美味しかった。

次が、前菜のメニューの中で、冬ならこれでしょうと、決めたのが、白子のお料理。(料理の名前は壁の黒板にしかなく、黒板の写真を撮らなかったので、正確な名前がわからないのだ。)
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(これも最初に写真を撮るのを忘れ、食べている途中のもの)
色々な野菜の細かいみじん切りが沢山入っているオリーブオイルベースのソースで白子を和えて、オーブンで焼いたもの。
白子がふわっとしていて、美味しかった。
が、食べた時はちょっと物足りない感じがしたのだが、2,3日経ったら、「あれ、もう一回食べたい」と思えるような料理であった。

それを食べ終わると、豚足とフォアグラ料理ができるまでまだ時間がちょっとかかるとのことで、ソーセージを注文。(ソーセージは本数を指定できる.)
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いや~、フレンチに詳しくない私が決めつけるのは間違いのもとかも知れないけれど、ここのソーセージは、豚肉100%ではないような気がした、ソーセージらしいソーセージというより、お肉に近いソーセージという感じがしたから、牛肉でも入っているのかしらね?(聞くのを忘れた)
つけあわせは、お豆。

で、豚足料理登場。
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これがとても美味しかった。
ミンチ状になった豚足のコラーゲンと豚足の中の肉の部分に挽肉を足して練り、その中にフォアグラを入れて焼いたものが、マッシュポテトの上にどでんと置かれて出て来た。
食べてみると、その3つが融合するわけでもなく、反目するわけでもなく、それぞれの持ち味が口の中でそれおぞれ感じられ、そして、色々な混ざり方をしてとても美味しかった。
3つの素材のハーモニーの勝利という感じの料理であった。
自分で豚足からコラーゲンを取り出してそればかり食べても不味いけれど、シェフが取り出してくれて他の素材と合わせてくれて料理するには、良い素材のようであった。
これは、絶品ですな~という感じ。
マダムの言葉通り、豚足リベンジは完了した。(笑)

最後は、パスタか、釜炊きフォアグラ飯と書いてあったので、パスタじゃ余りに平凡だということになり、フォアグラ飯をチョイス。
炊き上がって出て来たものが下の写真。
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d0063149_21215713.jpgこれを混ぜ込んで、器に取り、それだけで食べてみるとそんなに味を感じないのだが、茶色いソースをかけて食べると、これまた美味しい。
何だか、3人できれいに全て食べてしまった。

しっかし、豚足を食べ終わった頃から急速にお腹がいっぱいになり出し、そこにご飯を入れたものだから、本当にお腹がパンパンになってしまい、デザートはパスして、コーヒーだけ飲んで帰って来た。(ダイエット的に言えば、体重が気になるなら、料理を食べながらパンを食べた方が、最後にパスタやご飯を食べるより良いかも)

味付けは、ビストロ風にワインが美味しく飲めるような塩加減で、全てが出来立ての美味しいところを食べさせてくれる料理で大満足であった。(ワインは飲んだけれど、詳しくないので、省略)

ここは、良いお店だと思う。

私たち以外、もう一組しかお客がいなくて、淋しかったけれど、ぜひ頑張って、繁盛させて欲しい。

どうしても、我が近所のビストロというと、シブレットが基準になってしまうのだけれど、シブレットの方が若干成熟したお店で、その点は、劣るかも知れないけれど、若さがあって、気概があって、色々チャレンジしていて、美味しいから、個性のある本当に良いお店だと思った。
繁盛しますように。
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by mw17mw | 2011-12-01 21:31 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)