両国界隈-行って来ました「越後屋若狭」 2/2

越後屋若狭さんに電話で予約した時、「自転車で運ぶと、お団子になってしまうかも」と言われたので、往復歩き。
帰り道は、両国橋→柳橋のコースで帰った。
振動を与えては不味いと思ったけれど、特段、丁寧には扱わず、ごく普通に和菓子の袋をぶら下げて帰って来た。

予約の段階では、「公園で食べるかな」と思っていたのだけれど、我が家より越後屋若狭さんに近いところにお住まいのマユミさん宅に寄って、お茶とともにどうぞと提案してくださって、有難くそうさせていただいた。

素敵なお部屋で素敵な器で、美味しいお薄でいただく和菓子は最高であった。(これが我が店で試食だったら、紙コップに自販機のお茶ですよ)

う~ん、正しくは、「最高」に殆ど近いところにある和菓子だと思った。

3.5個全部一度に食べるのも勿体ないということで、1.5個をマユミさん宅で味わうことにした。
d0063149_22421040.jpgこれが二人で一つの「秋しぐれ」
上半分が、栗きんとんで、下半分がこしあん。
こしあんが絶妙、いかにも、高級な素材を使い、手間を惜しまず、さらしたと思われる上品な餡であった。(色もこころなし、餡子色が薄い)
栗きんとんも美味しかったけれど、四角い形にするために若干押されたのか、食感が固め。






d0063149_22424013.jpgこちらは、「秋の空」。本来なら、こんな角度から写真を撮らないものだけれど、構造が分かるように、こんな角度から写してしまった。
求肥で、こしあんを包み、その上にきんとん状の練り切りが乗っている。
求肥が柔らかく瑞々しく冷たく、こしあんと練り切りの美味しさを引き立ててくれた。






ここまでマユミさん宅でいただいて、我が家に戻った。
明日まで置いておいたら、絶対味が落ちるとは思ったけれど、勿体ないから後で食べようと思ったのだが、だめだった。

家に帰って一時間以内で、チビチビ、結局全部食べてしまった。
d0063149_22431791.jpgやはり、栗きんとんが一番美味しかった。栗きんとんは、「秋しぐれ」とは違ってふわっと盛られているので、その分柔らかくて美味しかった。(こういう栗ペーストをきんとん状にした場合、空気も味の一部かしら?という感じ。)
甘さも良いし、栗の風味も強くて、一口口に入れて食べた後、後を引き、もう一口食べたくなる感じ。
甘いのだけれど、くどさがない上品な味、やはり、このお菓子は、有名になるだけあった。

そして、栗の味なのだけれど、先日いただいたらぶちゃんママの栗きんとんの栗の味とは別の味であることはよくわかった。
砂糖の味を抜いてみても、栗の味が違って、丹波篠山のは「夏に近い秋晴れの空」みたいな澄み渡っていて、軽さがある味で、茨城の栗の味は、「もうちょっと秋が深まった時の秋晴れの空」をイメージするようなくっきりとした味であった。(土地の差もあるけれど、9月中の栗か、10月中の栗かの違いもあるのかもしれない。)

右は、「枝菊」という名前で、練り切りの中にこし餡。
これも美味しいことは美味しかったけれど、単純かな?

結局この和菓子屋さんは、一日に2,3種類しか作らないということで、全て同じこし餡であったことと、江戸の和菓子の特徴なのかしら、京都の練り切りやきんとんに比べて、ほんのちょっと固めであることが、ちょっと引っかかること以外、本当に美味しかった。(京都の練り切りとかきんとんというのは、触れるとほろっと崩れるような柔らかさだけれど、江戸のは、固くはないのだけれど、そこまで柔らかくないと思う。)

京都と同じ和菓子が味わえるかもと期待したが、その点だけ、ちょっと期待外れ、でも、こしあんが本当に美味しいし、きんとん状にした栗がとても美味しかったな~。

(自転車の荷台に乗せて運んだら、でこぼこ道を走ったり、大きくガタンとしなければ、お団子状にはならない柔らかさというか、固さだと思うけれど、そうだ、坂道なぞを運んだら、確かに、箱が傾いた状態で運ぶことになるから、中のお菓子がお団子になってしまいそう)

一人1640円、ちょっとリッチなランチくらいのお金を和菓子にかけたわけだけれど、私としてはとても満足であった。
10月の和菓子の中で選べと言われたら、私の場合、「栗きんとん」と「秋の空」がお薦め。
このお店は、1か月に一度メニューを替えるとのことで、栗きんとんは、10月中しか作らないらしい。

でも、毎月必ず食べたいとも思わなかった、年に2,3回、たまの贅沢として、気に入った。(多分、それは美味しさが濃厚なのと高価だからだと思う。)
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by mw17mw | 2011-10-09 23:23 | 飲食店・菓子店 | Comments(2)

Commented by ♪♪♪ at 2011-10-12 01:53 x
真凛馬さん、こんばんは。
越後屋若狭さんのお菓子、上品で、おいしそうですね!栗きんとんに惹かれました。
2個、3個からでもOKとのこと、ひとり暮らしの私にはありがたいです。ちょっと贅沢ですが、一度買ってみたいと思いました。
ところで、月曜日にやっとひみつ堂さんに行ってきました。3組ほど並んでいましたが、それほど待たずに入れました。氷もシロップもびっくりするほどおいしかったです。これなら冬でもいけるかも。
Commented by mw17mw at 2011-10-12 11:29
>♪♪♪さん
こんにちは。越後屋若狭の栗きんとんは素晴らしいですが、ここは、こし餡もものすごく上等で価値があると思います。(ほら、夏は水羊羹が有名でしょう、それはこし餡が素晴らしいからだと思います)
ですので、できたら、3つのうち1つは、「秋しぐれ」にして、餡の美味しさをじっくり味わうことをお勧めします。(余計なお世話ですが)

私も月曜日ひみつ堂に行ったのですよ、もしかして、ゝ時間同じ空間にご一緒したかも知れませんね。
気に入られたようで良かったです。
冬でも、お店が暖かければ、かき氷は美味しいと思います。