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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw
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ビールの自販機その後2/2-銘柄にこだわる

酒屋をやっているから、お酒を好きな人と話す機会が多い。
面白いのは、「俺はビールが好きだから、スーパードライが好きだ」というひとと「ビールが好きだから、スーパードライが嫌いだ、あんなのビールじゃない」という人と二派いることだ。

この二派が一緒になって、お話しすることはない。
中立に立っている私にそれぞれそう言いながら買って行くのだ。

ここだけの話しだけれど、私的には、やはり、スーパードライは、新しいビールであって、伝統的なビールの系統から言ったらビールではないという意見の方が正しいような気がしている。(スーパードライ派には言えないけれど。そして私はどっちも好きだし、銘柄に拘らない。←いい加減です。でも暑い真夏すっきりしたいのならスーパードライ、味わってビールを飲むのなら、それ以外がいいと思う。でも、食事をしながらなら、ビールは何でもOK)

また、古くからの酒屋さんや問屋さんに、発泡酒や新飲料を頑なに飲んでみようとしない人も結構いる、扱いたくない、店に置きたくないと。
やはり、理由は、あんなのビールじゃない、やはり、ビールはビールでなくてはと言う。(ここでも、スーパードライまでは許す人と、スーパードライからビールではないという人がいる)
私としては、ごもっともとも思うのだが、時代の流れで、売れなくなっているものに固執してもしょうがないじゃん、少しは時代に乗らなくてはと、「薄い」だ、「苦くない」だ言いながら、発泡酒や新飲料に付き合っている。(面白がったほうが得だと思う)
それに、120円だ、130円だというアルコールに慣れてしまうと、確かに、高いビールに手を出そうという気にならないのも良くわかる。

また、色々な話に飛ぶが、我が家の裏のインド人の人が、「キリン氷結果汁レモン」が好き。
グレープフルーツもだめで、レモン一辺倒、そして、同じレモンでも、他のブランドもだめ。
飲んだ後、後味がすっきりしているそうだ。
(でも、我が弟に言わせると、旬果搾りレモンが一番口にしつこさが残らないとのこと。)

そして、そのインド人の人とそのお友達は、「ポカリスエット」が大好きで、スポーツドリンクなら、ポカリスエットしか飲まないそうだ。(この2人だけでインド人全てを語っては間違いかも知れないが、インド人はブランドにこだわり、結構頑固だと思った)

何でだろう?と、スポーツドリンクをしょっちゅう飲んで育っている甥たちに聞いたら、どれもこれも同じようだけれど、ポカリスエットが一番口に後味が残らないですっきりしているそうなのだ。
育ち盛りの甥たちは、スポーツドリンクの銘柄に拘らない。

また、話は飛ぶが、近所の若い男性が発泡酒や新アルコール飲料を買うついでに、「梅酒が沢山入った缶、ないですか?」とのこと。
ウメッシュのことかな?でも、我がお店にはないので、「旬果搾 ハッピうめが美味しい」と勧めたら、買って行ってくれた。
何でも彼女がウメッシュが好きなそうなのだ。

2,3日してまた買いに来てくれたので、「彼女、旬果、気に入った?」と聞くと、「まだ、冷蔵庫に入れっぱなし」と答えていた。

そうなんだよね~、若い女の子って、自分が気に入ったこの銘柄のこのドリンクとか、自分で決めたら、テコでもそれ以外のものを飲もうとしない人が多い。
これが若い女の子の特徴だよね~、私みたいに、人の勧めに「どれ、どれ?」とすぐ乗ってしまって、試すだけは試そうとする姿勢は、「おばさんになった証拠」のような気がする。
良く言えば一本気、悪く言えば、柔軟性がなくて、自分の好みに固執するのが、若い女の子の証拠のようなものかなと思う。
「どれ,どれ?」なぞと柔軟な姿勢を示して、何でも飲もうという姿勢は、人間が丸くなってしまった証拠のようで、若い女の子がその姿勢を示したら、もうそれは、「女性」とか「おばさん」への一歩を踏み出してしまったようなもので、それだけで、「若い女の子」でなくなってしまうような気がする。
それからまた2,3日して、その男の子が来て、「この前の旬果、結局、僕が飲みました、美味しかったです」とのことであった。(笑)

でも、その後、その男の子は、我がお店にビールを買いに来なくなった。
彼女がどうしてもウメッシュしか飲まないのなら、ウメッシュを置いてある酒屋に行くしかないからだ。
あの彼女と別れるか、彼女が若い女の子卒業するまで、我がお店とは縁がないかも知れないと思う。

私も実は、ウメッシュの話があったので、他所の酒屋で、ウメッシュの普通のと、カロリーハーフを買ってきて飲んでみたのだ。
結論から言うと、やはり、「アサヒ旬果 ハッピうめ」の方が断然美味しいと思うのだ。
ウメッシュは、梅酒一本だけれど、ハッピうめは、梅酒+梅ワイン+梅果汁の相乗効果で、こっちの方が味的には調っていると思うのだけれど、後は好みかな~?
ウメッシュは、250ccというサイズが若い女の子には無理なく飲めるサイズなのかも知れない。

お客さんは逃したけれど、我がお店は、「ハッピうめ」一本で行くことにした。(私も柔軟性がないかも<笑>柔軟性がないのではなく、お店のキャパが小さいし、女性のお客さんが少ないから、似たようなもの、二種類置いても売り切れないような気がするので)
Commented by スコス at 2005-08-06 23:10 x
まりこさん、こんばんは。
インド人のかたがポカリスエットが好きな理由は分かるような気がします。甘味料(アスパルテーム、スクラロース、ステビア、ソルビトールetc)が入っていないからではないでしょうか。人口甘味料は後味が薬臭いと感じますが、ポカリはブドウ糖果糖溶液だけですのでそのようには感じません(私には^^;)。「口に後味が残らない」とはそういうことだと推察しました。
ポカリにはポカリスエットステビアというものがありますが、インド人さんは恐らくこれは飲まないのではないでしょうか。
Commented by mw17mw at 2005-08-07 13:25
スコスさん、有難うございます。
口に後味が残るか残らないかは、「人工甘味料を使っているか否か」なんですね~。
コカコーラも、普通のコーラの他に、ダイエットコーラというのがあって、これが実は評判が悪いのです。(不味いって)
そこで、コカコーラは、カロリーを1/2上げたC2を出したのですが、結局これも余り評判良くないみたい。
私は、化学調味料には敏感だけれど、どうも、人工甘味料には鈍いのかも知れません。(というか、スポーツドリンクもコーラも余り飲まないし)
今度、色々な製品の甘み付けに何が使われているか、原材料を良く眺めることにしてみます。
by mw17mw | 2005-08-01 17:19 | 酒屋 | Comments(2)