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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

沖縄ぜんざいもどき-鳥越港家のかき氷

最近、本当に暑い。

暑い中、B食を見ていたら、やたらに、かき氷の写真が載っていて、食べたくなる。
ちょうどお昼に、用事を一つ思い出し、浅草橋に行かねばならなくなった。

だったらと、本当は三連休になったら実行しようと思っていた、「家で沖縄ぜんざいを作る」ことを、今日実行しようと思ったのだ。

黒蜜は冷蔵庫にあって、昨晩味を見たら、味は正常。
お豆の水煮はたっぷり冷凍庫にあるから、浅草橋に出かける30分前に、常温に出しておこう。

港家さんに行って、「何もかけないかき氷だけください」と言ったら、拒否はされないと思うけれど、値段が決まっていないものかもしれない、そうしたら、みぞれと同じでいいですと言おうとか、考えた。

港家は、食べログでも評判良いし、最近のトーキョーウジキントキでも褒められている。
この港家さん自体は、昔からの和菓子屋さんなのだが、昔は、かき氷をやっていなかったから、私はずっと知らなかった。
ここで、安い掻き氷が食べられると知ったのは、甥たちが子供の頃、良く親に連れられて食べに行ったと聞いてからだ。(だから、私が知ったのは、15年くらい前かな?)

で、実際に、炎天下、浅草橋で用事を済ませ、鳥越おかず横丁の港家さんに行ってみた。
店の外では、幼児を連れたお母さんが二組、氷を食べていた。
店の中では、高校生と思われるカップルが、氷をかいてもらっているところだった。
かいた氷の上からシロップをかけると、す~っと氷が縮んで行く。
常温のシロップが氷を溶かしているようにも見えるし、液体がかけられることで、氷の間の空気が抜けて行くようにも見えた。

待っている間に、メニューを見ていると「素氷」のようなものはなくて、「みぞれ氷」が130円だから、かき氷だけで130円かな、それはものすごく安いと思っていたのだ。

程なく、私の番になり、「何もかけないかき氷だけ欲しいのですけれど」と言ったら、お店の女性が、「80円です」とのこと、やはり、私以外にも、かき氷だけを買う人が今までいたのだと思う。
それにしても、かき氷80円は、びっくりする程安い。(シロップが50円という計算になる)
量的には、そんなに多くなく、例えば、ひみつ堂さんのかき氷の1/2とか1/3の量。

お店の人に「家に黒蜜があるので、それをかけて食べようと思って」というと、「それは美味しいですよ、その上にきな粉を振るともっと美味しい」と教えてくださった。(デニーズの氷黒蜜きなこがそれかな?)

そして、カップに氷を掻き始める。
機械を見ると、電動式であった。

沖縄ぜんざいもどき-鳥越港家のかき氷_d0063149_17282770.jpg機械によってかかれるかき氷は、深めの発泡スチロールカップに入れられて行く。
うず高くなったところで、そのカップを薄いビニール袋に入れて出来上がり、私はそれを保冷バッグに入れた。

私の家まで、港家さんから、自転車で5分もかからない。
自転車で戻る間に、頭に浮かんだのは、「容器も冷蔵庫で冷やしておけば良かった」ということ。

部屋に戻り、どんぶりに氷と解凍した赤色のお豆を入れて、上から黒蜜をかけて、混ぜながら食べる。
氷は運んでいる間にちょっと縮んだが、まだまだサラサラであった。
港家さんのかき氷は、粉雪のような感じ。

沖縄ぜんざいなるものを食べたことがないので、これがそれになるのか、全然わからなかった。

沖縄ぜんざいもどき-鳥越港家のかき氷_d0063149_17285394.jpgしっかし、暑い最中、自転車で走り回った後のかき氷は格別!
黒蜜と氷が良く合っている。
ただ、私の黒蜜はお酢を入れて、糖を性質を転換したもので、何だか、そこはかとなく酢の味が残っていると感じた。(別に味の邪魔はしなかった。)

ざっと食べ終わってから、お昼御飯を食べた。
(勿論、港家さんの氷は、氷屋さんの氷なので、食べ終わった後の後味も問題がない。)

後から、沖縄ぜんざいでインターネットで検索してみたら、Wikiのぜんざいのところに載っていて、やはり、金時豆は甘く煮てあるものを使うようだ。
私の赤いお豆は、山梨の伯母にもらったものなのだけれど、豆の種類が分からないうえに、水煮だったので、沖縄ぜんざいとはちょっと違ったみたい。

でも、港家さんから、かき氷を買って来て、自分で工夫して食べられることが分かったことは良かった。
何だか、それがわかったら、港家さんの定休日である日曜日以外は、一日に一回、買いに行きそうで怖い。(笑)

港家さんのかき氷さえあれば、沖縄ぜんざいもできれば、チェーも自宅で作れそう。

ま、とりあえず、今晩、水煮のお豆を、砂糖シロップに漬け込んでみよう。
Commented by ヨーグルティアに at 2011-07-15 18:12 x
果物入れて、砂糖を同量載せて
最高温度で保温すれば、一日で
シロップできますよ。
いまだと南高梅の名残もありますね。
見切り品のモモとかもいいですね。

火入れしないと匂いいいですが
しばらくすると、発酵が始まるので
それだけ注意ですね。
Commented by mw17mw at 2011-07-15 18:43
>ヨーグルティアにさん
きゃ~、やはり、そちらの世界に足を踏み込んでしまいましょうかね?
迷うところ。
「65度で一日」覚えておいて、見切り品を見つけたら、やってみたいと思います。

最近思うのですが、果物の場合、氷の温度ではその味や甘さ・香りがうまく発散されないものがあるようです。
常温から10尾くらいの温度で、果物の香りとか甘さが生きる果物も多いなと思います。
それを割り切って、火入れして、別の魅力が出せたら、面白いですね。
Commented by TOMIT at 2012-05-19 18:15 x
港家さんの氷だけとは贅沢な!
沖縄ぜんざいの氷は、金時豆の煮汁を凍らせた氷をかいたものだと思いますので味わいはちょっと異なるのでは?
Commented by mw17mw at 2012-05-19 23:47
>TOMITさん
TOMITさん、ようこそ。食べログで良くTOMITさんのレビューを拝見しているので、こちらとしては、初対面の気がしません。(お世話になっております)

そろそろかき氷のシーズンですね、港家さんもかき氷始められたようです。

沖縄ぜんざい、食べたことないのですよ、今年こそ、どこかで食べてきますね。
by mw17mw | 2011-07-15 17:29 | お菓子レシピ | Comments(4)