江の島・鎌倉食べ歩き-埜庵(のあん)

天然かき氷のお師匠さん、ケイトさんが誘ってくださったので、一番寒い時期も終わったような気候の昨日、江の島・鎌倉の「ケイトさんが美味しいと思うお店」に案内していただいた。

これは贅沢。
案内本や食べログを手掛かりに自分で食べに行っても、そうそう満足の行くお店に行けるとは限らない。
また、ケイトさんは、私の食べ友達の中では珍しく、軽いかき氷とかアイスやお菓子がお得意。
ケイトさんは本当に埜庵を初めとする鎌倉・江の島の美味しいお店に魅せられて、足繁く通ってられるので、本当に詳しい。
一方、私は、天然かき氷で有名な「埜庵」に行ってみたいくらいで、後は希望なし。(笑)
(先日の柏の三日月氷菓店で、天然かき氷に魅せられ、三日月さんより有名な埜庵は是非行きたいと思っていたのだ。)

d0063149_22252229.jpgで、待ち合わせは、埜庵のある鵠沼海岸となった。
新宿から、藤沢行きの快速に乗って、電車が動き出した途端、睡魔に襲われ、気付いたら、中央林間当たりだった。
新宿で待ち合わせするという手もあるが、会ってしまえば、いくらでもお話しできるから、藤沢までの長い道中、別々の方がお互い、睡眠が取れたり、やりたいことができて、良いと思う。

で、無事鵠沼海岸の改札で、ケイトさんと落ち合うことができ、その後は、ずっとただひたすらくっついて歩く私であった。(笑)

d0063149_22255475.jpg駅から埜庵さんまでは5分もかからないと思う。(写真の男の人は、埜庵をここまでに育てたオーナーさん)
普通の民家で、お店がとても狭いのでびっくり。
何でも、そこで、オーダーしてから、横の玄関で靴を脱いで2Fで食べるのだそうだ。
普通の市販のシロップのかき氷(600円くらい)もあるけれど、ここの名物は、自家製の苺シロップのかき氷(千円程度)とのこと。(その他、抹茶もお薦めとのこと)
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開店早々だったので、まだ、空いていたので、2Fに行くことができた。
2Fは飲食店の食堂というより、普通のリビング・食堂という感じ。

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写真は、ケイトさんの「Wいちご 生苺トッピング」(という名前だったかな?)。
私のは、Wいちご杏仁という名前だったかな、写真から、上の苺のみじん切りを取り除いた見かけ。
で、氷の中に柔らかくて美味しい杏仁豆腐が埋まっていた。

見た感じ、三日月さんと同じように、氷がじゃりじゃりと細かくなっていないで、薄い面で削れているのがわかった。
苺の赤が氷の色に映えて、とてもきれい、出て来た途端「うわ~」という感じ。
食べてみる、苺ソースは生っぽくって美味しい、余り甘くなく、爽やかなタイプ。
杏仁豆腐もとても美味しい。

ケイトさんの解説によると、この埜庵さんは、生の果物で作ったシロップの美味しさが抜群とのこと。
かき氷の値段も断然高いけれど、それだけ選び抜かれた良質のちょうど良く熟した果物をふんだんに使ったが大量に使われている。

ケイトさんは、氷と果物が大好きで、本当にかき氷専門店やかき氷を出すお店を沢山回ってらして、私なんかと比べ物にならない程の知識と経験と感性を持ってらっしゃる、ここまでのフルーツシロップを出せる店はそんなになく、どうも埜庵さんが抜群に優れているらしい。

私は、果物が大好きという程ではないし、氷を食べるとき、シロップよりどうしても氷の削り方に目が行ってしまうタイプなのかも知れない。
三日月さんに先に行っていないで、生まれて初めて食べる「自家製苺シロップの天然かき氷」が埜庵さんのものだったら、もっと感激したと思うが、いかんせん、先に三日月さんに行ってしまい、削られた氷の美しさに目を奪われた経験があるので、今回、美味しいことは美味しいが、思ったより、感激しなかった。
きっと、この天然かき氷というのは、「生まれて初めて食べた」時が一番感激する性質のものではないかと思う。
また、苺のシロップが、私の好みよりちょっと甘くなかったということが大きいかも。

そのうち、オーナーの方が二階に上がって来られ、色々なお店の話を聞かせてくれた。
とてもフレンドリー。
埜庵さん、余りに人気で、冬の日曜日でも、店員さんが5人だし、夏には10人ものスタッフで対応しているので、人気店なのに最大でも1時間ほどの待ち時間で済んでいるらしい。

「かき氷」という地味で、昔からありきたりのお店が沢山ある分野に、「天然氷に生の果物から作った自家製フルーツシロップ」という組み合わせで新風を吹き込み、自らのお店を、遠くからでも食べに来たいと思わせるような人気店に育てたというのは、本当に立派。

この人気は、純粋に埜庵さんの氷が好きというリピーターの他、一昨年、食べログの神奈川県スイーツで一位となり、埜庵さんの天然かき氷が注目されるようになり、「天然かき氷」を一度は食べてみたいという方たちによるものだとのこと。
な~るほど。

以前、ネットで調べたら、『「天然氷」の業者は全国で5軒しかない』という記事が見つかったのだ。

日本中で、日光3軒(吉新氷室・松月氷室・三ツ星氷室)、秩父1軒(阿左美冷蔵)、軽井沢1軒(渡辺商会)の5業者だけが天然氷の生産販売を続けているそうで、天然氷のかき氷は、これらの地元の氷屋さんか、東京(十条だるまや?)・神奈川(埜庵)・千葉(三日月氷菓店)でしか食べられないそうだ。
(また、多分であるが、こういう天然氷は量に限りがあるだろうから、これ以上新しいお店がオープンすることは考えにくい)

私も先日、ケイトさんに柏の三日月さんに連れて行っていただくまで、そういう業者の地元、例えば、長瀞にある阿佐美冷蔵まで行かねば、天然かき氷は食べられないもの、自動車がない私は一生食べられないかもと思っていた。
それが、東京近郊で、しかも、自家製の美味しいフルーツシロップがかかっているものが味わえるのだもの、人気が出るのも当然。

だから、天然かき氷は、どんなに寒い北海道や東北の人たちでも、関東に来なければ食べられないものなのだ。(天然氷がそちらに運ばれているなら話は別だが)
地方の人が東京近郊に遊びに来るのなら、天然かき氷食べればいいのにと心から思ってしまう、それこそ関東でしか食べられないものだもの。(な~んちゃって、こんな煽るようなことを書いて良いのかしら?)

埜庵さんは、今では、従業員の人が氷を削っている様子、私としては、今のところ、基本ご店主一人で経営されている小さなお店だからできることなのだが、天然氷にほれ込んでいる店主が自らが削っている三日月さんの方が氷の削り方については「名人芸」ぽくて、好みかも。
本当に先日の三日月さんの氷は、ご店主が「もっと完成度の高い物を」と思いながら削ったものであったと思う。
(また改めて写真を見ると、確かに、フルーツソースは、埜庵さんに比べたら、相当少ないし、埜庵さんの方が美味しそうということもわかる。<笑>)
三日月さんも、もっと時間が経って、もっと人気が出たら、店主自らは削らなくなってしまうかも知れない。
そうしたら、氷の削り方についてはイーブンになるかも知れない。
(でも、こういうことを言い切るのは難しい、いつ三日月さんや埜庵さんの削り手や削り方が変わるかもしれないから)

埜庵さんの氷も魅力も価値も十分あるが、、立地も魅力、明日以降書くけれど、江の島・鎌倉と言う美味しいお店が沢山ある地域にあって、埜庵さんだけでなく、色々なお店を食べ歩けるのが魅力かな?
柏は残念ながら、今のところ、三日月さんしか知らないのだ。(知味斎は閉店してしまったし)

一度一杯食べただけで埜庵さんを語るのはおこがましいと思う。
遠くて中々行けないが、今後もレベルを落とすことなく、ずっとハイレベルを保って欲しいお店。

他、ケイトさんと半分こで、味噌煮込みうどんを取ってみた。
名古屋より味噌が薄めで、八丁味噌が苦手な人でも食べられる家庭的な味であったので、詳細は省略。

江の島方面に行ったら、埜庵さんは、訪問する価値があると思うし、果物に目がない人は病みつきになるお店だと思う。
埜庵さんに行ったら、市販のシロップではなく、このお店オリジナルのフルーツシロップのかき氷を食べることがお薦めです。
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by mw17mw | 2011-02-07 22:27 | 飲食店・菓子店 | Comments(3)

Commented at 2011-02-08 03:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by まr at 2011-02-08 09:08 x
柏に釣られて出てきました。
種類ごとに評判のお店もいくつかあるのですが,電車+徒歩移動するには地理単位がだだっ広いのと,軒数を多く回れる軽食系統が弱いのが,食べ歩くにつらいところです。まぁ鄙でありますので。

三日月氷菓店さんのシロップは,生果実でも風味を取り出した仕立てで氷に寄り添う感じですかね。埜庵さんには1,2回しか伺ってないので比べるのもなんですが。

あ,それから南千住ララテラスのANTENDOにセモリナのチャパタがありました。お探しの食感に合うかは分かりませんが,温め直すと外側がバリっとして中はフンワリ引きの強い感じでした。

取り散らかってしまいましたが,また。

Commented by mw17mw at 2011-02-08 19:09
>まrさん
そうなのですか、柏は、今後の発展に期待という感じなのですね。
確かに、三日月さんのシロップは、氷に寄りそう感じで、あくまでも、主役は氷と言う感じですね。
南千住の情報有難うございます、今度行った時にチェックしています。