できて嬉しいような...浅草橋駅沿い路地裏デリ「ポン・ド・シエル」
2010年 08月 10日
今週の金曜日の夜、銀行員の時の友だちに会うので、お店を探していたら、何と、浅草橋駅前に「デリのお店」がオープンしていたのがわかったので、その話をば。
十年振りで会うその友だちは、現在、亀戸方面が勤務先とのこと、だったら、私と会うのは、錦糸町?両国?浅草橋?秋葉原?
どこでも良かったのだが、この方面、馴染みのお店とかお気に入りのお店もないので、だったら、やはり、浅草橋だと、浅草橋方面のお店を探したら、「今まで、行ってみたいと思いながら、一度も行っておらず、しかもその存在を忘れていたお店」が数店あったのだ。
そのうちの一つ「酒膳屋moon」という居酒屋さんのグルナビのページのメニューのところに、姉妹店ポン・ド・シエル(pont de ciel)というお店の紹介があったのだ。(ところで、「pont de ciel」はフランス語だろうが、どういう意味?)
でも、このページでは、そのお店がどこにあるのかもわからない。
で、改めて、ポン・ド・シエルでググると、既に食べログに登録があって、場所等紹介されていた。
7月5日にオープンしたらしい、私はこのお店の前は良く通っていたのだが、大抵、午前10時前に通っていたのだ。(このお店の営業は、11時半~22字とのことで、気付けない筈である。)
まさか、まさか、あの浅草橋に、「デリ」ができるなんて、信じられない。
酒膳屋moonのグルナビのトップには、「ヨーロッパ帰りのシェフが創る創作料理がお楽しみいただけます」と書いてあるから、きっと、文京区根津のマヌビッシュと文京区西片のアトリエ・ド・マヌビッシュの関係と同じで、食堂のお総菜部門なのかなと想像。
酒膳moonでも出せるお総菜を、ポン・ド・シエルで作って、しかも、小売するのかしらね?
早速行ってみた。
お店は、本当に目立たない路地にある。
どこにあるかというと、元の花市場跡にできた、真新しい京急INへの道の途中。(京急INのこのアクセスのページの地図がわかりやすい。)
線路に沿って、京急INを目指して歩くと、2つ目の角がパーキングなのだが、そこを右に曲がって右側三軒目、看板なぞ余り出ておらず、地味目のお店。
(そこを通り越すと、魚屋さんがすぐに見えるのだが、そこを右に曲がって左側に、H*Bがある。)
細長い奥が深い構造で、表面のケースには、サラダやキッシュ、ケーキ、グラタン、ローストポークなどが、20数種類、並んでいた。
中には、「ちりめん山椒有馬煮」「関東風厚焼き玉子」という和風のものが混ざるのが、いかにも居酒屋さんのデリ部門と言う感じであるが、その他、洋風では、「おつまみオリーブ」、「鰻と長葱のテリーヌ」、「サーモンとほうれん草のキッシュ」「夏野菜のキッシュ」「アンチョビジャーマンポテト」「ペンネグラタン(ボロネーゼ)」「イカとゴーヤのサラダ」「ローストポーク」etc.etc.(以上、ショーケースを写した画像から読み取ったのだが、何せ、光が反射した画像しか撮れなかったので、全部は書けない。)
お菓子は、シュークリーム、チョコレートバナナプリン、の他数種あったと思う。
価格は、抑えめな感じ。
その奥は、細長いカウンターと椅子があって、そこでイートインできるようになっている。
ご飯やフォカッチャなぞもあって、デリのお総菜と組み合わせたランチセット(500円)もあるようだ。
とりあえず、豚の田舎風パテ(350円)とシュークリーム(150円)を買って来て家で食べてみた。
田舎風パテは、豚肉の感じは良いのだけれど、塩気を相当抑えているような感じがした。
勿論、ワインの肴にするのなら、もっと塩気が強い方が良いと思うのだけれど、これだけ、塩気を抑えるのは、一般受けするように調整しているのかしらね?
ディジョンのマスタードをつけながら食べたら、とても美味しかった。
シュークリームは、中くらいの大きさで、カスタードクリームたっぷりで、文句はないのだけれど、どちらかというと、ケーキ屋のシュークリームというより、家庭で作ったシュークリームという感じ。
(フランス帰りのシェフが始めた居酒屋のお総菜部門ということで、パンとかケーキは家庭的な物かもしれないなと思う。)
また、ちょくちょく行って色々食べてみたいと思うのだけれど、昨日、豚の田舎風パテとシュークリームなどを食べたら、体重が上がってしまったので、週に一回か、二週に一度しか行けそうもない。(笑)
でもね、自分で作るのは大変な洋風のお総菜を近所で売ってくれて、しかも、手頃なら、ずっと続いて欲しい、そうしたら、たまに行ける、細く長い関係になりたい。
アトリエ・ド・マヌビッシュより、相当庶民的(=安い)と思った、でも、色々工夫して美味しいものを作っているわよ、的な感じが、良いと思う。
二種類くらい食べただけではこのお店は評価できないけれど、是非、ご近所の方は、お試しください。
店名は仏語で、空に架かる橋、天空へ渡る橋、でしょうか? 虹はラルカンシエルなので、虹とは違いますね。
私も信じられません、こんな何もないところに、デリなんて。
浅草や上野のような観光地から外れて、職住混合の地域だから、できたのでしょうか?
アトリエ・ド・マヌビッシュより相当庶民的ですが、そこらへんのスーパーのお総菜とは一線を画している感じと手頃な価格が嬉しいです。
つぶれないのを祈るのみ。(笑)
書き忘れました、「ポン・ド・シエル」の意味を有難うございます。
ポンは、イタリア語で、「端」というのは知っていたのですが、フランス語でも同じなのですね。
ラルクアンシエールは、多分、arch through the skyなのですね。
ポンが橋で、シエルが空、覚えました。(私はフランス語の辞書は料理辞典しか持っていないのです)
スールシエルドゥパリ(パリの空の下)にはセーヌが流れ、ミラボー橋(ポンドゥミラボー)がかかっている。シャンソンの名曲にあやかった店名なのかも? シェフに尋ねてみてください(笑)
滅相もない~、そんな立派なものではなく、ただの「仏和料理辞典」です。(でも、定価4千円です、昔お金持だったのだ)