チリソースって

私が小さい時、「チリソース」という調味料はなかった。
「チリ」と言えば、ま、海老チリにからんでいるソースで、トマトケチャップに豆板醤というイメージであった。

5,6年前だったか、パートしていた会社の若い女友だちが、我が家にご飯を食べに来たことがあった。
その時に、それぞれの得意料理に話題が及んで、その中の一人の女性が、詳しいことは忘れたが、最後「スイートチリソースをかけて食べるの」という料理を紹介した。
若い女性の台所に、今や、スイートチリソースは、常備されているとも言っていたような覚えもある。
それを聞いて、深追いはしないで、心の中で「スイートチリソースは、自分で作れるのに、最近の若い子は、出来上がりの調味料を買うんだ、時代だね~」とか、思っていたのだ。(浅はかにも、余りスイートチリソースを知らなかったので、エビチリのソースを作って、砂糖多めにすればいいのではと思ったのだ。)

でも、それは大きな間違いだと、最近わかった。

以下、東南アジア料理とかエスニック料理に疎い私の発見を綴ってみる。

今回、チリソースという調味料を初めて買ってみて、原材料を見ると、「とうがらし、ガーリック、砂糖、酸味料(クエン酸)、増粘剤(キサンタンガム)、調味料(アミノ酸)」であり、トマトは全然入っていない。
(ついでながら、スイートチリソースと、普通のチリソースと、スーパーホットチリソースと、スーパーガーリックチリソースの原材料は、全て同じであった。ただ、とうがらし、ガーリック、砂糖の割合が違うだけのようだ。→ということは、チリソースを買っておいて、スイートにしようと思ったら、砂糖を加えれば良いのかな?)

d0063149_2283944.jpgまた、このフラインググースマークの周りに、英語で「SRIRACHA HOTO CHILLI SAUCE」(シラチャ・ホット・チリソース)漢字で、「是拉差香甜辣椒醤」と書いてある。(シラチャは土地の名前のようだ)
「是拉差」は全然意味がわからないけれど、もしかして、これで、「シラチャ」と読むのかな?
その後は、私が好きな中国の調味料「辣椒醤」の前に「甜菜糖」の「甜」と「香」がついているから、「香りが良くて、甘くて、唐辛子味のスパイシーな調味料」という意味か?

調理用語辞典で、「チリソース」を引くと、「大部分の種を残し、皮を剥いた後、濃縮したトマトをベースに、塩・酢・チリパウダー・ナッツメッグ・シナモンなどを加えて調味した辛味のあるソース。玉ねぎ、にんにく、セロリなどを加えても良い。尚、日本農林規格(JAS)で、トマト加工品の一つとして規格が定められている。」と書いてある。
(カゴメのHPを見たら、確かに、トマト調味料の中に、「チリソース」があった。<しかし、私は実際に売っていたり、使っているのを見た記憶がないと思う。どこで売っているのだろう?>)

インターネットで、「チリソース」で検索すると、大抵は、調理用語事典と似たような内容。
大上段に構えて、解説している場合、やはり、そもそも西洋から入って来たチリソースの内容のみを記すものばかりのようだ。

余談になるが、インターネットで、エビチリを引いてみたら、これが結構面白かった。

甜麺醤が入った「麻婆豆腐」が陳建民さん発案の「和式中華」であることは、以前書いたが、実は、「エビチリ」も陳建民さんが、四川料理の「乾焼蝦仁」という「薬味と豆板醤で味付けした四川の海老料理」を元に、日本人の嗜好に合うように、アレンジした料理とのこと。
それがトマトケチャップと豆板醤で作る「エビチリ」なのだそうだ。(Wikipediaのエビのチリソースに詳しい)

また、もっと調べると、「恋する中国の『乾焼大蝦』」によると、「現在、中国本土では乾焼蝦仁ではなくエビチリの方が逆輸入され当地でも定番となっており、日本においても初期の乾焼蝦仁を出す店は既にほとんど無い。」そうなのだ。

へ~、日本式にアレンジした味付けが本場中国で採用されているなんて、面白い。(インターネットに書いてあることが本当ならば)

話をチリソースにもどすと、今回購入したタイ産の「チリソース」は、「唐辛子がベースで、粘り気があって、甘酸っぱい」ということで、トマトは入っていないけれど、英名を「チリソース」にしたものかしら?

まだ、不確かなことは沢山あるけれど、日本には、西洋風・中華風のトマト入りチリソースと、東南アジアのトマトなしの唐辛子のみのチリソースの二種類が混在しているらしい。

でも、良く考えると、メキシコ産のチリソースとかもありそう。
今度から、高級スーパーに行ったら、チリソースの原材料をしげしげと見て回りそう。
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by mw17mw | 2010-02-11 22:08 | 食材・食材のお店 | Comments(0)