江古田のベトナム屋台食堂「マイマイ」 1/3

昨年秋にお店自体が長期休暇中で、行けなかった江古田の「マイマイ」にB食のケイトさんに案内していただいた。(食べログは、こちら

昨年9月頃だっけ、ベトナムフェアにケイトさんに付いて行って、ケイトさんが頼んだチェーを少し味見させてもらい、とても美味しかったし、家にテイクアウトした「バインミー」というベトナムのバゲットサンドもとても気に入った。

その後、ベトナム風バゲットサンドの話をケイトさんとすると、「なますが決め手」とのこと。
私は「?」
というのは、ベトナムフェアで買って帰ったバインミーには、なますが入っていなかったから。
バゲットに、甘酢漬けの大根と人参が入って美味しいのかな?とは思ったが、ケイトさんが美味しいというのなら、きっと美味しいのでしょう、なます入りのバインミーが食べてみたいとのことで、江古田のマイマイに行くことになった。

お店は、江古田駅南口を出て、池袋方面ではない方に進むと、すぐに踏切がある。
踏切のところを左折すると、そこは、「江古田銀座」、それを少し、進むと左側に、古い木造家屋の平屋の建物が見えてくるのだが、そこ。(荒物屋さんの手前)
<この歩き方は遠回りだけれど、説明しやすい行き方。また、この行き方は三角形の二辺を歩いている。慣れてきたら、三角形の一辺を見つけて行くと良いと思う)

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「ベトナム屋台食堂」という設定だが、何だか、とても古い木造家屋全体を屋台に見立てた感じ。

引き戸を開けると、(行ったことないけれど)ベトナムの下町の雰囲気がいっぱい。
店のインテリア、食卓の小物、全て、メイドインベトナム?
それが皆可愛い。

ケイトさんのこのお店についてのお話をまとめると、(一部間違いがあるかも知れないけれど)

1.足立由美子さんというこのお店のご店主が、最初は、ベトナム雑貨のお店として開いて
  いた。

2.足立さんには二人のベトナム料理仲間がいて、一人がベトナム料理研究家の伊藤忍
  さんという方、もう一人が南麻布でベトナム料理レストラン「Kitchen」を経営している
  鈴木珠美さん。(この方は、東京都現代美術館の中にある「カフェ・ハイ」にも関わって
  いるとか。

  その三人で、ベトナムに良くある「チェーカフェ」を日本でも開きたくなって、足立さんの
  お店の一部で、期間限定で、「チェーカフェ」のお店を開くようになった。
  (チェーカフェというのは、ベトナム風の甘いもの屋さんか、喫茶店のようなものか。)

3.それが発展して、マイマイは、ベトナム雑貨販売を一部残しながら、食堂にしたとの
  こと。
  夜のメニューはベトナムの家庭料理で、昼の営業は土日のみだが、バインミー、
  ベトナム風カレーとビーフシチュウなどが食べられる模様。

この3人の方は、ベトナムへ料理留学した時に知り合った仲間とか。
私より20歳くらい若いのだろうけれど、いいな、ベトナム料理を習いに、ベトナムに行けるなんて。

私は、30年くらい前に「サイゴンから来た妻と娘」というドキュメンタリーを読んで、ベトナム人とベトナムの食べ物にすごく憧れた時期があるのだ。

何だか、その本は、本当に頭を殴られたくらいの衝撃があった、「人間は、仏様とご先祖様に相談しながら、明るく強く、しかも食いしん坊で生きていいのだ」と。
その本の中で、戦争の中で、ややもすれば、可哀そうな被害者になりがちな状況の中でも、ベトナム人は、大家族制度の下、図太く、したたかに明るく生きている様子が描かれていた。

何せ、昔は中国の属国、その後はフランスの植民地、30年前はアメリカ(アメリカは支配はしていなかったとのこと)と、ベトナムは長年、どこかの国に支配されていたわけなのだけれど、その状況の中、庶民は、明るくたくましいのだ。
その生活の実態を読んでいると、どこにも支配された経験のない島国日本の庶民の方が、明るくないような気さえする。

日本人と結婚して東京にサイゴンから来た妻、近藤ナウさんは、心底明るく強い。サイゴンあたりのベトナムは、南国で気候が良いので、一生懸命働かなくとも豊かな自然と美味しい食材がいっぱい、また、ナウさんが作る料理の記述は本当に美味しそうだったし、また、ナウさんは心底真性の食いしん坊に描かれていたから、本当に憧れてしまった。

大阪に転勤になるまで、2,3ではあるが、東京のベトナム料理のお店に行ってみたりもしたが、そんなに感激しなかった覚えがある。

また、その頃、ベトナムに旅行に行きたいと思ったのだが、まだ、当時は「危ないsじょ、衛生状態が良くないからやめておいた方が良い」という見方が強く、諦めて、マレーシアにしたっけ。

そのベトナム料理仲間の三人の女性のことを聞いて、生まれた時代が遅ければ遅い程、ベトナムに料理留学できたのか、とちょっと羨ましかった。
(きっと、私が若い頃チャンスがあっても、私は行かなかったような気がする。好きな物、好きな道に真っ直ぐになれないところが私にはある。一応、嫌いな仕事でも、確実に稼げるなら、まずは、ちゃんと一生暮らせるように稼ぐことを第一にするように育ってしまったみたい)

でも、今後、将来、一週間でもいいから、ベトナムで料理を習うツアーがあったら、参加したい。
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by mw17mw | 2010-01-25 22:55 | 飲食店・菓子店 | Comments(10)

Commented by もず at 2010-01-26 09:02 x
まりんばさん、おはようございます。お久しぶりです。ベトナム料理、おいしそうですね~。「サイゴンから来た妻と娘」昔ドラマで見た記憶があります。子供だったのでよくわかってなかった気がするのですが、まりんばさんが書かれていることにとても興味がありました。仏様と・・・。の部分、本当に生きていく基本に様な気がします。私はロシアの諺の「愛は胃袋経由」「本当にいい家は建物の見た目ではなくスープの味で決まる。」が大好きなのですが、貴族によって圧政をひかれ、後に独裁国家になったこの国の庶民のたくましさを感じます。何だかまりんばさんが書かれていたベトナムと同じ感じを受けました。基本を押さえている国は底力がある気がします。
ベトナム料理、一度しっかりと食べてみたいです。
Commented by mw17mw at 2010-01-26 11:36
>もずさん
お久しぶりです。

>仏様と・・・。の部分、本当に生きていく基本に様な気がします。
「愛するということ」に、人間が宗教を作り、神や仏を信じ、怖れるのは、生活の知恵でもあるというようなことが書いてありました。
「自分は誰よりも偉い、全知全能だ」と思い込む愚かさに歯止めをかけるために、神の方が偉いと思うことが必要だそうです。
それが、「仏様とご先祖様」と二つ自分の上におけば、完璧かも。(笑)
(「サイゴンから来た妻と娘」では、もう一つ占い師も入っていたかも知れません)

私、サイゴンから来た妻と娘の本、持っていると思ったら、ありませんでした。
図書館で借りて来て、読み直してみます。

あの等間隔で伸び伸びと育てられる野菜より、狭いところに種を捲き、生き延びるのを競争させるシステムの方が美味しい野菜ができるのと同じかも知れませんね。
生活が大変そうな国の方が、より逞しいDNAしか残れないのかも知れませんね。
Commented by Khun P at 2010-01-27 13:52 x
はじめまして。ベトナム料理大変美味しいですね。私も好きです。ベトナムでは観光で訪れても日程に合わせたプログラムがありますよ。観光の際にも是非。私はタイでタイ料理を学び日本でタイ料理店を営んでおりましたが、またタイに帰ってきて勉強しています。
Commented by mw17mw at 2010-01-27 19:09
>Khun Pさん
はじめまして。日本では、ベトナムよりタイ料理の方が圧倒的に人気ありますよね。
私は、ちょうど東京にタイ料理のお店が増えつつあるときに、大阪に転勤してしまったので、何だか、足を突っ込み損なって、今に至っております。(どこが美味しいとか良くわからない状態)
Khun Pさん、とても素敵な履歴ですね、「タイに帰って来て」という言葉も素敵!
是非、頑張ってください。

タイにも、ベトナムと同じで、独自のファーストフードとかあるのでしょう?
日本に帰って来て、新しい味を紹介してくれると嬉しいです。
Commented by 日本橋海苔店 at 2010-01-28 11:44 x
ご無沙汰しております。
個人的な話で恐縮ですが、私江古田の出身でして、
マイマイの足立さんは小学校の同級生でした…
この間25年ぶりに小学校の同窓会をやって
再会したところでしたので
世間の狭さを強烈に感じて思わず書き込んでしまいました。
すみません…
Commented by mw17mw at 2010-01-28 22:23
>日本橋海苔店さん
お久しぶりです、前回、お返事し損なって失礼いたしました。
しかし、世間は狭いですね~。
小学校の同級生ですか?
お二人とも、小学生の時、可愛かったでしょうね。
それにしても、食品にこだわる職業についた人が二人も出て、江古田は、食いしん坊地域かもね。
Commented by ケイト at 2010-01-30 03:50 x
コメント遅くなりました。
足立さんはマイマイの先の荒物屋さんのお嫁さんです。
元々は荒物屋さんの倉庫だったようです。
雑貨やさんとしてスタートした頃(又はその後)からバインミーなどを
出してらしてその後食堂専門になり、さらにチェーカフェも出すようになったという順番なのだと思いますよ。

ところで日本橋海苔店さんのコメントを読むと足立さん自身も
江古田のご出身のようですね。
ご夫婦は幼馴染なんでしょうか?
Commented by 日本橋海苔店 at 2010-01-30 09:24 x
>ケイトさん
マイマイの足立さんは荒物屋さん(サンアダチ)の息子さんのお嫁さんなのですね。
私が同級生なのはお嬢さんなので、お兄さんのお嫁さんなんですね。
気になりましたので今、小学校の卒業アルバムひっくり返して確認しましたら
下の名前が違いました。間違えたようです。大変失礼しました。
Commented by mw17mw at 2010-01-30 23:25
>ケイトさん
ご案内、本当に有難うございました、美味しく、且つ楽しかったです。

くだらない話ですが、昨年秋に、「マイマイは、隣の雑貨屋さんのお嫁さんが経営している」と聞いた時に、勝手に、「ベトナム人」だと思い込んでいたので、今回、日本人でちょっとびっくりしました。(そこまで、ベトナムに入り込んだ日本人というのが想像できなかったから、そう思ってしまったのだと思います)
Commented by DIO at 2010-02-05 01:17 x
>日本では、ベトナムよりタイ料理の方が圧倒的に人気ありますよね。

実は、私もタイに数ヵ月在住経験があるのですが、当時は貧乏だったため、現地の
大衆食堂のようなところで食べることが多く、「カオパット」や「バーミー・ナーム」
「クイティアオ」ばかりの毎日でした。

さて、タイ料理と言えば・・・既にご存じかも知れませんが、観音裏には最近ちょっと
話題になっているタイ家庭料理屋さんがあります。
「ソンポーン」という、浅草5丁目に1年ほど前にできたお店で、店名は調理担当の
タイ人奥様のお名前だそうです。私はまだ入店したことはありませんが、ググると
結構出て来るので、もしまだご存じなくてご興味がございましたら、おヒマな時にでも
検索してみてください。観音裏・タイ料理店情報のご提供でした。