発泡酒の研究 1
2005年 06月 23日
でも、毎日違う発泡酒を飲んで、結構楽しかった。
結局、発泡酒の味は、麦芽比率25%以下だと酒税が安いということで、全てのビール会社が、麦芽比率25%以下で、「いかに美味しく、いかにビールに近い味」を出すのか、研究に研究を重ねた結果の味だと思う。
だから、飲んでみて、「これは何を真似した味」とかわかりやすくて面白かった。
ただ、何を飲んでも味が薄いと感じたし、全てのバランスが取れている発泡酒は少ないと思った。
例えば、ビールだと味の美味しさを感じるのと酔いの回ってくるのがほぼ同じスピードであるのに、発泡酒の場合、飲んでいるとき、清涼飲料水を飲んでいる時のように全然酔って来ないのに、飲み終わった後で、急にアルコールが脳や身体に回ってくるものもあった。
発泡酒を色々飲んでみて、改めて、「ビールという製品は完成度が高くて、均整が取れている」と思った。
私が飲んだ発泡酒と評価
<キリン編>
淡麗...スーパードライのような切れ味で甘さがなく、スーパードライが好きな人は淡麗かな?
という感じがした。
味は薄いけれど、発泡酒の中では味がはっきりしている方だから、これが人気ナンバ
ー1というのも分かる気はする。(154kcal)
淡麗 グリーンラベル
...こちらは、糖質70%カットというだけあって、淡麗よりも、本家のスーパードライよりも、
一番ドライ度(切れ味感)が強い感じがした。
本当の真夏に飲んだら美味しいかも。(102kcal)
極生...キリンのHP見ると「飲みやすさ」を追求したように書いてあるが、
切れ味はあるけれど、淡麗に比べて柔らかな感じ。(ドライ度が弱いかな?)
「スーパードライの切れ味」と「キリンラガーのような個性の薄い感じ」が合体している
ようなイメージで、味としては中途半端な印象があった。
色々な発泡酒とビールを夕飯のときに飲むと、どうしても眠くなったが、この極生は、
眠くならなかった。
そういう点で、「発泡酒は飲みたいけれど、まだやりたいことがある」ときに
この「極生」を飲もうと思った。(147kcal)
黒生...これは、黒ビールを真似たのかと思う。
他の発泡酒は、スーパードライ系統を真似ようとしている中、黒ビールの感じ
を出そうと頑張ったと思われる味。(勿論薄いけれど)
何というか、ビールの持つ「苦さを美味しく味わってもらいたい」という主旨が
よくわかる。
結構、個性がはっきりしているし、一度飲んでみる価値はある。(154kcal)