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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

上野 京個室「辻が花」

今日の3週間前の土曜日、母の七回忌の法要を行った。
母方の親戚は、先日、蒲田の叔父が他界したので、東京には一人もいなくなってしまったし、山梨の兄弟は老齢化で、東京まで出てもらうのも悪いので、父方だけで、行った。

我が家の近所の寺で、お経をあげていただき、お坊さんのためになるお話を聞いてから、テクテク上野広小路まで歩いて移動。(本当は、ちゃんとタクシーを考えていたのだけれど、皆、歩きたいとのことであった)

お寺でお経をあげてもらうのが、「法要」で、その後の宴会を何て呼ぶのかわからない。
案内状を作る時、「法要後の粗宴」という例文をインターネットでみつけて、そのまま写したけれど、正式に何て言うのだろう?

その粗宴は、弟が選んだ、上野鈴の屋ビルの中にある「京個室 辻が花」というお店。
お肉と野菜のせいろ蒸しが名物だそうだ。

上野鈴の屋ビルだったら、梅が花の方が有名で行ってみたいと思っていたのだが、弟のチョイスは、「お豆腐料理ばかりでは、若者に受けない」とのことで、お肉が出てくる「辻が花」になったそうだ。

確かにね、高校生・大学生の男の子に、お豆腐のコースを食べさせたら、その後、「ハンバーガー買うからお金ちょうだい」ということになりかねないし、また、お肉が出てくると言っても、薄切りのお肉のせいろ蒸しだから、くどくなく、中高年も抵抗がないから、良い選択だったと思う。

結論から言うと、全体的にはまあまあの評価かな?そんな大きな失点はないと思うのだけれど、3週間前のことだし、その後、いつもは使わない神経を使わざるを得ない毎日を送ってしまったせいか、余り良く覚えていないのだ。←呆けたせいかも?(笑)

実は私は結構お酒が強いのだ。
注ぎ合うビールと日本酒チャンポンで、注がれるものは、全て拒否しないで飲み、久々、会う従姉妹たちを初めとする親戚たちとゆっくり和やかな雰囲気で、話せて楽しかった。
(お祭りの時も、上の従姉妹一家とは会えるのだが、お祭はどうも落ち着かなくてね~)

上野 京個室「辻が花」_d0063149_2234228.jpg先付けや焼き物、煮物等が出て来た後、メインの湯気が立っているせいろが運ばれてきた。
上の段には、大振りに切った野菜がきれいに並び、下の段には、もやしの上に豚肉の薄切りが広げられていた。
たれは、ポン酢と胡麻だれ。

既に、お酒とビールと料理でお腹いっぱいで、そんなに量は食べられなかった。
色々な野菜が同じような具合に柔らかく蒸されているのが、すごいな~、例えば、人参と大根と里芋では、柔らかくなるまでかかる時間が違うと思うのだけれど、どうやっているのだろう?
そんな細かいことを気にせず、いっぺんに蒸しても、大丈夫なのだろうか?

上野 京個室「辻が花」_d0063149_22345982.jpgお肉は、素材がまあまあなのか、味もまあまあ。(笑)
こちらが酔っぱらっているせいか、まあまあ美味しく食べられた。

それから、数日後、自分の夕飯として、蒸し皿に、もやしとキャベツを敷き、豚バラ肉の薄切りを並べて、水蒸気で蒸して、ポン酢で食べてみたが、野菜は蒸すと美味しいのだけれど、お肉はだめだった。
何故かというと、蒸すことによって、お肉の表面に浮いたアクが一緒に口に入って来るのが、美味しくないのだ。

これだったら、例えば、ストウブに少し油を引き、野菜を入れて、弱火で水なしで蒸し、野菜にある程度火が通ったところで、お肉を拡げて蒸したものの方が美味しいと思った。
きっとお肉のアクを取らない料理だから、油を使った方が、アクの味が胡麻化されるのだと思う。

もしくは、水蒸気で蒸すのなら、胡麻だれの方が合うかも。
それとも、ポン酢にもちょっと油を入れれば、合うかも。
または、水蒸気で蒸し上がったお肉に、油を回しかければ、美味しいかもと思う。

今、冷たいストウブに、オリーブ油を少々引き、切った野菜を入れて、蓋をし、弱火で蒸して、少し蒸し上がったら、野菜の上下をひっくり返し、そこに、切ったお豆腐と、野菜を入れて、再び、蓋をして、全てが柔らかくなるまで、また、お豆腐が熱々になるまで、蒸し上げる料理が気に入っている。
これをポン酢で食べると、簡単で野菜が沢山取れて、美味しい。
今、気に入っている。
Commented by DIO at 2009-11-15 11:17 x
>お寺でお経をあげてもらうのが、「法要」で、
>その後の宴会を何て呼ぶのかわからない。
>正式に何て言うのだろう?

「法事後の会食」ということなら「お斎(おとき)」が正式なのでしょうが、
本来はお坊さんを呼んで正しい料理を出すものなので、
今一般に行なわれているような食事会なら、普通に「会席・宴席」などで
いいのかも知れませんね。
Commented by mw17mw at 2009-11-15 15:32
>DIOさん
では、やはり、主催者側として「粗宴」と呼ぶのが当たっているようですね。
お坊さんも呼んだ方が良いのでしょうが、先方もお忙しいでしょうし、うちも兄弟皆接待が下手なので、呼ばないで、適当に親戚だけで宴会を開いています。
Commented by uwomaru at 2009-11-15 21:43
よくあるレシピですが、白菜たまねぎ薄切り豚肉を何層にも重ねて酒を振り、
お好みレベルまで蒸したものも、なかなかイケますよ。
私はポン酢がないので塩と胡椒を最後にぱらっとかけます。
16cmラウンドで作ると、生の分量で1.4L分ですが、出来上がりは常識的な量です。
あ。栄養的には、薄切りにした人参を混ぜても良いかもしれませんね。

それにしてもせっかくオーバルなのですから、一匹魚の酒蒸しも是非。
長ネギを敷いてやれば、手入れもそう大変ではないと思います。
ストウブ調理のときは特に、調味料は控え目が良いですね^^
Commented by mw17mw at 2009-11-15 21:51
>uwomaruさん
お久しぶりです、「ストウブ」という文字を打ち込むと、必ず登場してくださるのが嬉しいです。(だって、ちゃんとチェックしていてくださっているとわかりますから)
玉ねぎの薄切りですか、これが甘くなりすぎたものが苦手なのですよね、そこに気をつけて作ってみようかな?

は~い、一度はやってみなくてはと思っている「魚の酒蒸し」です。
土曜日に築地に行って、鯖を2尾買って来たのですが、ぜ~んぶ〆鯖にしてしまいました。(笑)←〆鯖に目のない私ですから
一匹魚の酒蒸し、こんど、ほうぼうでやってみますね。
〆鯖食べ終わってからかな?
頑張ります。
Commented by hanako at 2009-11-16 14:11 x
もう七回忌ですか・・・
ついこの間のような気がしますが・・・月日が経つのは早いですね。

無事におわられたようで、なによりです。

ストウブ、普通にお魚の煮つけでも美味しいです。
初めて作った(いいえ、正直言えば。。作ってもらった)のがこのお料理で、海外の怪しげなお魚だったのに、おっ!という美味しさでした。
Commented by mw17mw at 2009-11-16 23:56
>hanakoさん
本当に、早いもので、母が他界して6年経ちました。
6年、長いような気もするし、あっという間のような気もします。
ストウブ、土日でも魚料理してみますね。
Commented by S at 2009-11-18 16:12 x
ストウブ鍋でなく、ル・クルーゼでも同じように、蒸せますでしょうか。
もし、可能なら野菜蒸しにトライしてみます。
Commented by mw17mw at 2009-11-18 23:40
>Sさん
多分大丈夫だと思うのですが、私はルク持っていないのですよ。
どなたか、持ってらっしゃる方がレスしてくださると嬉しいのですが。
ま、とにかく、油を少し引いて、火は弱火で、蓋をして、炒めるというより、チリチリ弱火で焦げないように火を通す感じかな?

どなたか、ルクを持ってらっしゃる方、教えてください。
by mw17mw | 2009-11-14 22:35 | 飲食店・菓子店 | Comments(8)